2019年が明けました。
新年のエノテカのメールにこのワインがおすすめしてました。
ラベルにイノシシの絵が描かれてるからだそうで。
いや、イタリア人は日本の干支を気にしてはいないと思いますが…。
まあ、たまたま家のストックにあったので正月の抜栓としましょう。


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イノシシの絵には違いありませんが、犬に襲われてますやん。
「Le Difese」とは「防御」という意味で、猟犬からの防御でしょうか。
いずれにしても、なんか縁起悪そう…。(笑)

ファーストと同じ、サッシカイアのマークが誇らしげであり、
あざといマーケティング的な残念感も少々感じます。(笑)
このLe Difeseは2002年から作られるサードラベルです。


公式サイトではちゃんとこのワインもミレジムごとにデータあり。
セパージュは、
・カベソー 70%
・サンジョヴェーゼ 30%
サッシカイアのカベフラがサンジョヴェーゼに変えられてる感じ。
IGTトスカーナです。
まあ、サッシカイアも1994年まではテーブルワインでしたからね。
イタリアのDOCはええ加減ということで。

このワインの樽熟は、仏・米樽で12ヶ月(新樽率表記なし)ですが、
2016年のデータシートには仏樽のみで10ヶ月となってます。
年毎に微妙に違うようですね。
ちなみに、今日のはパーカーおじさん90点つけてます。


新年なので、何度も行ってますが、テヌータ・サン・グイド訪問です。
TSG01
この周辺はスーパータスカンの有名ワイナリーが多いですよ。

ラベル平面化画像。
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さて、抜栓です。合成コルクですがここにもイノシシが。
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キャップシールかっこいいですね。

Alc.13.5%。
若干濃いめのルビー。
エッジは透明感あります。
香り立つ黒ベリー、チェリー。
カベソーらしい果実感と、
いい樽香が絡み合って、うっとり。
味が乗ったアタックです。
少し若さゆえの酸味を感じますが、
そこそこ深みがあって、これはこれでOK。
喉越しにタンニンが現れ、
フィニッシュまでのバランスを取ってくれます。
後味にサンジョヴェーゼの片鱗を、
何となく感じました。

何度もサッシカイアを飲んでますが、
こっちのほうが好きかもしれません。
パーカーおじさんの言う通り、確かに90点です。

100点満点でなくてもいい、
90点な一年を送りたいなと思ったお正月でした。(笑)


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Tenuta San Guido
Le Difese 2016 Toscana IGT
RRWポイント 90点