Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Château Lafon-Rochet 2002

メドック格付け第4級、サンテステフのシャトー・ラフォン・ロシェです。
変な黄色のエチケットが、なんだか品がなくって損をしてると思いますが、
ラフィットやコスに近い立地は高い品質を期待させます。


IMG_8763
なんでしょう、このエチケットやキャップシールの色は。
あまりおいしいワインという印象を与えてくれません。(笑)


公式ページは見やすく情報も充実。
トップページはドキュメンタリーのような動画が貼ってあります。
この動画を見ると、シャトー・ポンテ・カネと同じく、
テスロン・コニャックのテスロン家所有ということがわかります。
今日の2002年のセパージュはこうです。
・カベソー 56.5%
・メルロー 40%
・カベフラ 3.5%
刻んでますね~。
樽熟は、新樽率70%で16~18ヶ月です。
パーカーおじさんの採点(87-89点)まで載っています。
また、畑の作付け地図があるのもうれしいです。
planLAFONROCHET-HD
なぜかポイヤックの町との位置関係が示してあります。


さてと、シャトー訪問します。
LafonRochet01
ガッツリ近づけました。エチケットのイラストと同じシャトーが見えます。
シャトーの壁も、エチケットと同じ変な黄色なんですよね~。
イメージカラーとして統一してるんでしょうね。

Googleさん、お手柄。シャトーの周りから中からグルグル回れます。
LafonRochet02
建物内も細かく見れて、行った気になりますよ。
どこのシャトーもこれぐらい見られると楽しいんですけどね。
頼みますよ、Googleさん。

いつものごとく、地図で俯瞰してサンテステフを頭に叩き込みますよ。
サンテステフに5つある格付けシャトーも等級入りで示しておきました。
StEstephe01
毎度同じような地図を作ってるのはお勉強の一環だからです。
悪しからず、ご容赦ください。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_8765
裏には、自ら「ラフィットとコスの間のいい位置にある畑」と書いてます。


さあ、いただきましょうか。
Alc.13%。濃いガーネット。
さすがに2002年ですから褐変気味ですね。
IMG_8768

カシス、ブルーベリー。
酸味系の果実味と青野菜風味があります。
黒ベリーはずっと奥に感じます。つまりごく微かにしか香らない。
少し酸味の乗った辛口アタックです。
熟成感のある味の深みは出てますが、
枯れた酸味が全体にまとわりつきますね。
その酸は熟成でこなれていて穏やかではあるんですが、
喉越しから余韻まで引きずるので、ちょっと余計。


*****


Château Lafon-Rochet 2002
Saint-Estèphe
RRWポイント 86点


Domaine Lorieux Bourgueil 2017 Cuvée de l’Humelaye

やまやでロワールのカベフラを探しました。
今日はシノンじゃなくてブルグイユといきましょう。
白をあまり好まないボク的なマリアージュの法則は、
中華とソース味にはピノ・ノワール、和食にはカベフラです。(笑)
というわけで、結構重宝するロワールの赤。お試しあれ。


IMG_8894
木の皮のようなエチケットに牡鹿のイラスト。不思議な雰囲気です。

ドメーヌ・ロリューなる作り手はいくつかあってどれだか不明。
裏ラベルに、生産者は「Joseph Verdier」とありました。
早速公式ページを見てみると確かにこのワインが載ってます。
ただし、ワイン自体の詳細情報はなし。
まあ、カベルネ・フラン100%で樽なしってところでしょうか。


このジョセフ・ヴェルディエなるところへ行ってみます。
Bourgueil01
ブルグイユから随分離れていると思ったら、傘下にいくつも生産者がいて、
ロワール中でワインを作っている会社でした。
それこそ、ナントのミュスカデからアンジュ―・ソーミュール、
トゥーレーヌの赤・白・ロゼ・ムスー、プイィ・フュメ、サンセールまで。

