Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Poggio Le Volpi / Primitivo di Manduria 2015

さて、昨日のロバート・モンダヴィのジンファンデルと飲み比べるのが、
イタリアのプリミティーヴォです。名前と育ちは違いますが同じ品種。
運命の再会、そして対決です。
(実はこの2本、いつものごとく同時抜栓しています。)

このプリミティーヴォ100%ワインはプーリア州で作られていますが、
いわゆるイタリアをブーツの形になぞらえた時のかかとの部分です。
DOCはラベルのごとく「Primitivo di Manduria」になります。
いろんな解説によると、プリミティーヴォとジンファンデルは、
同じ品種ながら作られるワインのタイプは全く違うとのこと。
ほんまかいな?ということで早速テイスティングです。


PuriaP


昨日のロバ・モンと比べると色味は同じくらい濃いです。
香りは違います。
カシスからのブラックベリーかと思いきやスパイス感まで出てきます。
すぐに樽香に気づきます。
ずーっと果実味が続くロバ・モンとは確かにぜんぜん違う予感。
口当たりは…甘い。ロバ・モンと同じ感じです。
タンニンしっかり存在、酸味は少なし。
うん、これはやはりジンファンデルです。妙にうれしい。
Alc.14%ですからボディー・凝縮感もしっかり出ています。
ごくわずかに微炭酸のような舌触りが気になりました。

結論、ふたつは同じ味の同じ品種です。(笑)
ワインとしての優劣をつけると、
ロバ・モンのほうが若干爽やか感あって飲みやすく、
ついついグラスが進みます。

ワイナリー(Poggio Le Volpi)公式サイト


*****


Poggio Le Volpi / Primitivo di Manduria 2015
RRWポイント 85点


Robert Mondavi / Private Selection Zinfandel 2015

ロバート・モンダヴィです。
ナパヴァレーのワイナリーツアーに行ったあの頃が懐かしいです。
きれいな大規模なワイナリーに圧倒されましたね。
試飲コーナーやらレストラン、おみやげ売り場も充実し、
ワイナリーというより「企業」でしたね。

さあ、カリフォルニアワインと言えばジンファンデル。
昔からそう思い込んでいて、あちらで食事をするときはよく選んでました。
今日はプライベート・セレクションというシリーズのジンファンデルをいただきます。
このシリーズ、ちょっといいやつらしく、専用サイトまであります。


Rm


色は濃い赤紫です。
香りは…プラム。
赤ベリーなんて人もいますが断然プラムが香りました。
うん、知ってる味です。
果実味のあるほんのりした甘さの中にタンニンと酸味が程よく鎮座。
Alc.13.5%でボディーもしっかりしていますがビーフに合う感じじゃないですね。
我が家の創作料理?ラタトゥイユ風酢豚がベストマッチしました。(笑)

さて、急にジンファンデルを飲んだのは訳があります。
このアメリカを代表する品種、実は長らくルーツがわからず、
1990年代にやっとDNA解析などにより、イタリアのプーリア州の代表品種、
プリミティーヴォ(Primitivo)であることがわかっています。
(原産はクロアチア。アドリア海を渡ってイタリアへ渡来。)

そう、Primitivoとの飲み比べがしたかったのです。


RMZ


同品種、大陸間飲み比べシリーズです。
好奇心でワクワク。これって楽しいんですよね。
さてさて、次回イタリア・プリミティーヴォ編へ続きます。


*****


Robert Mondavi / Private Selection Zinfandel 2015
RRWポイント 87点


カルメネール研究

常々、手当たり次第にチリワインを飲んでいるだけでなく、
カルメネールについて調査・研究をしています。(笑)
イタリアで作られているカルメネールをいただいたのも、
これら研究の一環です。

フランスでも少量ながら栽培されているというので、
いろいろとネットを使って調べてみました。
すると、ボルドー全体のカルメネールの栽培面積はたった41ヘクタールらしいです。
格付け5級のシャトー・クレール・ミロンがその内0.6ヘクタール持っていますが、
ここは1945年から植えているそうで、すでに70年超の古木になっています。
(しかしながら、このシャトーの作付面積では1%にしかなりませんが。)


ClercMilon


ということで、カルメネール研究の一環として、
クレール・ミロンの2012年をAmazonでポチってしまいました。(笑)
どんなお味が?と試したいところですが、
カルメネールは1%しか入っていません。

・カベソー 60%
・メルロー 29%
・カベフラ 9%
・プチヴェルドー 1%
・カルメネール 1%
という具合です。この2012年モノは、
パーカーポイントが92点となかなか評価も良いんですが、
飲み頃が2017年から2035年とのことで、
もう少し寝かしておきたくなりますね。

クレール・ミロンの公式サイトをつぶさに見ると、
ブレンドにカルメネールを加え出したのが2003年のヴィンテージからです。
その間、2006年と2008年にはカルメネールが使われていません。
おそらくですが、晩熟でひ弱なカルメネールは、
フランスでは年によって日照時間など足りず、
ある特定の年には充分成熟できなかったことが考えられます。
(チリではこういう気候や生育条件をまったく気にせず、
カルメネールがガンガン育つんですから、
まさにチリうってつけの品種と言えます。)

ちなみに2009年のヴィンテージから登場したここのセカンドラベル、
「Pastourelle de Clerc Milon」もカルメネールを1%ブレンドしています。
ただ、その後のヴィンテージではカルメネールは入っていません。


