Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Domaine de l’Arlot Côte de Nuits Villages Au Leurey 2017

ブルゴーニュ白の経験値を上げるため、ドメーヌ・ド・ラルロの白を開けましょう。
以前Côte de Nuits Villages Clos du Chapeauを試し、相当おいしかったところ。
きっと白もおいしくできる作り手に違いないと見込んでの抜栓であります。(笑)
Côte de Nuits Villagesですから、一応村名AOCであるわけだし…。


IMG_1994
ドメーヌはニュイ・サン・ジョルジュの南側のプルモー・プリセーにあり、
(プルモー・プリセーはAOCニュイ・サン・ジョルジュを名乗れます。)
周りが所有の1級畑クロ・ド・ラルロ(Clos de l'Arlot)に囲まれています。
ドメーヌ名はこの畑から来ています。(Arlotは元々地下を流れていた小川だそう。)


公式ページはカッコいいですが、無駄な効果が多くて少々めんどくさいです。(笑)

さて、今日のワインは道を挟んでドメーヌの真ん前という場所の畑からでした。
このオー・ルーリー(Au Leurey)はもともとはピノ・ノワールの畑でしたが、
2006年にシャルドネに植え替えられたんだそうです。
・シャルドネ 100%
新樽率20~25%の樽で12~15ヶ月の熟成です。


さあ、ドメーヌ訪問。立派な門というか壁ですが、この壁の延長が、
所有畑(モノポール)クロ・ド・ラルロをぐるっと囲う石垣に繋がってます。
Leurey01
そして今日の畑がドメーヌの真ん前です。

公式ページには所有畑の位置が示され、クリックでワイン紹介に飛びます。
Leurey03
畑名もちゃんと書いてあってとっても親切。
前に飲んだクロ・デュ・シャポーにもちゃんとピンが立ってますし、
ロマネ・サン・ヴィヴァンにも区画を持ってるようですね。

いつものLuc Corporation様の地図を拝借してドメーヌと畑の場所を確認。
Leurey02
1級、村名、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ、AOCブルゴーニュ、
色分けで分布が非常にわかりやすい。斜面と地層の関係がわかりますね。

そうそう、そのオー・ルーリー(Au Leurey)の畑に行ってみなくては。
Leurey04
いやあ、いい感じです。遠目にドメーヌ・ド・ラルロが見えます。


エチケット平面化画像。
IMG_1988
インポーターシールは透明で控えめで裏ラベルを隠さない優等生。


さあ、抜栓。
IMG_1991
キャップシールのエンボスいい感じです。

コルクも平面化。
IMG_1992
オー・ルーリー専用品ですが横ミレジムはありません。

Alc.13.5%。
イエロー。
IMG_1993

梨、青リンゴ、バター、最初シーチキンっぽかった。(笑)
しっかりと樽が効いている印象です。
まったりとした辛口アタック。
酸も生き生きしてるのに気づきます。
芯は柑橘系のコンク。
苦味もかすかにあって全体的に複雑な感じがし、
エレガントと評してもいいようなまとまりに帰結します。
まったり余韻も長いです。
あとは酸の評価ですね。
もう少し寝かしてもよかったかもしれません。


*****


Domaine de l’Arlot
Côte de Nuits Villages
Au Leurey 2017
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Cline Cellars Ancient Vines Carignane 2017

リカマンのちょっと品揃えの多い店舗でアメリカワインのコーナーを物色中、
カリニャンのバリエタルを発見。Contra Costa Countyとな。どこじゃろ?
これはお試しをして、チェックしてみないといけません。(笑)
カリフォルニアのジンファンデルやカベソーに飽きてたのでちょうどいいです。


