Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Domaine de la Seigneurie des Tourelles Saumur Blanc 2017

ソーミュールの白をいただきます。
ソーミュールの白はシュナン・ブラン100%と決まっています。
考えたら、過去は南アフリカのシュナン・ブランしか飲んでませんでした。
南アではスティーン(Steen)と呼ばれてましたね。
シュナン・ブランはロワール渓谷原産ですから、今日は本家本元です。


IMG_9420
何だかしらの金メダルシールがあって、いいんだか悪いんだか。(笑)


やはりですが、傘下にロワール中の作り手がいるジョセフ・ヴェルディエでした。
公式ページには一応今日のワインが若干の情報と共に載ってます。
Domaine de la Seigneurie des Tourellesなる作り手は3代続くデュベ家なんだそうで、
ヴォーデルネーの村にあるんだそうです。

早速、Vaudelnayの町でドメーヌを探しますが見つかりません。
Loire_Map2
Vaudelnayで検索すると誇らしげに出てくるお城は実は隣り町。(笑)
まあ、AOC Saumurなんだな~という位置確認をしただけに終わりました。

これだけでは何なので、懸案でもあるロワールのお勉強をしておきましょう。
こういう拾い物の地図をながめていても今ひとつピンときませんよね。
V0Valle_de_Loire_carte

ということで、恒例のGoogle Map転記を敢行いたしました。
Loire_Map
この地方も川を起点に考えると、各産地が際立って理解しやすいです。
トゥールを越えたあたりから、(正確にはChevernyから。)
シュナン・ブランがソーヴィニョン・ブランに切り替わります。
面白いですね。


エチケット平面化画像。
IMG_9353


さあ、抜栓。
IMG_9422
出ました、ノマコルクです。

Alc.12%。
薄いイエロー。
IMG_9418

ライム、青リンゴ。
フレッシュ香にうっとりします。
甘みと酸味の調和を感じるアタック。
キレのいい酸が気持ちよく味わいを堪能させてくれていい感じ。
実際薄っぺらくなくて安物感がありません。

穏やかな果実感は「お上品」な印象。
南アフリカのスティーンとはかなり違いますね。


*****


Domaine de la Seigneurie des Tourelles
Saumur Blanc 2017
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Talavent Grenache Noir Pays d’Oc 2017

KALDIでお求めのお手頃ワインです。
グルナッシュ・ノワールと言い切り、ペイドックIGPです。(笑)
1000円ほどですから、お得感満載のありがたい生産地ですよね。
これで美味しけりゃ、「偉いワイン」認定なんですが…。


IMG_9381
さて、得てしてこういう得体のしれないワインは情報が取れません。
四苦八苦しながらネットの中をあっちやら、こっちやら...。

KALDIのサイトはあるんですが、いつもながら情報は貧弱。
おそらくグルナッシュ100%なことと、女性醸造家マリリンさんくらいしかわからず。

ドイツ語のサイトですが、割と詳しくこの生産者を解説してるのを発見。
生産者は「Le Cellier d'Eole」というフランスワイン協同組合的なところと判明。
リュー・ミネルヴォワが拠点の協同組合でメンバーは205人、計1,500haの畑です。
これらの畑はロッククールブからラ・リヴィニエールとセスラを抜けミネルヴまで広がってるそう。

ワインメーカーは才能のあるマリリン・ラセールさんというのは共通の情報で、
ボルドーの醸造家のもとで修業をし、南アフリカ、オーストラリア、アメリカと
新世界のあちこちでも経験を積み、豊かなノウハウを融合させてるとのこと。
本当かどうかわかりませんが、どうでもいいっちゃ、どうでもいいです。(笑)


さて、今日のワインはIGP Pays d’Ocですが、ほぼAOC Minervoisの畑からとすれば、
AOC MinervoisやAOC Languedocが名乗れそうなものです。
お勉強も兼ねて調べてみましょう。
まず、畑は組合員が広範囲なのでAOC Minervoisの範囲は超えているんでしょう。
それからセパージュです。AOC Languedocは割とルールが厳しく(2009年施行)、
赤は少なくとも2種類以上ブレンドしなくてはならず、1つは主要品種が必須です。
さらに1品種が80%を超えてはいけません。これで今日のはアウトですね。
なので、消去法のようにIGP Pays d’Ocを名乗らざるを得ないということです。