PDClercMilon


さて、ボルドーに全部で41ヘクタールのカルメネールがあるわけですから、
他のシャトーも植えているところがあるはずです。

これまた、ネットで調べてみますと、
格付け2級のシャトー・ブラーヌ・カントナックが2007年から、
カルメネールの作付けを始めたとのこと。
まだ自畑の0.5%しかないようですが、
2011年からブレンドにも使っています。
2011年のヴィンテージで0.5%、2015年で1%を使用。
あと、セカンドラベルの「Baron de Brane」でも、
2014年のヴィンテージで0.6%使用しています。
残念ながら、この前飲んだセカンドラベルはカルメネールなしです。
美味しかったけど。


BraneCantenacCarm


しかし何故、今、ボルド―の絶滅品種、カルメネールなんでしょうね。
過去のボルドー主要品種であったそのブドウへの思いや、
何らかの意味があるんだと思わずにはいられません。

そのほか、僕の知るところでは、
シャトー・ル・ピュイがあります。
AOC Côtes de Bordeauxのワインでカルメネールを1%使用。
作付けもおそらく1%でしょう。


ChLeuPuy


ここはメルロー主体(85%)にカベフラ、
そこにカルメネール1%をブレンド。
やっぱり1%ではありますが、いずれは試してみたいですね。

その他にも、ボルドーには脈々とカルメネールが息づいているんでしょうね。
いつの世にか、また主要品種のひとつに躍り出たりすると面白いのに。


Baron Philippe de Rothschild Maipo Chile / Escudo Rojo 2015

以前予告した、Escudo Rojoです。
このブレンドバージョンが赤ラベルでフラッグシップのようですね。
カルメネールはおいしかったですが、さてこれはどうでしょう。


EscRo


おさらいですが、ブレンド比は、
・カベルネソーヴィニヨン 39%
・カルメネール 35%
・シラー 24%
・カベルネフラン 2%
となっています。
一応、カベソーが主ではありますが、
カルメネール、シラーも結構な比率です。

色はすごく濃いルビー。
香りはあまり特徴的ではないけど、ブラックベリーですかね。
最初の口当たりは…甘い。少々意外です。
酸味かなとも思いましたが、やっぱり甘いです。
タンニンははっきりしています。
のどに収斂感が残ります。
もう少し寝かす方がいいんでしょうか。
同社のカルメネールのうまさからすると数段落ちるような気がします。
正直、期待していただけに残念。
何だろうこの甘さ。


*****


Baron Philippe de Rothschild Maipo Chile / 
Escudo Rojo 2015
RRWポイント 84点


ワインの表現について(2)

以前に、ワインの表現が難しいと書きました。
そんな匂いはぜんぜんしないのに、
なんでテイスティングノートには、
誇らしげにフランボワーズだとか、
ブラックベリーとか書けるんだろうと常々疑問でした。

しかしながら、
自分もブログ上である程度表現しないと、
記録としてもあんまり意味がないな~と思い始め、
ちょっとテイスティングの自主学習をしてみました。

と言っても、WEBで解説記事を読んだり、
Amazonでテイスティング関連の書籍を中古で
(なんと、1円とか100円とかでいっぱい出てます。)
買いあさって読んでみただけですが。

そうすると、おぼろげながら悟ってきました。
特に赤ワインの香りを表現するベリー系の表現は、
ある意味、分かる人同士の記号のようなものであって、
「この系の匂いはみんなでカシスと言いましょう。」的な、
みんなのコンセンサスの上に成り立っているんだな~ということです。

だとしても、
「この品種からよく発せられるこの香りはダークチェリーと言うんだ。」
というようなことは学習していかないといけません。
結局、いっぱい飲んで経験値を上げないといけないようです。(笑)
ただ今までのように漫然と飲むだけではなく、
「これはこの香り」というように意識的に関連付けをする習慣が必要です。
しかたがないので、訓練用に飲みまくりましょうか。(笑)

そして、まず着手したのがベリー系の香りを知ることです。
機械的にベリーの名前とワインを関連付けて覚えてもいいんでしょうが、
(おそらく当のベリーの匂いを知らない人たちはこうしているはず。)
そもそもそのベリーの匂いを知りたいという欲求がわいてきました。


FullSizeRender


ブルーベリーはポピュラーなので何でもござれで売ってます。
(逆によく知ってる匂いなので確認の必要はなかったのですが。)
ラズベリーのジャムを入手するのは手こずりました。(そして高かった。)
カシスやブラックカラントのジャムはわりとスーパーなんかでも置いてます。
輸入食材店でもなかなかなかったのが、なんとブラックベリー。
結局、茨城県産のブラックベリージャムを通販でゲット。
世の皆さんは、絶対普段からブラックベリーの香りなんかご存知ないと、
これで確信しました。
ダークチェリーのジャムは、
ヨーロッパ出張のホテルの朝食で置いていたものを失敬してきました。

写真後ろのHARIBOは激マズと言われるリコリス味のお菓子です。
これもヨーロッパでゲット。
でもなんのことはない、要は僕の嫌いなアニスの匂いでした。
「リコリスのアロマが…」なんて言えるとカッコいいかなと思ったもので。
(笑)

しかし、アニス臭のワインなんて出会ったことがないけどな~。


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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