IMG_1966
クライン・セラーズは1982年コントラ・コスタ郡のオークレー(後ほど確認)
でオーナーのフレッド・クレインさんが設立した家族経営のワイナリーです。
1880年代からその地に植えられていたムールヴェードルやジンファンデル、
そしてカリニャンからファーストヴィンテージをリリースしたとのこと。
そのカリニャンの畑から今日の「Ancient Vines Carignane」も作られてます。
よっぽどうまくいったのか、1989年にはソノマに350エーカーの土地を取得し、
あっさりワイナリーを移転しています。
ソノマのカーネロスにて、シラーやヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌを栽培、
ローヌ品種の普及促進する団体ローヌ・レンジャーズの創設メンバーなんだそうで。


公式ページはアメリカ式でワイン紹介はショップ兼用です。

オークレーの町の北西にある畑はイタリア他からの入植者が植えた当時からのもので、
樹齢は80~100年にも達するそうです。Ancient Vinesに偽りなしですね。
・カリニャン 100%
新樽率35%、ミディアムトーストのフレンチオーク樽で11ヶ月の熟成です。


さて、ソノマのクライン・セラーズを訪問します。
Cline01
かなり立派なところ。写真はテイスティングハウスのようです。
で、道を隔てた向かいにあるJacuzzi Family Vineyardsというワイナリーも、
2007年にフレッド・クラインさんが作ったそうです。
なんでもオークレーの畑も祖父のValeriano Jacuzziさんから受け継いだもので、
もともと1907年にアメリカに渡ってきたイタリアの移民家族なんだそうで。
ワイン作りもそのおじいちゃん譲りだそうで、なんかええ話や…。(笑)

コントラ・コスタ・カウンティ―AVAをGoogle Mapで確認します。
ContraCostaCountyAVA
オークレー(Oakley)もわかりますか?内陸ですがサン・ホアキン川岸です。
オークレー市街地の北西には確かにブドウ畑が点在しています。
ここからソノマに転地したわけです。かなりの移動距離(車で1時間)。
ちなみに右上のカリフォルニア地図でわかるように、ソノマはノース・コースト、
コントラ・コスタはセントラル・コーストAVAに属しています。


ラベル平面化画像。
IMG_1821
裏ラベル尊重のインポーターラベルは優秀です。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1962
キャップ、コルク、ワイナリー名入りでカッコいいです。

コルク平面化はこんな感じ。
IMG_1963

Alc.15%。
濃いガーネット。
IMG_1964

ブラックベリー、カシス、プルーン。
果実感あるいい香りです。
スワリングでシダ、青野菜も出てきます。
クールな感じの甘みと酸の乗ったアタック。
味の本体は厚みもあって楽しめるんですが、
やはり甘みが始終付いて回り、余計だと感じます。
余韻も長くていいんですけどね~。
辛口に徹して欲しかったな。


*****


Cline Cellars
Ancient Vines Carignane 2017
Contra Costa County
RRWポイント 88点


Domaine François Lumpp Givry 1er Cru Crausot 2017

昨日に引き続きコート・シャロネーズ、ジヴリのフランソワ・ランプです。
今日はジヴリの1級畑クロゾーからのシャルドネ、白をお試しです。
昨日の赤は状態が悪かったのか、少々残念な感じでしたが、白はどうでしょう。
この作り手が有名になったきっかけが白といいますから、期待は高まります。


IMG_1651
まだまだ未熟者のRed Red Wineでは、未だブルゴーニュ白のベンチマークがなく、
(出会っておらず?)白を評価する確たる基準を持ち合わせておりません。(笑)
なのでWWW(White White Wine)ポイントなる採点も赤以上にいい加減です。
もっと精進しなくてはだわ。


公式ページはシンプルで情報少なめですが、カッコいいです。

1977年からブドウ栽培を始め、1991年にドメーヌを設立していますが、
ジヴリを代表する優秀な生産者としてフランス国内で評価が高いそうです。
公式サイトは貧弱情報なのでネット情報ですが、
・シャルドネ 100%
を全収穫分を圧搾して直ぐに樽(新樽30%)に入れ、そのまま発酵。
熟成は不明ですが赤と同じく12ヶ月でしょうかね。
パーカーおじさんはこの2017年に92点をつけています。


