Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Gaja Gaia & Rey Chardonnay 2017

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、最初に供されたのがランゲのシャルドネ。
この日のイベントに来られていたのがアンジェロ・ガヤ氏の娘ガヤ(Gaia)さん。
そう、このワインの名前は娘のGaiaさんの名前がつけられています。
「イタリアのモンラッシェ」とも言われるイタリア産シャルドネの最高峰を、
その名前を因んだご本人と共にいただくとは何とも不思議な感覚です。


IMG_0547
去年のイベントにはアンジェロパパが来たそうですが、今年は娘さん。
GAIA & REYをいただくなら娘さんとの方でよかったって思います。(笑)
因みにガヤ・エ・レイのレイの方は祖母のお名前との解説が多いんですが、
ガヤさん本人いわく、アンジェロパパのおじちゃんがレイだと言ってました。
ガヤさんの曽祖父にあたる方ですね。聞き間違いかな?真相は闇の中…。


今回いただいた6本の空ビン勢揃い。
IMG_0585
あと3本まだ記事にしていませんが、ぼちぼちやっていきます。(笑)


公式ページは例によって情報なしなのでネット情報に頼ります。
・シャルドネ 100%
熟成はバリックですが期間はわかりませんでした。
ガヤ女史の解説では、この2017年は酸味を活かすため、
マロラクティック発酵を行なわなかったそうです。
いわゆるリンゴ酸を乳酸に変えずに残したわけです。
何だかヴィンテージ毎にいろいろやってるんですね。
因みにガヤのシャルドネ畑はバルバレスコとバローロにあるそうです。


さて、いただきましょう。
Alc.14%。
薄いイエロー。
撮る前に飲んじゃったので写真はなし。
1枚目のグラスの写真をご参考ください。
白桃。水飴を薄く溶いたような香り。 ごく軽い香りです。
スワリングで梨っぽいのも香ってきました。
辛口アタック。
透明感ある味わいですが、すぐキレのいい酸に変わります。
これがリンゴ酸の効果かな。
喉越しにかすかな苦味を感じつつフィニッシュ。
後味にぶどう本来のフルーティさがチラ見えしたような。
イタリアのモンラッシェはどうかと思いますが(笑)、
個性的ではあります。


*****


Gaja
Gaia & Rey Chardonnay 2017
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Domaine Santa Duc Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013

以前サンタ・デュックのエリタージュというVin de Franceをいただいてます。
なかなかのうまさだったので、もう少し上のレンジを試したくなります。
やはりジゴンダスの作り手ですから、ジゴンダスをいただいてみましょう。
パーカーおじさん91点ですって。これは楽しみ。


IMG_0671
1874年から6世代続く老舗。1984年イヴ・グラ(Yves Gras)さんが引き継ぎ、
それ以降、めきめきと頭角を現し、「ジゴンダスに君臨するチャンピオン」と、
パーカーおじさんをして言わしめるほどです。


公式ページはシンプルながら情報豊富。

今日のは3種類あるジゴンダスのラインアップ中一番下で、
「Aux Lieux-Dits」の名前が示すように複数の畑(8ヶ所)からです。
セパージュは、
・グルナッシュ 75%
・シラー 10%
・ムールヴェードル 13%
・サンソー 2%
手摘み収穫、一部除梗、自然酵母。
熟成は大樽とテラコッタのかめで18ヶ月だそうで。


ジゴンダスのワイナリー訪問。
SantaDuc01
立派な施設ですが、あまり近づけず。

公式ページの写真を拝借してコラージュしておきます。
Duc01


恒例、Google Mapからこんにちは。
SantaDuc02
ジゴンダス以外にもシャトーヌフやヴァケイラスなんかも作っています。


さあ、抜栓です。
IMG_0666
キャップのエンボスがカッコいいです。コルクも専用、横ミレジム入り。

コルク平面化しておきます。
IMG_0667
「Aux-Lieux-Dits」専用ということがわかりますね。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_0669

最初に来るのが酸の香り…ブショネ風…エッ!!
なんだか嫌な予感です。

黒ベリー、トリュフ、ゴム…?
飲めなくはない味ですが、明らかなブショネ臭も感じます。
ブショネ風味はつきまとうんですが、そんなにも強くない…。
まだまだ軽症のブショネの部類とは思いますが、
酸味も強めで、タンニンと拮抗していい効果は出てません。
とにかく「欠陥」確定。残念!