ご参考に、AOC LanguedocとIGP Pays d’Ocの公式サイトのリンクを置いておきます。
・AOC Languedoc(http://www.languedoc-aoc.com/fr
・IGP Pays d’Oc(https://www.paysdoc-wines.com/


さあ、地図で確認です。
carte_du_vignoble_aoc_langu
AOC Languedocの各AOCが網羅されていてわかりやすいではあるんですが…

やはり、労を惜しまずGoogle Mapに転記しましょう。(笑)
今日の生産者の説明で出た地名も記してます。AOC Minervois辺りに注目。
Pays_d'Oc01
ラングドック・ルシヨンは複雑で、いっぱいAOCがあって大変です。
(赤・白・ロゼ)などの表示が書かれていないAOCは「赤のみ」です。
「赤のみ」が結構多いので、(赤・白)などのAOCを先に覚えればいいわけです。


エチケット平面化画像。
IMG_9329
Marilyn Lasserreさんですから「レセール」は間違いです。ラセール。
ネットで別の写真も拾いました…が、服同じ!(笑)
lassere_lgi
で、これ何飲んでるんでしょう?マッコリ?(笑)


さて、抜栓。
IMG_9379
いかにも安っぽい人口コルクです。

Alc.13%。
濃いガーネット。
IMG_9380

カシス、チェリー、プラム。
そしてかすかにジュース香しますね~。嫌な予感。
ちょい酸味の辛口アタック。
味の中心が弱いので軽い酸味でも結構目立ちます。
タンニン分が喉越し以降に効いてくれるのが救いですが、
最後にやっぱり酸っぱいです。
値段相応ということで。


*****


Talavent Grenache Noir Pays d’Oc 2017
RRWポイント 86点


Nostrada Garnacha 2016 Campo de Borja DOC

旅先のホテルのレストラン。夕食の和風会席もなかなかでしたが、
意外や意外、わりとしっかりしたワインリストがありました。
和食に合わせるので悩みましたが、一番お手頃価格だった、
スぺインのガルナチャを選んでみました。


IMG_9434
まあ、リストの一番最初のワインですから期待はしていません。
逆にそのポジションにあまりひどいのは置かないだろうという説もあり。(笑)


早速、ワイン名で情報を探りますが、まったくわかりません。すると…。
ワイン専門店「カーヴ ド リラックス」のオンラインショップで発見。
なんと、この会社がスペインの作り手に生産委託してるオリジナルだそうで。
どおりでネット情報がないんですね。
ガルナチャ(グルナッシュ)100%だそうです。樽熟は不明。なしでしょうね。


その作り手は、アラゴン州マガジョン(Magallón)という町にある、
地方の名門ワイナリー「ボデガス・ルベルテ」ということです。
早速行ってみます。(笑)まあまあ規模は大きそうです。
Ruberte01
このマガジョンのすぐ西隣りが「ボルハ」という町で、
このあたりがDOカンポ・デ・ボルハになるそうです。

「DO Campo de Borja」はここになります。
MapSpain_CdBjpg
リオハやナバラといった名醸地に近いですが、あまり知られてなさそうです。


エチケット平面化できなかった画像です。(笑)
IMG_9435
一応、DO Campo de Borjaなので認証マークもありますね。
やはり、ガルナチャの栽培比率は高く全体の半分以上だそうです。
このDOで認められている黒品種はガルナチャ以外に、
テンプラニージョ、マスエラ(Mazuela=カリニャン)、カベソー、
メルロー、シラーとありますが、結局ガルナチャばかりなんでしょうね。
ちなみに白はマカベオ(=Viura)、モスカテルが認められています。

さらにちなみに、アラゴン州には他に3つDOがあります。こんな感じ。
1024px-Vinos_DO_de_Aragon.s
そういや、DOカタラユーも前に飲みましたね。思い出しました。
DOカリニェナも面白いです。町の名前がCariñena(=カリニャン)なだけで、
ここも大半がガルナチャのDOです。


さて、スクリューキャプ回転。
IMG_9440
委託生産のブランドなのに名前入りでやってますね。

Alc.14%。
おそらくガーネット。(少し暗かったので…)
IMG_9437

カシス、ブルーベリー。軽い系の香り。
酸味っぽい辛口アタックです。
ちょっと果実味過ぎる味でがっかり。
おかげで厚みは弱く、軽い印象しか残りません。
例の酸味も後味に残って残念な感じ。
まあ旅先の和風会席料理にはOKかな。(笑)