ジヴリの市街地にあるドメーヌ訪問。新しそう。おしゃれな外観です。
Givry04
きれいな畑に囲まれていますね。所有畑でしょうか。

コート・シャロネーズからおさらいしていきます。Givryはここです。
Givry03
ジヴリはリュリー、メルキュレとともに赤・白OKのAOCです。
モンタニーだけ4つの村にまたがり、白(シャルドネ)のみのAOCでしたね。

ジヴリのAOC地図でプリミエ・クリュと村名の畑の分布を見ましょう。
Givry02
黄色の所が今回試した赤・白の1級畑です。ドメーヌの場所も印してます。
La Vigne RougeとLa Brûléeという1級畑も含め全部で約9.5ha所有してるそうです。
(地図上で探してみてください。La Brûléeはわかりにくかったです。笑)

例によって、Google Map転記をしてみました。
Givry01
それぞれの畑も訪れ、写真(スクショ)を撮ってみました。(笑)
なかなかきれいな畑です。コート・ドールと遜色ないような気がします。


エチケット平面化画像。
IMG_1661
裏ラベルのほうが立派で長い。(笑)


さて、いただきます。
Alc.13%。
イエロー。
GivW

白い花、白桃、洋梨。
酸味によって甘く感じましたが辛口アタック。
花梨、炭酸飲料のシトラスの風味。
総じてフルーティですね。

美味しいんですが、
ブルゴーニュに期待する味とはちょっと違う気がします。
まあ、ブルゴーニュ白の判断基準のない自分が言うのもなんですが。(笑)


*****


Domaine François Lumpp
Givry 1er Cru Crausot 2017
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Domaine François Lumpp Givry 1er Cru Clos du Cras Long 2017

フランソワ・ランプというコート・シャロネーズのジヴリの作り手です。
ブルゴーニュもいろいろ試してはいますが、コート・シャロネーズは盲点でした。
過去ブーズロンをいただいたぐらいで、なかなか機会がありませんでした。
マコネやボジョレーよりコート・ドールに近いですから、掘り出し物があるかも。


IMG_1653
コート・シャロネーズのAOCはブーズロン以南、順にリュリー(Rully)、
メルキュレ(Mercurey)、ジヴリ(Givry)、モンタニー(Montagny)と続き、
リュリー以下、全部プルミエ・クリュの畑があるんですね。
今日はジヴリのプルミエ・クリュ、赤・白ともにお試ししました。
(白は明日の記事にします。)


公式ページはシンプルで情報少なめですが、カッコいいです。
1977年からブドウ栽培を始め、1991年にドメーヌを設立していますが、
ジヴリを代表する優秀な生産者としてフランス国内で評価が高いそうです。

公式にはあまり詳しく書かれてませんが、ネット情報も合わせると、
・ピノ・ノワール 100%
を手摘み収穫、完全除梗、たぶん新樽率70%で12ヶ月熟成です。
2016年とこの2017年の2年連続でパーカーおじさんは91点をつけています。


ジヴリの市街地にあるドメーヌ訪問。モダンでカッコいいですね。
Givry04
きれいな畑に囲まれていますね。所有畑でしょうか。

コート・シャロネーズからおさらいしていきます。Givryはここです。
Givry03
ジヴリはリュリー、メルキュレとともに赤・白OKのAOCです。
モンタニーだけ4つの村にまたがり、白(シャルドネ)のみのAOCでしたね。

ジヴリのAOC地図でプリミエ・クリュと村名の畑の分布を見ましょう。
Givry02
黄色の所が今回試した赤・白の1級畑です。ドメーヌの場所も印してます。
La Vigne RougeとLa Brûléeという1級畑も含め全部で約9.5ha所有してるそうです。
(地図上で探してみてください。La Brûléeはわかりにくかったです。笑)

例によって、Google Map転記をしてみました。
Givry01
それぞれの畑も訪れ、写真(スクショ)を撮ってみました。(笑)
なかなかきれいな畑です。コート・ドールと遜色ないような気がします。


エチケット平面化画像。
IMG_1656
裏ラベルのほうが立派で長い。(笑)


