ヴォーヌ・ロマネの1級畑をいただきます。
ドメーヌ・アルヌー・ラショー(Domaine Arnoux-Lachaux)の
ネゴシアン・ブランドが、当主パスカル・ラショーの名前を冠した、
パスカル・ラショー(Pascal Lachaux)だそうで…。
さらに、2008年までアルヌー・ラショーは、
先代の義父名のロベール・アルヌーだったそうで…。ややこしや…。


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公式ページが場所押さえだけで内容ゼロでした。唖然。
しかたがないので畑の素性から自力で調べましょうか。

この1級畑、「レ・ボーモン」(美しい山の意)ですが、
「Les Beaumonts」ではなく「Les Beaux Monts」と書くこともあるようで、
探すのに苦労しました。
どうやら山側のフラジェ・エシェゾーにまたがったところのようです。
Lachaux02
多分ですが、ここだと思う所に色を付けておきました。
ドメーヌ・アルヌー・ラショーの場所も示しておきます。
ロマネ・コンティなどがある集落から離れた国道沿いですね。

畑探しの参考にした地図がこれ。いつもお世話になってるやつ。
VosneRomanee01
しかし、特級畑より丘側でも1級畑だったりするんですね。

一応、レ・ボーモンの畑を眺めておきましょう。
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前方から丘に向かって広がっています。天気がちょっと悪いですね。

ちょっと遠めになりますが、これなら天気がいいでしょ。
VR002
斜面にあっていい畑と思われます。特級でもいいじゃないでしょうか。

さあ、その国道D974号線沿いのドメーヌ・アルヌー・ラショー。
Lachaux01
かなり立派そうな佇まい。

エチケット平面化画像。
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ミレジムはネックのシールを見ないとわからないタイプ。
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よって、別撮りしておきます。


さて、いただきます。
Alc.13.5%。
濃い目ルビーですが、結構透明感あります。
ドメーヌものは全房醗酵らしいですが、
メゾン・パスカル・ラショーはどうなんでしょうね。
フランボワーズ、プラムというか梅の風味…。
うま味乗ったアタックですね。
味に構造感あっていい感じです。
余韻の入り口で酸味が程よく来ます。
これもいい余韻の導入ですね~。


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Pascal Lachaux
Vosne-Romanée 1er Cru Les Beaumonts 2008
RRWポイント91点