Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Vinovalie Haut-Capitore Fronton 2016

南西地方のカオールやマディランなんかは比較的店頭なんかで見つかりますが、
トゥールーズに近いフロントンやガイヤックはなかなかお目にかかりません。
フロントンのネグレットやガイヤックのデュラスなんて知識の中にしかなく、
ふと試してみたくなりますが、今や便利な世の中、すぐお取り寄せできます。(笑)
折りしもの外出自粛、今日はフロントンAOCネグレット(Négrette)をお取り寄せ。


IMG_2566
フロントンは、トゥールーズから流れてくるガロンヌ川と、タルン川の間、
フロントンを含むオート・ガロンヌ県(Haute-Garonne)の9村(commune)と、
タルヌ・エ・ガロンヌ県(Tarn-et-Garonne)の11村の計20村が対象で、
1975年にCôtes du Frontonnaisの名前ですでにAOC認定されてましたが、
2005年にFronton AOCと名称変更になっています。
地元特産のネグレットを50%以上、70%以下の範囲の使用が規定されてます。
オラが村の自慢の品種なのに70%以上入れたらダメなんて変ですね。(笑)


作り手はVinovalieという協同組合の親玉みたいなところで、公式ページはこれ。

フロントン、ガイヤックに3つとカオールに1つの4つの協同組合の集合体らしいです。

どこが本拠地やねん!とあちこち回ったので、まとめておきます。
Fronton05
本部以外は元が醸造施設のようですが、本部の周りが畑だったりもします。

ちょっと脱線気味なので(笑)今日のワインを作ったCave de Frontonへ行きます。Fronton04
ここが周辺の畑含めフロントンAOCのワインを受け持ってるようですね。
Cave de Frontonは1946年設立で、やはりネグレットの赤とロゼが主力だそうです。
多種多様なワインをやってる中、公式ショップサイトにワイン情報がありました。

セパージュは、
・ネグレット
・カベフラ
とあるだけで比率は不明。熟成はオーク樽使用で12ヶ月。
しかし、フロントンAOCの規定では、ネグレットの使用は70%までですし、
カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンは合計で25%以上使ってはいけません。
あれ?計算が合いませんよね。あと最低5%何かを混ぜないと足りません。

なので、インポーターサイトのセパージュ情報に頼ります。
・ネグレット 50%
・カベルネ・フラン 20%
・カベルネ・ソーヴィニョン  20%
・シラー 10%
あれ?カベフラとカベソー合わせて25%を超えてますね。
2005年のFronton AOC制定から更新があったかもしれないので、INAOのサイトを確認。
ネグレット70%以下の条件はなくなっており、ネグレット100%もOKになったようです。
ただ、カベフラとカベソーを合わせて25%の条件はまだあるようです。
Frontonの公式ページというのも見てみますが、そこらへんがはっきり書いてません。
探し方が悪いのかもですが、謎ですね~。ま、気にしない。(笑)


はい、いつもの地図で南西地方におけるフロントンの位置関係を確認。
Fronton01
ガロンヌ川とタルン川をまず押さえましょう。タルン川上流がガイヤックですね。
フロントンはトゥールーズに近いのでトゥールーズのワイン(Vin des Toulousains)
の別名があります。

ネットの拾い物地図ですが、Fronton AOCができる前(2005年以前)らしく、
Fronton02
FrontonがCôtes du Frontonnaisになってますね。

これはちゃんとフロントンAOCになったやつです。
Fronton03
しかし、南西地方もいろいろ謎が多いですね。ちょっとづつクリアしましょう。


エチケット平面化画像。
IMG_2560
裏ラベルでは「オーク樽熟成」を強調。これがトップ・キュヴェらしいです。


さあ、抜栓。
IMG_2563
ネックにVinovalie名入りですが、コルクは汎用品ですね。

コルク平面化。
IMG_2564
汎用品を平面化するのもどうかと思いましたが。(笑)

Alc.13%。
ガーネット。
IMG_2565

カシス、ダークチェリー、スモモ。
若干赤ベリー寄りの香りです。
オーク樽12ヶ月の効果か樹皮の香りを感じます。
酸味乗った風味の辛口アタック。
味のストラクチャーはしっかりしていて、
最初の酸もいい具合にハーモニーしています。
軽い印象を与えるフルーティさも感じられます。
タンニンはごく弱いんですが余韻でいい感じに効いてます。
嫌味・雑味もなく好印象ですね。