さて、いただきます。
Alc.13%。
しっかりしたルビー。
GivR

香りはあまり立ってませんがフランボワーズかな。
水臭い風味。
少し嫌な酸にも気がついてしまいました。
余韻に入ってもリベンジなく終わりました。

期待しただけに、少し残念。
パーカーおじさんを信じれば、
ほんとはもう少しおいしいはず。(笑)


*****


Domaine François Lumpp
Givry 1er Cru
Clos du Cras Long 2017
RRWポイント 86点


Félix Solís Fyi Red Blend 2017

リカマンで何となくラベルが気になって買ってしまった1本。
1400円ほどのお手頃価格だったんですが、ネットを見ると軒並み千円以下。
微々たる差ですが、飲む前から何だかな~とちょっとケチがついた気分。(笑)
ネックのシールはジェームス・サックリングさんの90点評価ですが、
調べると2018年ヴィンテージに対してです。こういうのも何だかな~。(笑)


IMG_1928
よし、こうなったら、このワインにまつわる何か面白いネタを探すしかないです。
「Fyi」はやはり「For Your Information」、「ご参考までに」という意味でした。
「ご参考までに、ここにちょっとおいしいワインがありますよ」的な感じだそうで。
スペイン語で「Para Tu Información」ですが、PTIよりFYIの方が通りがいいんでしょうか。


公式ページはこれ。かなりの大企業ですが、1952年創業の家族経営をアピール。

一応、今日の「Fyi」はデータシート付で載っていました。
セパージュは年々変わるのか「テンプラニージョとシラー」としか書いてません。
しかしながら、裏ラベルにこうありました。
・テンプラニージョ 60%
・カベソー 20%
・ガルナチャ 20%
全然違いますやん。シラーなんか入ってないし。(笑)
ブドウの出どころはスペイン各地(笑)。でも、古木の畑で手摘み収穫ですって。
ステンレスタンクで発酵後、アメリカンオーク樽で3~4ヶ月の熟成。
MLFもこの樽内でやるそう。

世界展開のためか、Félix Solís Avantisという会社も立ち上げてます。

公式は別サイトですが、ほぼ内容は同じ。(笑)


カスティージャ・ラ・マンチャ州のバルデペニャスに本拠地があります。
Solis01
訪問したら、すごいです。タンク群が石油コンビナートのようです。
こんなに誇らしげにタンク群を見せる作り手も珍しいような気がします。
ここから1.5時間ほど北上した所にもう一つ同じようなコンビナートを所有。(笑)
ラ・マンチャという名前で、こちらもワイナリーと言い張ってますが、もはや工場。

本拠地のDO Valdepeñasだけにとどまらず、Rías BaixasやRuedaも出してます。
しかしながら、まずはDOバルデペニャスの位置を確認しておきましょう。
Valdepenas
DOラ・マンチャに取り囲まれた感じですね。

DOバルデペニャスの公式ページです。日本語表示できます。

いろいろ蘊蓄がありそうですが、今日のワインがDOバルデペニャスではないので、
こんなリンクを貼っただけでお茶を濁しておきます。(笑)

いつもの地図でスペイン全体を眺めておきましょう。
SpainMap
敢えて書き込んでないですが、DO Valdepeñas、見つかりましたか?


エチケット平面化画像。
IMG_1555
控えめインポーターラベルはオリジナルを隠さなくていいです。


さて、抜栓。
IMG_1913
うん、普通。しかたないですね。

コルク平面化。
IMG_1915
DIAM3を採用です。

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_1924

黒ベリー、プラム、アメリカンチェリー、リコリス。
辛口アタック。
フルーティさはかすかな甘さなのかな...いや、結構甘い。
味の芯はか細くて軽い印象。
酸味も感じながら尻切れトンボの余韻へ。

う~ん、不味くはないですが、値段なり…かな。
甘いのはいただけません。


*****


Felix Solis
Fyi Red Blend 2017
RRWポイント 83点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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