ピュリニー・モンラッシェ随一の造り手ドメーヌ・ルフレーヴ。
世界最高峰の白ワインの造り手と言ってるところもありますね。
しかし、そこが作るマコンの地域名AOCです。
が、テロワールより作り手の実力がいいワインを生むのなら、
お手頃のこれも十分おいしいはずです。


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モンラッシェなんてとても気軽に家飲みなんかできません。
畑は本拠地のピュリニー・モンラッシェから車で1時間ほど南下しますが、
最高峰の作り手がお手頃価格で出してくれるコレはうれしいです。
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実際、モンラッシェとどれくらいテロワールの差があるんでしょうね。

マコンのヴェルゼ村に降り立って、畑をながめてみます。
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うん。割といいんじゃないの?(笑)

マコン(Mâcon)は地区名マコネ(Mâconnais)にある地域名(レジョナル)AOCです。
今日のマコン・ヴェルゼ(Mâcon-Verzé)は正確にはMâcon-Villagesなのですが、
「Villages」の代わりに生産地の村名を入れて名乗ることができるそうです。
なので、ヴェルゼ村のマコン・ヴェルゼなのであります。


エチケット平面化画像。
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公式ページでワインの詳細を見ます。
ヴェルゼの所有畑では他の特級畑と同じくビオディナミが実践され、
すべて手摘み収穫されます。
果汁を搾るまでの作業は畑の近くの施設で行います。
その後、ピュリニー・モンラッシェの本拠地に移され、
ドメーヌ・ルフレーヴの醸造チームが発酵・熟成を行うそうです。
ほ~ら、他の特級ワインと変わらない出来なんじゃないですか?

このヴェルゼにある施設は2004年にヴェルゼの畑を取得した時に、
一緒に買ったそうです。Google Mapで探しましたが、たぶんここです。
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ということは、その取得した畑もすぐ近くのはずです。
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黄色マルがその施設。
畑は左の山側と推察しますが、ストビューでは入れません。(笑)


さて、抜栓。
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コルク、キャップシールも上級タイプと比べても遜色なし。
わくわくしますね。
Alc.13%。
透明感の黄色、かすかに緑がかってます。
青リンゴ、柑橘系が香ります。
果実味ありあり、厚みのあるアタック。
酸はうまい酸ですね。
こういうのをエレガントと言うのでしょうか。
余韻はミネラル感もあって味わいが長く続くきます。
うん。白もうまいな〜。
満点です。

(注)80点は、このブログでは白ワインの最高点です。
パーカーおじさんはこれに90点をつけてますが。(笑)


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Domaine Leflaive Mâcon-Verzé 2014
WWWポイント 80点



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