個性はあるんですが、楽しく飲めるいいワインでした。


*****


Vinovalie Cave de Fronton
Haut-Capitore Fronton 2016
RRWポイント 92点


Clos Sainte Magdeleine Cassis 2017

プロヴァンスの白と言えば、やはりカシ(Cassis AOC)じゃないでしょうか。
カシはプロヴァンス地方で最初のAOCで、1936年に認証を受けていますが、
AOC法自体が1935年制定なので、いかに昔から銘醸地とされてきたかがわかります。
またプロヴァンスらしく赤やロゼも認められてますが、やはり白が67%を占め、
ロゼは30%、赤に至っては3%しかないです。(そう言われると赤も試したい...笑)


IMG_2554
で、カシで有名な白のひとつがこのクロ・サント・マグドレーヌです。
サック・ザフィロプロ家の4代目ジョナサンさんがワインメーカー。
畑名のSte Magdeleineはフランス各地にあるマドレーヌ寺院のマドレーヌのこと。
いわゆるキリスト教のマグダラのマリアですが、脱線するので詳細は割愛。(笑)


公式ページは写真がいっぱいで見ごたえありますが、ワイン詳細はほぼなし。

仕方がないので、インポーターサイト他の情報に頼ります。
セパージュは、
・マルサンヌ(Marsanne) 45%
・ユニブラン(Ugni Blanc) 30%
・クレレット(Clairette) 20%
・ブールブラン(Bourboulenc) 5%
となっています。マルサンヌとクレレットがAOCカシの主要品種です。
主要品種60%以上、30%以上はマルサンヌでないといけませんが、一応クリアですね。
Ugni BlancもBourboulencも補助品種として当然認められています。
他にPascal Blanc、Sauvignon Blanc、Terret Blancもカシの補助品種です。
Terret Blancだけはなぜか5%以上使っちゃダメとAOCの規定には書いてます。
発酵後、14~18ヶ月間温度管理のできるタンクとコンクリートで貯蔵だそうです。


カシはマルセイユとバンドールの間の海岸沿いにあります。ドメーヌ訪問します。
SteClos02
地中海に面した海岸沿いのすごいところにドメーヌと畑がありました。
トゥーロンから向こうイタリア国境までがコートダジュール(Côte d'Azur)ですが、
手前のカシでも相当海がきれい。作り手訪問で初めて住みたいと思いました。(笑)


公式ページにあまりにきれいな空撮写真があったので貼っておきます。
SteClos03
やはり海風の影響は大きく、毎日塩分をスプレーされるとあります。
作られるワインに独特のヨード化された風味を加えるそうです。


位置関係把握のためプロヴァンスのAOC地図を貼っておきます。
SteClos04
南部ローヌとプロヴァンスを一緒に載せた地図もあったので併せてご紹介。
昔、アヴィニョンからリュベロンの村々経由、コートダジュールに沿った電車で、
ニース、モナコまで旅行をしましたが、その頃から南部ローヌとプロヴァンスは、
同じような雰囲気を持ってるな~と個人的に感じてました。
こういう一体の地図を発見すると、あながち自分の印象は間違ってない気がします。


エチケット平面化画像。
IMG_0018
ユーロリーフとABマーク取得のビオワインですね。

裏ラベルの解説はフランス語なのでGoogle翻訳の画像を貼っておきます。
IMG_0420
「リアルタイムカメラ翻訳」というやつです。ちょっと日本語変ですが。
しかし、便利な世の中ですな~。て言うっか、このブログどんだけGoogle頼り?(笑)


さあ、抜栓。
IMG_2548
いやあ、キャップシール、コルクともに立派です。「13」の意味は不明。

コルク平面化。
IMG_2549
きっちり横にミレジムが打ってあるのでインポーズしておきました。

Alc.13%。
しっかりイエロー。
IMG_2552

パイン、トロピカルフルーツ、黄桃。
香りは多くないんですが南国風の香りです。
微かに甘みを感じる辛口アタック。
フルーティな風味と共にやって来る味は、
しっかりペラくないテクスチャーを感じます。
後味で微妙に苦味も感じるんですが、
雑味ではなく深みを与えてくれています。
これが例の塩味かヨードなのかもしれませんね。

