Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Tenuta Guado al Tasso (Antinori) Bolgheri Superiore 2014

あちこちのワインを飲んでいると、アンティノリ絡みのワインに出くわします。
ルーマニアで出会っても、チリで出会ってもそれなりに美味しいのはすごいです。
そのアンティノリの王道でありルーツである、ソライアティニャネッロと並び、
ひとつの頂点とも言えるのがボルゲリのグアド・アル・タッソですね。


IMG_1932
貴族のデッラ・ゲラルデスカ家(Della Gherardesca)が17世紀後半から、
トスカーナの海岸沿いのボルゲリでワインを扱いだしたのが事の始まり。
その後ワイン造りで栄えるも、跡取りがいなくなった時に、二人の娘が嫁いだのが、
アンティノリ家とインチーザ・デッラ・ロケッタ家(Incisa della Rocchetta)。
後者はなんと後のサッシカイアのテヌータ・サン・グイドを所有していました。
1930年代のことだそうで、アンティノリとサッシカイアは親戚筋ということです。

アンティノリ家はサッシカイヤの成功を支えたり、オルネライアも世に出したりと、
実はボルゲリでは歴史の最初から暗躍(言葉が悪いですが)していたという訳です。


公式ページはいつものごとくアンティノリの公式の中。

スーパータスカンらしくセパージュはがっつりボルドータイプ。
・カベソー 60%
・メルロー 20%
・カベフラ 18%
・プチヴェルド 2%
オーク樽で18ヶ月の後、ボトルで10ヶ月熟成します。

Bolgheri DOCの規定は10ヶ月の熟成のみですが、Bolgheri Superiore DOCは2年、
そのうち1年は木樽にて。Guado al TassoはBolgheri Superiore DOCですから、
2.3年熟成(内木樽で1.5年)と軽々クリアしていますね。

Bolgheri DOCについて少し。このDOCは1983年に制定されますが、実はなんと、
白とロゼのみに認められたDOCだったのです。赤が加えられたのは1994年です。
サッシカイアはじめスーパータスカン(主にボルドーブレンド)の品質が認められ、
最近になって後から赤がDOCに加えられたというわけです。

その功績からか、Bolgheri Sassicaia DOCというのがBolgheri DOCから派生します。
2013年にですから、それこそごく最近のことですね。しかし単独のDOCってすごい。


ワイナリー訪問。ここが入り口。て言うっかストビューでは入れず。(笑)
Guad0

Osteria del Tassoというレストランが敷地に中に併設されています。
なかなかいい雰囲気で、行ってみたいな~という気持ちを込め写真を貼ります。
Guad001
ボルゲリを俯瞰する地図で近隣のワイナリーとの位置関係を見ておきましょう。
しかし、なんだかんだでTenuta Guado al Tassoはボルゲリで最大級の畑です。
(320haあるそうです。)

最後に公式ページからスクショしたアンティノリの世界戦略地図を貼っておきます。
Guad01
いやぁ、世界どこに行ってもアンティノリって感じですね。


ラベル平面化画像。
IMG_1934


さあ、抜栓。
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コルク平面化は失敗ですが、雰囲気はわかるでしょうか。
IMG_1936

Alc.14%。
ガーネット。
Guad02

黒ベリー、あんず、柔らかな樽香。
割と酸を感じる辛口アタック。
味の厚みはまあまあですが、圧倒的ではないですね。
あまり盛り上がりなく、酸とタンニンの拮抗する余韻の入口へ。
もうひとつ余韻も長い感じでもないんですよね。
ちょっと期待が先行したかな?

パーカーおじさんの評価は93+点。
コメントには2014年は寒くて厳しい年だったとあります。
翌2015年には97点、2016年には98点をつけていますから、
2014年はあまりいい年ではなかったようですね。
しかし、98点の2016年なんか気になりますね~。(笑)


*****


Marchesi Antinori
Tenuta Guado al Tasso
Bolgheri Superiore 2014
RRWポイント 88点


Viña Falernia Donna Maria Syrah 2014

ビニャ・ファレルニアのシラーです。スーパーで1000円ほどでした。
なぜ手に取ってしまったかというと、ラベルのAppassimentoの文字です。
以前この作り手のカルメネールをアパッシメントしたものを試しました。
正直微妙だったんですが、やっぱりここは何でもアパッシメントをやるんだと、
すごく気になってしまい、ちょっとリベンジ的にお試ししたくなりました。(笑)


