メドック格付け第5級、シャトー・カマンサックです。
なんと今日は1990年をいただきます。
ここまでのバックヴィンテージは初めてです。
ほぼ平成の時代の間眠っていたワインです。重み感じますね。


IMG_7604
例によってオリが立つからとボトル立てての撮影は厳禁です。(笑)
立てていい?って聞いたらお店のお姉さんにダメ!と怒られます。(笑)


最近のエチケットでは「Château de Camensac」となっており、
Camensac01
いつのころからか「DE」が間に入ってます。
気になるので調べると、
2004年までは「DE」なしの今日の1990年と同じエチケットデザイン。
2005年から新エチケットデザインに変わり、「DE」が入ったようです。


公式ページは変わっています。
ホームは全ページを並べて俯瞰するようになっていて、
メニューを選ぶとそのページにズームイン。なんじゃこれ?
いずれにしてもメッチャ使いにくい。(笑)

で、ワインデータが1999年からしか載っていません。
仕方がないので1990年はネット情報に頼ります。
セパージュは、
・カベソー 60%
・メルロー 40%
樽熟は、新樽率50%で17~20ヶ月と思われます。
熟成ポテンシャルは10~25年としている情報がありましたが、
1990年はすでに28年が経過しています。大丈夫?(笑)


過去に2012年を飲んでいて、シャトー訪問はしたはずですが、
改めて訪れてみます。
思い出しました。ストビューでは全然近づけないんでした。
格付けシャトーとは言え、マイナーな存在ですからね~。
Googleにも忘れられましたか…。
仕方がないので位置関係だけでも確認にしておきましょう。
Camensac02
オー・メドックですが、サンジュリアンに隣接していますね。
行政区分ではサン・ローラン・メドックという町に属します。


さて、いただきます。
1990年はボルドーの超優良年です。
果して、28年の時を超えてどう出るでしょうか?
IMG_7606
なかなかの褐変ぶりです。

Alc.12.5%。
ガーネット、エッジは褐変しながら透けています。
煮詰まった黒ベリー、トリュフ、スパイス、
香ばしいナッツ。
貫禄のあるとても複雑な熟成香です。
本当にトリュフの香りってあるんだ~と感動。
辛口ながら果実味感じるアタックです。
タンニンもこなれながらもシャキッとしています。
若干構造感が弱いかなと思ったりしますが、
味のどの要素も28年の衰えは感じさせません。
驚異的なフレッシュネス。
これも良年1990年のなせる技でしょうか?
なめらかな喉越しからフィニッシュまで
均一なバランスでうまさが続く感じがします。
フィニッシュでふっとハッカのような風味がしました。

ボトル半分くらいでしたがちょっぴりオリがグラスに混入。
いいね~。感動。


*****


Château Camensac 1990
RRWポイント 94点