ああ、
これをニースの海岸でブイヤベースに合わせて飲みたいな。
しかし、なぜか我が家の今日の夕食はチャプチェ。(笑)
(これも合うけど…。笑)


*****


Clos Sainte Magdeleine
Cassis Blanc 2018
WWWポイント 79点


Château Cantenac Brown Brio de Cantenac Brown 2015 Margaux

メドック格付け第3級、マルゴーのシャトー・カントナック・ブラウンですが、
例によってそのセカンドワインをお試し。ファーストと同じくシャトーの図柄。
ただ、でかでかと「Brio」と書かれており、その名もBrio de Cantenac Brown
「Brio」とはイタリア語でもあるんですが、生気とか活気の意味があります。
早飲みフレッシュで生き生きとした飲み口を想像しますね。さてさて…。


IMG_2544
19世紀初頭にスコットランド出身のワイン商であり動物画家でも有名だった、
John-Lewis Brown (1769-1851)さんがこのシャトーを取得したため、
 カントナック・ブラウンという名前になってます。じゃあ、その前は?
とも思いますが、格付けされたのが1855年ですから、まいいっかです。(笑)
ブラウンさんが今のスコットランド調のシャトーとイギリス式庭園を造りました。

その後いく度となく所有者が変わってますが、1989年に保険会社アクサの子会社、
アクサミレジムの所有となってからシャトーの改革がなされ品質が向上したそうです。
2006年には英国の投資家サイモン・ハラビ氏に所有権が変わっていましたが、なんと、
2019年末にはヘルスケアのUrgoグループを持つル・ルース家( Le Lous )が取得。
まあ、引き続きレベルアップのための投資をするようですから心配はないでしょう。


公式ページは英・仏語の他、中国語と日本語に完全対応。ビジネス魂ですね。(笑)

Brio~のデータを見るとミレジム毎にはなく、セパージュも作付け比率しか書いてません。
その作付け比率は、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
ですが、ファーストはこの比率に近いでしょうが、セカンドはどうなんでしょうね。
ということで、ネット情報では以下のようでした。
・カベソー 47%
・メルロー 42%
・カベフラ 11%
やはり、メルローの比率を高めて、早飲みフレッシュを演出するんですね。
樽熟は新樽率20~25%で12ヶ月です。


さあ、マルゴーはカントナック村にあるシャトーを訪問。
Brio01
門の外からですがバッチリとエチケットと同じシャトーと前庭がのぞけます。
隣にはカントナック仲間(笑)のシャトー・ブラーヌ・カントナックがあります。

いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Brio051
黄色四角がカントナック・ブラウン。その他シャトーも書き込んでますが、
久々にマルゴー格付けシャトーのおさらいをしてみましょう。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリウレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトー。地図と照らし合わせると簡単に覚えられますよ。


エチケット平面化画像。
IMG_2536
「Brio de Cantenac Brown」名のセカンドは2001年からリリースされています。
微妙にラベルデザインも変わっているようで、以前は「de Cantenac Brown」の文字が、
大きな「O」の中に書いてありました。(裏ラベルはまだ「O」の中ですね。)


さあ、抜栓。
IMG_2539
おっ、コルクはセカンド専用仕様、手抜かりなさそうです。

コルクも平面化。
IMG_2540
ミレジムもコルク横にも打ってあるタイプ。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_2543

ブラックベリー、プラム、スパイス、スギ。
辛口アタック。
厚み・構造感しっかりしてますね。
微かな酸のお陰か、それでいて軽快感もあり、
セカンドらしい作られ方がされているのがわかります。
余韻にかけてシルキーなタンニンも楽しめます。

格付けワインの貫禄はちゃんとあるし、
セカンドらしい性格付けとお手頃価格も相まって偉いワインです。
因みにパーカーおじさんはファースト2015に90+点つけてます。