IMG_2592
Appassimentoとは、イタリアなんかでよく行われている、収穫時期を遅らせ、
ブドウを樹上で陰干しして、果実の濃縮度を高めるという手法です。

やはり、ビニャ・ファレルニアを始めたオリヴィエール家はイタリアからの移民。
1951年、今日のワイン名にもなったDoña Maria Gramola Olivierお母さんとその一家が、
北イタリアDOC Trentinoの町トレント(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)から、
チリの北方にあるエルキ・ヴァレー(Elqui Valley)に入植します。

息子さんでしょうか、アルド・オリヴィエールさんが1975年からブドウ栽培を開始。
イタリアで醸造家だった従弟ジョルジオ・フレッサティさんを呼び寄せ、
1998年にビニャ・ファレルニアを設立(結構新しい)、今に至るという訳です。


公式ページは画像豊富でなかなかいい感じ。

ワイン情報もしっかりあります。
・シラー 100%
お手頃価格のワインですが、手摘み収穫100%(15kg入りカゴで)です。
40%のブドウはアパッシメントで樹上で自然乾燥させ収穫、60%は通常収穫。
また全量ではないようですが、一部を仏オーク樽で6ヶ月熟成させています。


さあ、チリの北方、エルキ・ヴァレーにあるワイナリー訪問です。
Falernia01
木材を前面に使ったモダンな建物ですね。貯水池とエルキ川の畔は一面畑です。

アンデスから流れ出るクラロ川(Río Claro)の狭い河岸にブドウ畑が現れ、
やがてトゥルビオ川(Río Turbio)に名を変え、畑が山間に広がっていきます。
ビクーニャ(Vicuña)の町からビニャ・ファレルニアのあたりで畑は最大になり、
川も最終的にエルキ川(Río Elqui)となり、ラ・セレナ(La Serena)の町から、
太平洋に注ぎ込みます。これがエルキ・ヴァレー。エルキ川流域です。


恒例のGoogle Map書き込みでワイナリーの所在を確認します。
Falernia00
エルキ・ヴァレーは細長いチリの最北端のワイン産地になります。
(実際には、更に北のアタカマ砂漠の方の海岸側にHuasco Valleyや、
Copiapó Valleyという産地があります。)


ラベル平面化画像。
IMG_2470
かなりワイドなラベルは、左右の説明が裏ラベルを兼ねてる感じです。
おかげでインポーターラベルを貼るのに苦心したようです。

微妙にラベルに重なっていたので剥がして別撮りです。
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ワイン情報を盛り込もうという姿勢は評価できます。(笑)


さあ、スクリュー回転。
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無印スクリューキャップはお値段的に仕方ないですね。

Alc14.5%。濃ゆい。
濃いガーネット。
IMG_2591

カシス、ブルーベリーのコンポート。
シナモンかミント、スパイス…。
カルメネールのアパッシメントの時も感じましたが、
どうも個性的な香りになるようですね。
ちょっとコールタールかアスファルトの感じも。(笑)
辛口アタック。
奥に甘みを感じるんですが、甘々ではないな~とか思ってる間に、
結構厚みのある味が押し寄せてきて、結局程よいバランスになりました。(笑)
深み、凝縮感出すのにアパッシメントは有効なんでしょうね。
ただその副産物なのか、ハッカのような独特の風味はちょっと邪魔かも。

しかし、カルメネールはゴメンナサイでしたが、シラーは許せますね。
なんとなくアパッシメントの良さは出ていますから。
ここはカベソーのアパッシメントも出してるようです。試そうかな?


*****


Viña Falernia
Donna Maria Syrah 2014
RRWポイント 90点


E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2013

ある意味オーソドックスなギガルのシャトーヌフ・デュ・パプをいただきます。
このブログを始めてからでも2007年を試してますので今日のは2回目ですね。
どこの産地でも間違いない大手があるっていいですね。シャプティエなんかもいい。
無名なの含めいろんな作り手を試そうと常々思っていますが、たまには大手。(笑)


IMG_0073
ただ、ギガルのこのLa Collectionというシリーズ、ラベルデザインが野暮ったい。
ひと目でギガルとわかるからいいんでしょうが、色どりといい少々古くさい気が…。


公式ページは何気にリニューアルされてました。トップページはChâteau d’Ampius。
コート・ロティのローヌ川沿いに佇む古城を1995年にギガルが取得しました。

