Red Red Wineをうたうこのブログですから、
僕自身白ワインの味はあまりわかっていません。(笑)
ましてや「泡」はほとんど評価する基準を持ち合わせておりません。
果実リキュールを垂らしてカクテルのベースとして、
よくスパークリングワインはいただくのですが、
やはりちゃんとしたシャンパーニュをいただいておこうかと…。


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きれいなボトルですね。
シャンパーニュ・ルイ・ロデレールのクリスタルです。
ロシア皇帝アレクイサンドル2世が好み、
クリスタル(当時はバカラ製)のボトルを特注したのが始まりとか。
お値段はボトルで軽く3万円越えです。
驚きのうまさならいいですが、あまり「偉いワイン」ではなさそうですね。

お決まりのエチケット平面化撮影をしておきます。
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う~ん、なんだか美しい。クリスタル~な感じがします。(笑)


公式ページは、自動検知でがっつり日本語表示です。
情報量も豊富でいいですね。
データシートまで日本語になってるのは珍しいです。
やはりシャンパン大量消費国として重要市場なんでしょうね。(笑)

セパージュは、
・ピノ・ノワール 60%
・シャルドネ 40%
ミレジムによって変わりますが、だいたい半々だそうです。

マロラクティック発酵なし。
16%を週ごとにバトナージュを行いながらオークの大樽で醸造。
畑はグランクリュの「モンターニュ・ド・ランス」、
「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」、「コート・デ・ブラン」から。
ドザージュは8 g/lなんてことも書いてます。
目減りした分をリキュールで最後に足すやつですね。
シャンパーニュって感じですね。(笑)

「セラーで平均6年間熟成させ、デゴルジュマン(澱抜き)の後、
完璧な熟成へ向けてさらに8か月間休ませました。」
なんてことも書いてます。
ミレジメ(ヴィンテージ)の規定は最低3年ですから、
ずいぶん時間をかけるんですね。

なんでも、クリスタルの2008年がやっと発売されたそうで、
この2009年は異例にも2008年より先にリリースされたとのこと。
2008年も飲めたのですが、先に出せた方が出来がいいんじゃないかと、
あえて2009年をいただきます。(笑)


ルイ・ロデレールを訪問します。
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シャンパーニュの中心地、ランス(Reims)の町中にあります。
かなり敷地も広く建物も立派です。
裏手にトラックが入れる入口もありましたが、こちらが玄関でしょう。

ランスの町を俯瞰するとこんな感じ。
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パリから車で北東に1時間半てな感じです。
町の周りはみんなブドウ畑かと思いきや、結構麦畑が多いです。


ボトルのネックもこてこてに飾られています。
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やはり上等シャンパンの貫禄がありますね。


さて、いただきますよ。
Alc.12%。
りんご、白桃、かすかなナッツを感じます。
泡が粒々イキイキしてる気がします。
いつも飲んでる1000円以下のスパークリングとは違います。
(あたりまえか。)
辛口ですね。
熟成した風味を感じますが、驚くほどではないですね。
せっかくだからもっと驚いてみたかったんですが、
ちょっと期待が大きすぎたか、
僕に試飲能力がないだけですかね。(笑)


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Louis Roederer Cristal 2009
WWWポイント 79点



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