よくよく読むと、傘下のドメーヌ・ロリューはブルグイユとその隣の
サン・二コラ・ド・ブルグイユに14haの畑を持っているとあります。
オーナーがミッシェルとジョエル・ロリュー夫妻で、2005年から
息子のジェレミー・ロリューが引き継いでいると説明がありました。
これを手掛かりにドメーヌ・ロリューを探してみると…。ビンゴ!
Bourgueil03
間違いありません。公式ページに全く同じ説明がありました。
つまり、JoëlleとMichel Lorieuxが息子のJérémyと云々というくだりです。

広域地図でブルグイユ周辺と共に、この作り手の位置を確認しておきます。
Bourgueil02
ブルグイユの西隣がサン・二コラ・ド・ブルグイユというAOCです。
このドメーヌはここにも畑を持っているということでしたので、
AOC Saint-Nicolas-de-Bourgueil版があり、なんと牝鹿のイラストです。
domaine-lorieux-les-barbeaux-2016-saint-nicolas-de
(公式サイトから拝借した写真なので画質悪いですが…)

これが今日のブルグイユのエチケット平面化画像。
IMG_8722
う~ん、牝鹿バージョンも試したくなりますね。
公式サイトにもテロワールが違うと書いてます。(牝鹿の方が軽いそう)

そうそう、「Cuvée de l’Humelaye」というのは畑名に違いないです。
調べたら、またビンゴ。車で10分ほど東へ行ったところでした。
L'Humelaye
しかし、有名じゃない普通のワインを調べるのは楽しいですね。

「金メダル取りましたシール」(笑)は別撮りしておきました。
IMG_8723


さてさて、抜栓。
IMG_8892
「ロワール渓谷」とだけ書いたシンプルな合成コルク。

Alc.12.5%。
ガーネット。
IMG_8893

ラズベリー、木苺、ココアかな。
あっさりめの辛口アタック。
軽めですが、味の芯はあります。
サラッとした酸味が全体に居ますね~。
この酸は余韻でさらに出てきます。
特徴ないんですが、これが和食に合うんですよ。

しかし、
AOCサン・二コラ・ド・ブルグイユはさらに軽いのか…。


*****


Domaine Lorieux
Bourgueil 2017
Cuvée de l’Humelaye
RRWポイント 87点


Domaine Arnoux-Lachaux Bourgogne Pinot Fin 2013

アルヌー・ラショー。そこのAOCブルゴーニュですがピノ・ファンです。
ピノ・ファンとはピノ・ノワールのクローンだそうで、果粒が小さく果皮が厚く、
凝縮感は出るそうですが収量が少なく、やってるところは珍しいそうです。


IMG_8813 (1)
ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌとして名高いロベール・アルヌーが、
2008年に改称したのがアルヌー・ラショーで、当主がパスカル・ラショー。
ここのネゴシアンブランドがパスカル・ラショーでしたね。
前にパスカル・ラショーのヴォーヌ・ロマネ1級を飲んでます。

公式ページは前にも見ましたがURL押さえてるだけ。何にもなし。
仕方がないのでネット情報漁ります。当然ながらのピノ・ファン100%。
基本的にここは全房発酵だそうですが、もう少し詳しいサイトを発見。
ニュイ・サン・ジョルジュ、プルモーのピノ・ファンの畑4区画からで、
ピノ・ファン故、ミルランダージュ(小粒、果皮厚)になるため、
収穫の40%だけを全房発酵、熟成は50%だけ2年落ちの樽で、残りはタンク。
期間は不明。まあ、ないよりましの情報として信じておきましょう。


さて、ドメーヌ訪問。
Arnoux-Lachaux01

ヴォーヌ・ロマネを俯瞰するとこんな場所にあります。
Arnoux-Lachaux01
Route Nationale 74(D974)沿いですね。


エチケット平面化画像。
IMG_8787


さて、抜栓といきましょう。
IMG_8808
ドメーヌ名、ミレジムしっかり入っています。

コルクは平面化するとこうです。
IMG_8809

Alc.12.5%。
ルビー。透け透けではなくしっかり色はついてます。
IMG_8811

フレッシュなフランボワーズ、イチゴ。いい香りです。
辛口アタック。
ちょっと味の中心は軽めですが、
酸味が控えめ且つ、ちょうどいい引き立て効果です。
食事(カレー味肉じゃが?)に合わせると余韻で甘みも出てきました。
なかなかうまし。