ワイン詳細がミレジム毎にちゃんと載っています。今日のセパージュは…
・グルナッシュ 70%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 10%
・その他 5%
出ました「その他」。シャトーヌフではよくありますね。「不明」なんでしょうか。
オークの大樽(foudre)で2年の熟成です。

AOCシャトーヌフ・デュ・パプは13種類のブドウを使っていいのですが、
その13種の名前を以下に挙げておきます。

1)グルナッシュ:Grenache (Noir, Gris, Blanc)(黒・グリ・白)
2)シラー:Syrah(黒)
3)ムールヴェードル:Mourvèdre(黒)
4)サンソー:Cinsault(黒)
5)クレレット:Clairette (blanche, rose)(白・ローズ)
6)ヴァカレーズ:Vaccarèse(黒)
7)ブールブラン:Bourboulenc(白)
8)ルーサンヌ:Roussanne(白)
9)クノワーズ:Counoise(黒)
10)ミュスカルダン:Muscardin(黒)
11)ピクプール:Picpoul (blanc, gris, noir)(黒・グリ・白)
12)ピカルダン:Picardan(白)
13)テレ・ノワール:Terret noir(黒)

グルナッシュやピクプールは黒(Noir)も白(Blanc)も1種類で数えられてます。
このAOCの規定は、赤でも、白でも、何%でもいいというゆるゆるな感じですが、
これら以外、ローヌならありそうなヴィオニエやマルサンヌを使うとアウトです。
以上でわかるようにAOCシャトーヌフ・デュ・パプには少量ながらもあります。


再訪ですが、作り手訪問。コート・ロティのあるアンピュイ(Ampuis)です。
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こうなると、もう町ごとギガルって感じです。(笑)

位置関係を北部ローヌの地図で確認します。
guigale1
コート・ロティにギガルあり。ただ、今日試すのは南部ローヌのシャトーヌフです。

南部ローヌの地図でシャトーヌフ・デュ・パプ他を見ておきましょう。
guigale2
ギガルは南部ローヌは本拠地ではないのですが、ローヌ全体をカバーしつつ、
シャトーヌフなんかへのこだわりはあったんでしょう。なぜなら…

シャトーヌフ・デュ・パプにあるChâteau de Nalysというシャトーを2017年に取得します。

シャトーヌフには並々ならぬ思い入れがあるのか、サイトもしっかりギガル化しています。
まあ、今日のワインは2013年ですから、ここから来てることはないのですが。(笑)

ついでなので一応訪問しておきます。
guigale3
ギガルの南部ローヌの拠点ということになるのでしょうか。


エチケット平面化画像。
IMG_0059-(1)
裏ラベル下のサインの所が汚れてますが、インポーターシールの剥がし跡です。

こんな貼り方だったんですよ。
IMG_0059-(1)
バーコードを隠したかったのはわかりますが、もう少し配慮が欲しいです。


さあ、抜栓。
IMG_0068
当たり前ですが、キャップシール、コルクともギガル専用品。

コルク平面化。
IMG_0070
シャトーヌフとも書いてないし、第一ミレジムがどこにもないです。
ちょっと残念な感じ。

Alc.14.5%。
濃いめのガーネット。エッジは若干クリア。
IMG_0071

黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
動物的...かすかなブレタノマイセスはお約束かな。
これぐらいならいいアクセントです。
辛口アタック。
若干酸味も乗っていましたが、
すぐに厚みのしっかりした味の実体に到達。
構造感は圧倒的なのに重々しくない。
なかなかのバランス。

しかし重々しいのが欲しい時もあるんですよね。
そういう意味では期待が大きすぎたかな。


*****


E.Guigal
Châteauneuf-du-Pape 2013
RRWポイント 90点


Domaine Baud Génération 9 En Rougemont Côtes du Jura Poulsard 2018

そうだ、フランス・ジュラのワインを飲もう。ということでネットでお取り寄せ。
ジュラなら黄ワイン(Vin Jaune)や藁ワイン(Vin de Paille)やらも興味を引きますが、
ここは赤でしょうということで、ジュラの稀少品種プルサール100%を入手。
外出自粛が続く中「いろんなワインをお取り寄せでお家で飲もう」シリーズです。(笑)