*****


Nostrada Garnacha 2016 Campo de Borja DOC
RRWポイント 85点


Torreón de Paredes Reserva Carménère 2013

今日は「日本カルメネール振興協会」の活動です。
新たなカルメネールの作り手を探して試すだけですが。(笑)
トレオン・デ・パレデスのカルメネールをいただきます。
1979年にカチャポアル・ヴァレーで創業の家族経営ワイナリーだそうで。


IMG_9409
あまり日本には入って来ていないのか、あまり見かけませんね。

公式ページは「www.torreondeparedes.cl」らしいんですが、今ひとつ貧弱。
すると、もう一つ、「torreon.cl/」という立派な公式サイトを発見しました。

なぜ2つあるのか不明ですが、情報がしっかりあるのは助かります。
ミレジムごとにデータシート完備で素晴らしいです。
セパージュは、
・Carménère 95%
・Cabernet Sauvignon 5%
となってます。
樽熟はフレンチオークの新樽で6ヶ月だそうで。 

D.O.は、「Rengo – Valle del Alto Cachapoal」となってます。
D.O.のリストでは、カチャポアルのサブリージョンとしてレンゴはありますが、
「Valle del Alto Cachapoal」までうたってるのはこの作り手だけのようですね。


まずは、ワイナリー訪問します。
Torreon_de_Paredes01
なかなか立派な門構えですがGoogle Mapでは入れません。(笑)
施設や敷地は広大で、周りの畑も美しいのはわかります。

場所はD.O. Rengoだけあって、レンゴの町のすぐ東側です。
Torreon_de_Paredes02
カチャポアル周辺含めて俯瞰して位置関係を把握しておきましょう。


ラベル平面化画像。
IMG_9101
あまり聞かないインポーターですね。
しかし、カルメネールを日本に入れてくれるのはありがたいです。


さて、抜栓。
IMG_9406
ワイナリーオリジナルのコルク、キャップシールです。

Alc.13.5%。
ガーネット。涙はあっさりめ。
IMG_9408

黒ベリー、モカ、生野菜...カルメネールの王道です。
辛口アタック。
甘み・酸味が微妙に包み込む味は、
フレッシュネスを感じるものの、
味の実態は厚みを感じにくく弱めです。
ちょっと黒糖っぽいのを感じるのはいいのですが。
余韻もちょっと凡庸ですね~。
もうちょっと頑張って欲しかったな~。


*****


Torreón de Paredes Reserva Carménère 2013
RRWポイント 88点


Carmen Gran Reserva Carmenere 2015

なんだかんだでよくいただくカルメンです。
やまやに結構なラインアップが置いてあるからなんですが。
カルメネールのグラン・レセルバ、前回は2014年をいただいてます。
今日の2015年はいかがでしょうかね。


IMG_9008
1996年にチリで初めてカルメネールのワインを出しました。
それがこの「カルメン」なんですよね。


公式ページは最初のエイジゲートでチリとインターナショナルを選びます。
当然ながらチリの方が本国向けで種類が多いですから、ご注意を。
しかし、いつもながらこのサイト、ワイン情報が貧弱です。
よって、以下ネット情報です。
・カルメネール 95%
・カベソー 5%
樽熟はフレンチオークのバリックで12ヶ月。

ワイナリー訪問したいのですが、公式サイトには情報なし。
仕方ないので、畑の場所の説明ページをキャプチャー。
Carm01
英語ページもあるので安心してください。


エチケット平面化画像。
IMG_8888
おい!なんだこのインポーターシールは⁉ 裏ラベル丸隠しじゃんか。

剥がしてやったぜ~。ワイルドだろ~?
IMG_8889
手摘み収穫であることや、畑が「El Peñasco」という名前で、
コルチャグアのアパルタ・ヴァレーの丘陵地の麓にあることがわかります。
何でこんな重要な情報を隠すかな~?

さて、抜栓。
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Alc.14%。
濃い透けないガーネット。
IMG_9006

黒ベリー、チェリー、モカ。
カルメネールらしい、よく知ってる香りです。
うま味予感させる辛口アタック。
フレッシュネス感じさせる酸味ですが、
酸味が絶妙に味を包んできます。
味の厚みは充分、果実味ありありと評価はできました。

もう少し落ち着いた重さも欲しい所でしたが、
やはり最近ちょっと味が落ちてるんじゃないでしょうか。


*****


Carmen Gran Reserva Carmenere 2015
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名な僕の名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

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