*****


Château Cantenac Brown
Brio de Cantenac Brown 2015
Margaux
RRWポイント 93点


Te Henga Marlborough Sauvignon Blanc 2018

ずいぶん暑くなってきました。こんな時はニュージーランドのソーヴィニヨン。
ということで、やまやの店頭で適当にゲットしたのがコレ...。TE HENGA?
ラベルも変だし、少々気になりますがソーヴィニヨン・ブランに違いはないでしょう。
折りしもの夕食は親子丼にキツネうどん。黄色には黄色が合うの法則です。(笑)


IMG_2535
作り手の情報をネットで調べますが、今ひとつ詳しい情報がありません。
こうなると公式ページだけが頼りです。(笑)


公式ページはしっかりしたのがありました。

映像を交えながらぐだぐだ書いてるのですが、作り手の実体がつかめません。
所在はオークランドとしながら、マールボロとホークス・ベイのワインを出しています。
・ソーヴィニヨン・ブラン 100%
品種の特徴を出すため、いくつもの酵母を使い低温で発酵するそうです。
熟成はシュール・リーで2ヶ月です。

ワイナリーの住所がオークランドの「Babich Wines」気付(c/o)になってます。
で、よく調べると、Te HengaとBabich Winesのワインメーカーは同じ人でした。
Adam Hazeldineさんというお方。Babich WinesはBabich家の家族経営のようなので、
そこのワインメーカーがセカンドビジネス的に別ブランドを出したと推察します。(笑)


とにかくオークランドのTe Henga Wines c/o Babich Winesに行ってみましょう。
オークランド市街の西側、車で30分ほどのヘンダーソンという所にありました。
tenga01
実はこのワイナリーの西側に砂鉄性の黒っぽいビーチ、その名もTe Hengaがあります。
正式にはベセルズ(Bethells)ビーチと言うらしいので、Te Hengaは原住民語かな?


公式ページにあった動画がなかなか面白かったのでキャプチャーしました。
tenga02
ラベルデザインは、このビーチに吹く風が砂浜に生える草を砂に打ち付け、
できる跡にヒントを得てるそう。て言うっか、おじさん直接描いてるし。(笑)


最後に、産地のおさらいをしておきます。今日のはマールボロでしたね。
tenga03
マールボロのソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワール、ピノ・グリの他、
ホークス・ベイからのシャルドネを作っていますが、いずれにしても、
オークランドからはとても遠いです。ワイン作りってそういうものかな~。(笑)


ラベル平面化画像。1枚ものですが、何という形!
IMG_2272
裏はインポーターのラベルと一体になってるわけですね。


さて、抜栓じゃなくて、スクリュー回転。
IMG_2531
一応、ワイン名入り。で、鳥はなぜ描かれているの?ビーチだから海鳥か。

Alc.12.5%。
薄い黄色。
IMG_2534

シトラスのような柑橘系とパッションフルーツ。
アスパラ? 緑のニュアンスはごく弱いけどあります。
ライムの辛口アタック。
やはり酸もフレッシュ生き生きです。
キンキンに冷やしてるのでグラスが曇ります。(笑)
ビール代わりのようにおいしくいただきました。


*****


Te Henga
Marlborough
Sauvignon Blanc 2018
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Emiliana Coyam 2016 Los Robles Estate

チリのビオワインの草分けと言ったらこのエミリアーナじゃないでしょうか。
以前このブログでも、お手頃入門シリーズのカルメネールを試していますが、
エミリアーナはその随分前から「ビオ」や「オーガニック」で売り出してます。
10年以上前ビオなんて珍しかった頃にも、若干敬遠気味に何度かいただいてましたが、
(笑)今日はそのエミリアーナのフラッグシップ「コヤム」をいただきますよ。


IMG_2529
COYAMというのはチリの先住民族マプチェ族の言葉で「オークの木立」の意味です。
何だか樽をガンガンに効かせたワインかなと想像しますが、なんのことはない、
コヤムが作られるビオディナミの畑がオークの古木に囲まれていたからだそうで。

インポーターの情報ですと、エミリアーナは1986年にギリサスティ家が設立、
90年代後半から有機栽培を実践、2001年にチリ初のオーガニック認証ワイン、
Coyam 2001をリリース。今日のワイン、その15年目のヴィンテージって訳ですね。


公式ページは大手らしく立派。ビオな画像があふれてます。(笑)