IMG_0055
ジュラ広域のCôtes du Jura AOCですが、プルサール(Poulsard)のモノセパージュ。
トゥルソー(Trousseau)やピノ・ノワールとブレンドすることが多いそうですが、
お試しにはブレンドよりこんな単一品種の方が面白そうです。
しかし、ヴァン・ジョーヌを入れるクラヴラン(Clavelin、620ccの小ぶりの瓶)
ではないですが、肩の張った少し変わった形の瓶ですね。一応、750mlです。


作り手は、ジュラのワインの中心地であるアルボワ(Arbois)ではなく、
L'ÉtoileとChâteau-Chalonの間にあるDomaine Baud Génération 9というところ。
九代目ドメーヌ・ボーって意味ですが、1742年から数えて本当に9代目だそうで。
ジェネラシオン・ヌフって、三代目 J SOUL BROTHERSみたいですね。(笑)

公式ページは情報多く、なかなかちゃんとしてます。

ただ、今日のワインは、
・プルサール(Poulsard) 100%
で、伝統的な作り方くらいしかわかりません。
プルサールは果皮が薄く、アントシアニン(色素)も少なく、黒ブドウと言っても、
オレンジ色に輝くクリアな赤ワインになります。モノによってはほぼロゼだったり。

あまり違いは判りませんが、写真でジュラの黒品種を見ておきましょう。
Baud04
この作り手のfacebookで黒ブドウの写真を見つけ、プルサールかなと思いましたが、
このサンプル写真で見比べても判別付かず。(笑)


さて、Château-ChalonとL'Étoileの間にあるドメーヌ訪問してみましょう。
Baud01
こじんまりしてるようで、広い店舗や地下カーヴが備わってます。

所有畑は全部で22ha。AOCの内訳は以下の通り。
・AOC Côtes du Jura:15.5ha
・AOC Château-Chalon:3.5ha
・AOC L'Étoile:3ha
Château-Chalonはサヴァニャン100%のいわゆる黄ワイン(Vin Jaune)のみ、
L'Étoileも黄ワインと藁ワイン(Vin de Paille)と辛口白で、白ばっか。
ということで、黒品種はAOC Côtes du Jura(ジュラ全域)のどこかになります。

ただ、この作り手は白品種の方が圧倒的(76%)です。以下が作付け面積比。
・シャルドネ(=Melon d'Arbois)57%
・サヴァニャン(Savagnin)20%

・トゥルソー(Trousseau)10%
・プルサール(Poulsard)7%
・ピノ・ノワール(=Savagnin Noir)7%

(=)はジュラ地方でのシノニムです。
これらから、Vin Jaune、Vin de Pailleの他、泡のCrémant du Jura(白・ロゼ) 、
Macvin du Jura(VDL、Vin de Liqueur)という即ち酒精強化ワインも作っています。
クレマン・デュ・ジュラとマクヴァン・デュ・ジュラはAOCです。


さあ、恒例Google Map書き込みマップ。まずドメーヌを見つけてください。
Baud02
AOC ArboisやChâteau-Chalon、L'Étoileの範囲は真ん中の地図を参照。
アルボワ・ピュピラン(Arbois Pupillin)なんてAOCもありますね。
で、今回なんとブルゴーニュのコート・シャロネーズとマコネも入ってます。(笑)
ボーヌからアルボワまで車で1時間の距離でした。案外ジュラって近い?

やはり最後はフランス地図を眺めておきましょう。(笑)
Baud03
どうも地域ごとに区切って覚えると地域間の距離や位置関係が掴めません。
グラン・オーセロワがブルゴーニュなんだったら、ジュラの方が近い!(笑)
まあ、この地域分類は、品種や文化含めた歴史的なものなんでしょうけど。


エチケット平面化画像。
IMG_2586
裏ラベルに公式ページと同じ説明があります。プルサールの色を出すために、
しっかり毎日のルモンタージュ・ピジャージュが欠かせないようですね。
インポーターはヌーヴェル・セレクション。作り手紹介のページがあります。


さあ、抜栓。
IMG_0052
キャップシール、コルクは汎用品。ボトルにあった金メダル貼っておきます。

汎用品ですが一応コルク平面化。
IMG_0053

Alc.14%。
クリアに透き通ったルビー。オレンジ味ありますね。しかし、薄い。
IMG_0054

ブルーベリー、カシス、シナモン風味。
紅茶っぽい感じも?
辛口アタック。
シナモン風味は味でも感じられました。
香りと味が通じるパターンですね。
厚みはないですが、ペラペラではない程よい味わい。
酸味がかすかできれい、お陰で口当たりがいいです。
微妙にタンニンもあるのがわかります。
アントシアニンは少ないのにね。

