バローロ・ボーイズの先駆者で世界でも高評価を得てるというエリオ・アルターレです。
で、いつものようにですが、(笑)
バローロでもランゲでもなく、お手頃なドルチェットをいただきます。
この手の作り手はデイリーワインとして必ずバルベーラやドルチェットを作ってますので、
これら品種を知るために間違いのない作り手を選べるというのはありがたい話です。
公式ページは必要十分な情報は載っています。
今日のドルチェット・ダルバもミレジム毎の情報ではないですが、
樽熟はなく、ステンレスタンクで10ヶ月熟成ということがわかります。
「フィロソフィー」として、ワイン作りのポリシーが語られています。
・ブドウの生育の妨げになる化学薬品や農薬は(極力)使わない。
・銅/硫化銅(ボルドー液?)しか使わない。肥料は牛糞のみ。
・発酵は自然酵母のみを使用。MLFは自然に起こさせる。
・ろ過、清澄は行なわない。
・その他ワインの色や構造を変えるものを一切使用しない。
・亜硫酸はイタリア政府が許容する量をはるかに下回る量を使用。
・しかし、ビオディナミやそれに類する手法を採用するわけではなく、
単に先祖から伝わる同じ方法でブドウ畑と向き合っているだけ。
云々…。
バローロ・ボーイズなんていうから、もっと突き抜けてるのかと思いきや、
ごくまじめに伝統的で由緒正しいやり方を守ってるだけという印象です。
写真ギャラリーのページでは周囲の風景などが見られます。
家族写真などもあり、家族経営~って雰囲気満載です。
ではでは、そのワイナリーを訪問してみましょう。
一面畑の道からこっちへ入ると「Elio Altare」と書いています。
いつもならここまでで門前払いですが、ストリートビューで入れます。
敷地内までずず~っと入れました。
なかなか素朴な住宅のような佇まいです。
裏に回っても畑が続いています。
ここは「La Morra(ラ・モッラ)」というところで、
今日のドルチェットは「ラ・モッラの畑から」と書いてあったので、
この辺りにドルチェットが植えられているのかもしれません。
大きな地図で場所確認。
ラ・モッラの集落のすぐ近くですね。バローロまでは車で10分ほど。
アルバの町までは20~30分ってところです。
ピエモンテ州もわかるようにイタリア地図をインポーズしておきました。
エチケット平面化画像。
裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので、
スペースの都合上、上下にくっつけて画像化しています。
さて、抜栓。
名前入りキャップシールにコルクです。
Alc.12.5%。
濃いルビー。少しくすんでる感じがします。
カシス、ブルーベリーからの黒ベリー...。
赤ベリーっぽくもあり、いい香りです。
赤ベリーっぽくもあり、いい香りです。
生野菜っぽさも。
酸味から来るアタック。
直後に舌の上にタンニンが来ます。
渋みがパレットに広がる感じ。
この渋みを「味わい」と思えばアリなんですが。
なんだかんだで騒がしい感じがします。
これも「味わい」と思えばアリでしょうか。
余韻にも荒い目の渋みが残るんですよね。
でも...楽しめるんだよなあ。
このあたりが有名生産者の実力というもんでしょうか。
このあたりが有名生産者の実力というもんでしょうか。
しかし、未だドルチェットの正体つかめず。(笑)
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Elio Altare Dolcetto d’Alba 2014
RRWポイント | 88点 |
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