データシート完備ですが2017のものしかありません。
しかし、裏ラベルにセパージュがあって助かりました。
・シラー 49%
・カルメネール 22%
・カベソー 16%
・ムールヴェードル 5%
・マルベック 4%
・グルナッシュ 3%
・テンプラニージョ 1%
シラーがベースにがっつりカルメネール、いい感じです。
しかし、なんとたくさんの種類のブレンドでしょう。
これでもすごいですが、2017年のヴィンテージではこの上さらに、
プチヴェルドとカリニャンもブレンドしています。(笑)
醸造もグラヴィティ・フローや樽内でのMLFなど自然な方法を取っています。
樽熟は75%がフレンチオークの新樽、20%がフードル(2000Lと5000Lの大樽)で、
残り5%はセメントタンクで、14ヶ月間になります。

パーカーおじさんの評価はと調べると、2012年が91+点、2013年が92点。
過去もだいたい90点以上ですから好評価は安定してそうです。


エミリアーナは、カサブランカ・ヴァレーを中心に、マイポ、カチャポアル、
コルチャグア、ビオビオなど各地に自社畑を922ha所有、契約畑は334haを管理し、
内オーガニック認証受けた畑はほとんどの1200haにもなるそう。ゴイゴイスー。
今日のCoyamの畑は、最初に有機栽培化した所有畑の内で最良のところで、
Los Robles Estateと呼ばれます。Robleはスペイン語でオーク。即ちコヤムです。
コルチャグア・ヴァレーの、そのLos Robles Estateに行ってみましょう。
Coyam01
ナンカグアとサン・フェルナンドの間のティンギリリカ川沿いです。
この周りの木がオークの古木ですね。Coyam専用の畑&ワイナリーです。

いつもの広域地図でColchagua Valley他の位置関係を見ておきます。
Chile _Rapel_Valley
見にくいですが、ティンギリリカ川沿いの四角い黄色印がLos Robles Estateです。

カチャポアル川流域が、カチャポアル・ヴァレー。ティンギリリカ川流域が、
コルチャグア・ヴァレー。合わせてラペル・ヴァレーになるんでしたね。
ちゃんと2つの川が合流するとラペル川という名前になります。
ティンギリリカ川もコルチャグア川って名前だと完璧なんですが、少し残念。(笑)
ついでなので、ティンギリリカ川とはどんな川なのか見ておきましょう。
Coyam02
Los Robles Estate近くの橋から覗いてみました。普通の川です。(笑)


ラベル平面化画像。
CoyamY
ユーロリーフのマークがありますが、このマークをつけるときには必ず、
管理団体のコード番号と農業原料が生産された場所を併記する必要があります。
このワインの場合、CL-BIO-001Chilean Agricultureと書いています。
最初の「CL」は管理が行われる国のISO国名コード、すなわちチリです。
「BIO」は明白ですね。そして「001」はおそらく認証第1号なんでしょう。

EcocertもEcocert Chileの認証となってます。Ecocertはフランス発ですが、
世界80ヶ国に認証機関を置いています。チリにも当然あるってことですね。

尚、ラベルにはありませんが、エミリアーナは2005年に中南米で初めて、
厳しいビオディナミの認証機関であるDemeterから認証を受けています。


さあ、抜栓。
IMG_2526
キャップシール、コルク共にCOYAM専用品ですね。

コルクも平面化。
IMG_2527
あんまり大したことなかったですね。

Alc.14.5%。
濃いインキーなガーネット。
IMG_2528

ブラックベリー。
黒糖、モカ、ビターなチョコ…。
酸か甘みか、そんな風味がしっとり乗った辛口アタック。
味の厚み、ボリューム、構造感はありありです。
それでいて重々し過ぎずエレガントなのは、
酸+甘みのアクセントが始終効いているからでしょう。
ただちょっと甘味成分が少々くどい気もしてきます。
新世界のカベソーなんかで感じる、果実味というか…「甘さ」です。
これをサラッとドライに仕上げてくれたらバッチリ好みなんですが。
パーカーおじさんと同じくらいの点数になりました。(笑)


*****


Emiliana
Coyam 2016
Los Robles Estate
Valle de Colchagua
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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