*****


Domaine Arnoux-Lachaux
Bourgogne Pinot Fin 2013
RRWポイント 91点


Château Carbonnieux 2011 Pessac-Léognan

グラーヴの格付けシャトー、シャトー・カルボニューを試します。
赤・白共に格付けされる歴史あるシャトーではありますが、
エチケットに見つかる「ファミーユ・ペラン」の文字。そう…
南ローヌ最高との呼声のシャトー・ド・ボーカステルで有名なところ。
ボルドーにも手を広げていたんですね。


IMG_8802
ペラン家がシャトー・ド・ボーカステルを取得したのが1909年。
それから半世紀後、1956年にこのシャトー・カルボニューを入手。
そうそう、1989年にはアメリカでタブラス・クリークもリリース。
なんて手広いペラン・ファミリー。

公式ページはことさらにファミーユ・ペランはうたっていません。
ヒストリーでちょこっと触れているくらいです。
やはりここはボルドー、グラーヴ。
アイデンティティを大事にしてるんでしょうか。
ちなみにファミーユ・ペランの公式ページでもカルボニューや、
タブラス・クリークは触れておらず、南ローヌに徹してますね。

さすがに公式ページはミレジムごとに整理され情報豊富。
2011年のセパージュは、
・カベソー 60%
・メルロー 35%
・カベフラ 5%
(親切に裏ラベルにも書いてますが。)
樽熟は新樽率35%で16~18ヶ月となっています。


シャトー訪問。
Carbonnieux02
ちょっと天気イマイチですが、立派なところなのは確認。

以前、マラルティック・ラグラヴィエールのときに作った地図再利用。
Carbonnieux01
グラーヴの格付けシャトー全部一枚の地図に記していますが、
今回シャトー・カルボニューにもマル印をつけました。

以下に、グラーヴ格付けシャトーの一覧を記します。(2度目です。笑)
1953年に最初の格付けが行われ、1959年に修正、全16シャトーが認定されています。

<赤>のみ:7シャトー
・シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion / Pessac)[メドック第1級]
・シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(Château La Mission-Haut-Brion / Talence)
・シャトー・パプ・クレマン(Château Pape-Clément / Pessac)
・シャトー・ド・フューザル(Château de Fieuzal / Léognan)
・シャトー・スミス・オー・ラフィット(Château Smith-Haut-Lafite / Martillac)
・シャトー・オー・バイィ(Château Haut-Bailly / Léognan)
・シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン(Château La Tour-Haut-Brion / Talence)
 (※2005年にラ・ミッション・オー・ブリオンに統合)

<赤・白>両方:6シャトー
・ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(Domaine de Chevalier / Léognan)
・シャトー・ラトゥール・マルティヤック(Château Latour-Martillac / Martillac)
・シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール(Château Malartic-Lagravière / Léognan)
シャトー・カルボニューChâteau Carbonnieux / Léognan)
・シャトー・ブスコー(Château Bouscaut / Cadaujac)
・シャトー・オリヴィエ(Château Olivier / Léognan)

<白>のみ:3シャトー
・シャトー・クーアン(Château Couhins / Villenave-d’Ornon)
・シャトー・クーアン・リュルトン(Château Couhins-Lurton / Villenave-d’Ornon)
・シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン(Château Laville-Haut-Brion / Talence)
 (※2009年からラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランとしてリリース)

メドックのように等級はありません。
しかし、メドック第1級のシャトー・オー・ブリオンは別格でしょうし、
赤・白両方で認定されたシャトーのほうが格上という考えもありそうです。
実際、赤・白両方格付けされた6シャトーは、異口同音に自身のサイトなどで、
「我は赤・白とも認定された6シャトーのひとつなり」と高らかにうたっています。


