シャトー・ラローズ・トラントドン、クリュ・ブルジョワです。
オー・メドックの格付けシャトーを(Google Mapで)訪問する際、
ちらちらと名前を見かけてましたので気にはなってました。(笑)
メドック最大の畑を持つというこのシャトーは近年品質も向上してるんだとか。


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こてこてで、あまりこのエチケットは好きじゃないです。


公式ページはこじんまりと情報はまとまってます。
セパージュは、
・メルロー 51%
・カベソー 45%
・プチヴェルド 4%
と、若干メルロー多めです。
樽熟は20~25%新樽で10~12ヶ月。
85%がフレンチオーク、10%がアメリカンオークと書いてます。
ん?残り5%は? 算数弱いのかな?(笑)


さて、シャトー訪問します。だいたい場所はわかってました。(笑)
Larose-Trintaudon02
オー・メドックですが、サン・ジュリアンにギリ接してます。

こんな感じです。
Larose-Trintaudon01
タルボー、ラグランジュ、ベルグラーブ、カマンサック、ラ・トゥール・カルネ、
このあたりがご近所ですので、訪問するときに目につくわけです。


エチケット平面化画像。
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やっぱり、裏ラベルも含めちょっと派手過ぎです。


さて、抜栓です。
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キャップ、コルクともしっかりしててボルドー上等ワインの風情です。

コルク平面化撮影をしておきました。
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こんなとこにこっそり「Gran Vin」と書いてます。(笑)

Alc.13%。
濃いガーネット。
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カシス、チェリー...若干の欠陥臭?
ブショネ特有の臭いはなさそうですが、何かがおかしい。
酸味から来るアタック?
妙な酸味が支配するボディ。ヤバい気がします。
タンニンや味の構造を探そうとしますが、
この変な酸が邪魔をします。
これがこの生産者の実力なのか、2013年という地雷なのか、
はたまた保管状態に起因する欠陥なのか、(購入はやまや)
いろんな可能性が頭の中をめぐります。
その微妙な酸味がちな味わいは余韻からフィニッシュまで続きます。
これは「アウト」です。

パーカーおじさんも近年すごく良くなってると褒め、
WineEnthusiastはこの2013年に91点をつけています。
今日のはおそらく欠陥でしょう。
ミレジム違いでも飲み直して再評価しないといけませんね。
また宿題が増えました。(笑)


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Château Larose-Trintaudon Haut-Médoc 2013
Cru Bourgeois
RRWポイント 73点