フルーツリキュールでカクテルにするため、
いつものように安いスパークリングワインを探します。
メキシコ産を見つけて思わず目に留まります。
「フレシネ・デ・メヒコ?」
フレシネってメキシコでもカバを作ってるんだ~。


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すでにブーディエ(Boudier)のクレーム・ド・カシスを投入、
グラスはキール・ロワイヤル色になっていますのでご注意を。


最近はBrut(辛口)ではなく、甘めのSemi Secoにしています。
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フレシネ・デ・メヒコが伝統的な製法で作ったことがわかります。
「伝統的な製法」とは、おそらくシャンパーニュの製法でしょう。
いわゆる、「瓶内二次発酵」。
スーパーで780円で売ってるスパークリングが本格的ってスゴイっす。


公式ページもあるので素性を調べてみましょう。
セパージュは、ピノ・ノワール、シャルドネ、サンテミリオンとあり、
比率は不明です。
サンテミリオンとは、フランスのユニ・ブラン(Ugni blanc)、
イタリアのトレッビアーノの別名です。

フィンカ・サラ・ビベというワイナリーの名前ですが、
フレシネ創業者の妻、ドローレス・サラ・ビベさんに由来するそうです。
ラベルにはフィンカ・ドニャ・ドローレスとなっていましたね。
(ドニャ・ドローレスは「ドローレス夫人」の意味)


きっとボトルネックにあったこの肖像がその方なのでしょうね。
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何気にボトルネックの平面化撮影にチャレンジしてます。

実は同じ肖像がキャップの王冠部分にもありました。
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間違いなくドロレス・サラ・ビベさんですね。


ワイナリーの所在を確認。
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メキシコをよくご存じない方向けに解説しますと、
(ほとんどの方がご存じないと思いますが…)
メキシコシティの北西にケレタロ州というのがありまして、
一応その州内ですが、州都のケレタロ市からは結構離れています。

ケレタロはローマ時代風の水道橋が有名ですが、
実は町ごと世界遺産に登録されています。スゴイでしょ。
ケレタロ周辺にも、地図上に示した、サン・ミゲル・デ・アジェンデ、
セラヤ、サン・フアン・デル・リオなど訪れるべき町がいっぱいです。
(筆者はメキシコ在住歴6年であります。)


メキシコのストリート・ビューは結構細かい道まで網羅していて、
ワイナリーの敷地内まで入れました。
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さすがフレシネ。立派です。

ワイナリー周辺は一面の畑です。
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テイスティングですが、
白および泡を評価するのが得意ではないのと、
泡はほぼすべてカクテルベースに使いますので、
適当な点数をつけておきます。

最初の香りがイマイチな感じがしたので、
ちょっと辛口の評価にしました。(笑)


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