このブログをつけ始めてから850本ほど飲んでますが、
ブショネは疑い含め7本ありました。確率にして0.8%。
巷では2~3%といいますから、あまり高くないようですが、
全体の2割以上はスクリューキャップですから、
それを差し引いて計算すると、1%以上は出てますね。
いや、DIAMなど合成コルクも省くと…数えるのが大変ですが、
ザクっとコルクの1/3が合成コルクとして、1.7%くらいです。
世間で言う2~3%に近づいてきますね。

サランラップでブショネ臭が取れると聞いたことがあるので、
せっかくなのでこの際実験としてサランラップを投入してみました。
ポリエチレン製でないといけないという情報もあり、ポリエチレン袋も一緒に投入!
完全には無理ですがちょっと軽減された気がします。
ただ、うまくなるわけではありませんのでご注意を。(笑)


*****


Domaine Santa Duc
Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013
RRWポイント 76点
(まだ飲めたので一応点数つけました。)

Viña Ventisquero Root:1 Pinot Noir 2017

ビニャ・ベンティスケロが(たぶん)アメリカ向けに展開するルートワン。
フィロキセラ禍を受けなかった接ぎ木していない自根が自慢の、
ルートワン(根っこは一つ)を前面に押し出すチリワイン。
以前からこのワインはカルメネールばかり飲んでいましたが、
ピノ・ノワールもラインアップされてるので、一度お試ししてみます。


IMG_0634
ブルゴーニュ型ボトルなので、いつもの長~い根っこのイラストは短め。
は根っこの周りに説明文がぎっしりでしたが、なくなったようです。


ビニャ・ベンティスケロの公式ページはこちら。

ここから傘下のブランドへのリンクが貼られています。

ルートワンは専用の公式ページがあります。

スペイン語に切り替えられないアメリカ向けのサイトになっています。
で、得てして、こういうサイトにはワイン情報がありません。
仕方がないので、ベンティスケロのバリエタルのピノ・ノワールのデータを見ます。
同じカサブランカ・ヴァレーで作られ、ほぼほぼ同じと推察します。
・ピノ・ノワール 100%
多分除梗ありで、発酵前に低温浸漬を行います。
20%のみフレンチオークで、残り80%はステンレスタンクで10ヶ月熟成。


公式サイトにあったカサブランカ・ヴァレーの紹介写真。
R12
「南アメリカのマールボロ」って表現、イケてるのでしょうか?(笑)

カサブランカ・ヴァレーの位置確認だけしておきましょうね。
R1
首都サンティアゴから海岸のバルパライソに向かうハイウェイを走ると、
到着前に両脇にブドウ畑が広がります。そこです。


ラベル平面化…ではなくボトル平面化画像。
IMG_0506
ボトルに直接印刷されていても画像ならはぎ取れますね。
私が開発したデジタル・ラベル・コレクションはやっぱりスゴイです。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_0631
キャップにルートワンのイラスト入り。にくいねえ。

Alc.13%。
しっかりしたルビー。クリア感はあります。
IMG_0632

フランブエサ(フランボワーズのスペイン語)、チェリー、紅茶。
辛口アタック。
酸・タンニン控えめで味の輪郭が際立ちます。
シナモンがフッと香るようなエレガントな味。
余韻がちょっとあっさりなのが残念ですが、
もうこうなると些細なことです。

自根ピノの深みなのか、素晴らしいピノです。
よく出来ました。


*****


Viña Ventisquero
Root:1 Pinot Noir 2017
RRWポイント 93点


Château Beychevelle Les Brulières de Beychevelle 2015 Haut-Médoc

メドック格付け4級、サンジュリアンのシャトー・ベイシュヴェルです。
で、そこのオー・メドックのサードワインをいただきます。
ベイシュヴェルのファーストは2000年を過去に試しています。
セカンドやサードはシャトーの方針によって位置づけがまちまちですが、
ベイシュヴェルのファーストとサード、どれぐらいの違いがあるもんでしょうね。


IMG_0650
ファーストやセカンドは船の絵ですが、サードはずばりシャトーです。
このシャトーが美しくてメドックのプチ・ヴェルサイユと呼ばれてるそうで、
自慢のシャトーはサードラベルを飾りましたってことですね。


公式ページはこのカッコいいトップページ。日本語もあります。
Bey01
セカンドのAmiral de Beychevelle(アミラル・ド・ベイシュヴェル)と共に、
レ・ブリュリエール・ド・ベイシュヴェルもちゃんとサードとして載っています。
オー・メドックの畑からながらファースト、セカンドと同じケアをしてますとのこと。
ただ、更新が遅いようでミレジム毎のデータが2012年までしかありません。


困ったなと思っていると、裏ワザがありました。
まず、ネックの本モノ認証のQRコードをスキャンすると…
bey02
シールと同じ4桁の記号で本モノが確認でき、ウェブページに誘導されます。

