エンリコ・セラフィーノは1878年からの歴史ある家族経営の作り手。
まあ正直知りませんでしたが、試せるというので、どれどれと。(笑)
バローロと一口に言っても、そこそこ高価なのにピンキリですから、
有名生産者でなければ割とギャンブルだったりします。


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ちょっと変わったボトル形状です。


公式ページは一見立派な感じですが内容はシンプル。
よく見るとリニューアル中と書いてます。あら残念。
一応、ワイン個別のデータシートは完備してありました。
当然ながらのネッビオーロ100%です。
樽熟は…中樽とバリックの併用とは書いてますが期間明示なし。
まあバローロですから18ヶ月以上はやってるんでしょうね。


ワイナリー訪問すると、町中の割と大きな建物です。
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アルバより結構北側のカナーレという小さな市街地にあります。
バローロはラ・モッラとモンフォルテの畑からと書いてましたので、
かなり畑とワイナリーは離れてますね。


エチケット平面化画像。
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斜め線と白い余白が多いのは撮影が結構難しいです。(笑)


さて、いただきましょう。
Alc.14.5%。
ガーネットっぽいですが結構透けていて、
色味は褐変の様相があります。
煮詰まった黒ベリーという感じの香り。
香りの量は多くないのですが、森の下草か熟成香も感じます。
甘さ乗ったアタックか?
と思うと、次第に酸だとわかってきます。
ちょっと味の厚みがいびつに感じて、
開くまでもう少し置いておきたいところですが、
抜栓したてで提供いただいたのに文句は言えません。(笑)
タンニンが喉に絡みつつ余韻へ。

酸味のおかげで若干減点ですが、
楽しめるバローロと思います。


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Enrico Serafino Barolo 2014
RRWポイント 88点