エチケット平面化画像。
IMG_8718


キャップシールも特徴的だったので激写。
IMG_8797
空きスペースに剥がしたインポーターのシールを貼っておきます。


さて、抜栓です。
IMG_8803
横んちょにちゃんとミレジムが入ってるタイプですね。

コルクも平面化撮影しておきます。
IMG_8799

Alc.13.5%。
濃いガーネット。褐変感じるエッジです。
IMG_8801

ブラックベリー、ブラックチェリー、生野菜香も。
スワリングでフレッシュな香りが増えてきます。
辛口アタック。
味の構造感はありますが、厚みが少し弱いかな。
カルボニューはブルゴーニュ的とも言われるほど軽めなんだそうで。
それがこの厚みの弱さなんでしょうね。
喉越しで感じるタンニンは柔らか。
余韻は深く長いです。

全体的に非常にエレガントでいいんですが、
味の中心の何かが不足しているような気もします。

そうそう、酸味もあるんですが、
これはフレッシュネス以外の何ものでもないのでマイナスにならず。


*****


Château Carbonnieux 2011
Pessac-Léognan
Famille Perrin
RRWポイント 90点


Tenuta di Burchino Il Burchino 2010 Toscana IGT

いわゆるスーパータスカンと呼ばれるワインは、超有名なものと、
そうでもないものがありまして、後者のようなものもよく見かけます。
「偉いワイン」ではないサッシカイアばかり飲んでるわけにはいきません。
よって、お手頃な「なんちゃってスーパータスカン」(失礼!)も試します。


IMG_8865
IGTトスカーナで、サンジョヴェーゼ・カベルネ・メルローなんて書いてます。
まさに「スーパー(かもしれない)タスカン」ですね。楽しみ~。


公式ページはなかなかしっかりしていて情報豊富。
本来はキヤンティの作り手のようで、キヤンティのエリアにあります。
Castellani04
サンジョヴェーゼベースでカベソー、メルローとブレンドしたのが、
今日のワインです。セパージュはこの通り。
・サンジョヴェーゼ 50%
・カベソー 30%
・メルロー 20%
手摘み収穫、スキンコンタクトの上、
フレンチオークのバリック(225L)で12ヶ月の熟成です。
スーパータスカンな雰囲気ですよ。

よく調べると、このワイナリーはカステラーニ・ファミリーの所有です。
1903年まで遡るこの老舗の作り手は、トスカーナに6つのワイナリーを運営。
その代表っぽい位置づけが今日のテヌータ・ディ・ブルキーノです。


早速、カステラーニへ行ってみます。
Castellani02
入口しか見られませんが、かなり立派な敷地と施設です。
ピサの町の南東、車で30分くらいのところ。

肝心のテヌータ・ディ・ブルキーノはここから更に南東へ30分。
Castellani03
小高い丘の上の集落にあるようです。いい雰囲気です。

これらをもっと広域で俯瞰してみるとこうなります。
Castellani01
ボルゲリ、フィレンツェ、シエナとの位置関係がわかりましたね。


エチケット平面化画像。
IMG_8700
裏ラベルにはイタリア語と英語で解説があり、翻訳かと思いきや、
それぞれ書いてある内容が全く違うのが面白いです。


さて、抜栓です。
IMG_8860
そこそこカッコいいデザインです。

コルクの模様が全面にあるので平面化撮影もしておきます。
IMG_8858
テクニカルコルクのDIAMです。2年耐用のDIAM2ですね。

Alc.13%。
ガーネット。まだ新鮮味を感じる色味です。
IMG_8861

黒ベリー、プラム、ハーブ。
ちょっと酸味が乗ってる感じの辛口アタック。
酸味はその後ずっと残るんですが、味の厚みがあるので、
爽やかさと新鮮さを演出する酸と評価しておきましょう。
2010年の熟成の重さを感じさせない効果もあります。
まあ、重厚感が欲しい時には余計なお世話なんでしょうが。
今日はボロネーゼのパスタにバッチリ合ったのでハッピー。
余韻はその酸のせいか若干あっさりめなのが気になりました。
総合的にはなかなか「偉い」スーパータスカンです。


*****


Tenuta di Burchino
Il Burchino 2010
Toscana IGT
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名な僕の名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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