するとどうでしょう。このワインの2015年のデータページにリンクするのです。
Bey03
セパージュは、
・メルロー 65%
・カベソー 35%
樽熟は新樽率20%のフレンチ(一部アメリカン)オークで20ヶ月。
畑はサン・ジュリアンのすぐ南のキュサック(Cussac)にあるのもわかりました。
この畑はカベソー比率を将来50%まで引き上げていくだとか、
2008年から100%オーガニックだということも書かれています。
シャトー・ベイシュヴェルは日本のサントリーが共同所有してるとか…。
サントリーさん、ラグランジュも所有ですから野望が半端ないですね。(笑)


恒例ですからシャトー訪問しておきます。正門ですが裏手っぽい入り口です。
Bey06
シャトーがジロンド川の方を向いているのでストビューでは正面見えず。

例のトップページの画像にシャトー正面がおぼろげながら写ってます。
Bey05
ジロンド川に向かって敷地が開けていて、実際もこう見えそうです。

今日の畑はサン・ジュリアンのすぐ南、オー・メドックのキュサックにあります。
シャトーから5Km南、ジロンド川からも少し離れている所の12haだそう。
Les Brulières de Beychevelleは畑名らしいですが、場所特定はできず。
それでもだいたい、シャトー・ボーモンの近所だと思われます。
Bey00
サン・ジュリアンを俯瞰する地図を上げたので、いつものおさらい。
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをリストアップ。

(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトーでした。


エチケット平面化画像。
IMG_9480
裏ラベルを隠さないインポーターシールはえらい。


さあ、抜栓。
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オー・メドック専用デザインのキャップにコルク。横にミレジム。完璧。

コルクも平面化しておきます。
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合成コルク、DIAM5を採用。5年耐用のちょっといいやつです。
はさみ式のコルク抜きを使ったので表面が少し荒れてしまいましたね。

Alc.13.5%。
ガーネット。
IMG_0648

黒ベリー、森の下草、なめし革、黒胡椒...。
ボルドーの偉大なワインにある複雑な熟成香を感じます。
クール感ある辛口アタック。
骨格のしっかりした味わいですよ。
タンニンは心地よい収斂性を喉元に与え、
いいバランスのまま余韻に続いていきます。

傑出した感は弱いのかもしれませんが、非は全くないです。
いや、ファーストに迫る...もしくは超えてるんじゃ…。
良年2015年というのもあるかもしれませんが、
「オー・メドックでもとってもいいじゃないか!」が結論。


*****


Château Beychevelle
Les Brulières de Beychevelle 2015
Haut-Médoc 
RRWポイント 94点


Beau Pressoir Cabernet Franc 2017 Pays d’Oc

カルディで1000円ほどのとってもお手頃ワインなんですが、
ラングドックカベルネ・フランというのに惹かれました。
カベルネ・フランのモノセパージュはいつもロワールのが多いですから、
たまにこんなのを見つけると思わず手が出てしまいます。


IMG_0623
Beau Pressoirは「美しいぶどう絞り機」って意味でしょうか。
イラストに昔ながらのワインプレス機が描かれています。


作り手は、Les Producteurs Réunis à F34360 Cébazanとありますから、
フランスによくあるワイン生産者の共同組合ですね。
セバザン(Cébazan)はサン・シニアン(Saint-Chinian)近くの町です。
ワイン生産者組合としての公式ページはなさそうですが、
セバザンの町の公式ページにコンタクト情報が載っています。

というわけで、ワイン情報なし。カルディのサイトでも金賞受賞(笑)くらいの情報。
まあ、カベルネ・フラン100%らしいので、それでOKとします。


ワイン生産者組合だとしても、恒例の作り手訪問しますよ。
StChinian03
田舎の大きな古びた建物です。直売もやってそうですね。
場所がAOCサン・シニアンですから、今日のIGP Pays d'Oc以外にも、
AOC Saint-ChinianAOC Minervoisも出してるようです。

ラングドック全体からするとこの辺りになります。
StChinian01
AOC Saint-ChinianとAOC Minervoisは隣接してますね。
この辺りの作り手が集まった協同組合だと思われます。

お手製の地図は見にくいのでネットでの拾い物地図も上げておきます。
StChinian02
ラングドック・ルシヨンのいい地図ってあんまりないんですよね。
またGoogle Map地図を作り直したいとは思っています。(笑)


エチケット平面化画像。
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金賞はドイツのBerliner Wein Trophyのものですね。


さあ、スクリュー回転。
IMG_0622
無印キャップ! しかたないですね。(笑)

Alc.13%。
ガーネット。涙は形はっきりしないやつです。
IMG_0620

黒ベリー、赤ベリーっぽいのも香ります。
シナモンかリコリスも。
うまげな辛口アタック。
軽めですが複雑味も感じ飲みやすいです。
タンニンはなめらかで余韻に好影響。
総じて軽さを感じるんですが薄っぺらさはなく、
素性はすごくいいと思います。
値段的にはとっても「偉い」と思われます。


*****


Beau Pressoir
Cabernet Franc 2017
Pays d’Oc
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名な僕の名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

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