ピノ・ノワール的ですが、しっかり赤ワインしてます。
ブラインドでロゼとは間違わないはず。(笑)
おもしろい。


*****


Domaine Baud Génération 9
En Rougemont
Côtes du Jura Poulsard 2018
RRWポイント 90点


Jean-Marie Fourrier Bourgogne Pinot Noir 2017

ブルゴーニュ厨に人気で、生産量も少なく入手困難らしいフーリエです。
ドメーヌものではないAOCブルゴーニュですが、リカマンの店頭で発見。
これとてあまりお手頃ではないですが、一期一会を信じてお買い求めです。
ネゴスものですが、畑が買い足せないためドメーヌの延長でやってるそうで、
そういうAOCブルゴーニュがお試しには一番です。(笑)


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現当主ジャン・マリー・フーリエさんはボーヌのワイン農業学校を卒業後、
ブルゴーニュ大学で醸造を学び、1988年に半年間アンリ・ジャイエに師事します。
出ましたアンリ・ジャイエ。従って真面目に100%除梗を実践してるそうですよ。
その後、1993年にアメリカ・オレゴン州に渡りジョセフ・ドルーアンでも、
ピノ・ノワール作りを学んだそうです。所有畑は9.5haしかないですが、
ジュヴレ・シャンベルタン他、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、
ヴージョにあり、そのうちの70%が1級畑と特級畑というからすごいです。
醸造のスキルと、高レベルの所有畑、そりゃあ人気出ますでしょう。

まあ、こういう高品質な少量生産の作り手にありがちですが、公式ページがなし
宣伝しなくても、作っただけ捌けていくんですから、仕方ないですね。
しかし、ワインの情報が公開されないのは知りたがりの我々には少々つらいです。

ラインアップと生産量を広げるため、2011年から買いブドウを使って、
ドメーヌ・フーリエでなくジャン・マリー・フーリエ名でリリースしています。
買いブドウと言えど近隣のジュヴレ・シャンベルタンからヴォーヌ・ロマネの間限定で、
自分でワインを作っているドメーヌからしか買わず、醸造もドメーヌものと同じです。
グランクリュも今日のネゴスものも新樽率は20%程度で16~20ヶ月と少し長めの熟成。
こうなると上級キュヴェとの差は極少じゃんかと期待が膨らみますね。(笑)


とにかくジュヴレ・シャンベルタンにあるドメーヌへ行ってみましょう。
Fourrier01
集落からちょっと外れた県道D974号線沿いです。便利でいいですね。(笑)

しかし、所有畑はおろか、このAOCブルゴーニュの畑も全く特定できません。
仕方がないので、いつものジュヴレ・シャンベルタン地図にドメーヌの場所追記をば。
Fourrier02
いつものように畑捜索、畑訪問ができなくて今日は少しつまんないですね。


エチケット平面化画像。
IMG_2568
Domaine FourrierとなるところがJean-Marie Fourrierと入っています。
逆に、ここ以外は上級キュヴェとデザインはほぼ同じです。
裏ラベルないんですが、強いて言えば、この横に伸びた黒い部分かな。
Récolte, Vinifié(収穫と醸造)はジャン・マリー・フーリエと書いてます。

インポーターラベルは別撮り。
IMG_2576


さあ、抜栓。おっと、キャップシールではなくロウ封(ワックスキャップ)です。
IMG_2585
これも上級キュヴェと同じ仕様です。


コルク平面化。なんだこの図案。魔法の絨毯に乗ってワインを飲む天使?
IMG_2579
ミレジムが腹にも横にも入った、ちゃんとしたやつです。

Alc.13%。
きれいに澄んだルビー。
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フランボワーズ、フレーズ。
赤ベリーらしい香りに佃煮香。ミントっぽくも。
辛口アタック。
中に滋味のある複雑な味わいです。
甘さや酸味を直接感じないのに、それが効いてるような、
フルーティな軽快さも感じますね。
余韻でも複雑味を感じながらじんわり楽しめます。

うん、やはりレベルの高いAOCブルゴーニュですね。
ちなみにパーカーおじさんは85~87点ですって。微妙...。


*****


Jean-Marie Fourrier
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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