以前に2013年のモンテス・アルファMをいただきましたが、
今日のは1998年とかなりのバックヴィンテージです。
JAL(日本航空)のファースト・クラスの機内ワインに選ばれたのが、
2007年10月と言いますから、それよりも10年も前ですか…。


IMG_7807
例によってバックヴィンテージはオリが立つということで、
ボトルを立てての撮影は禁止です。(笑)


公式ページを見ても1998年の情報がありません。
1996年がファーストリリースらしいですが、
モンテスのトップキュヴェであり、チリ随一のプレミアムワインです。
歴史的な意味でも、もう少し過去の情報は置いてほしいですね。
ネット上でいろいろ調べますが、
唯一1998年として情報があったのが台湾のサイト。(笑)
真偽のほどは…ですが、一応セパージュです。
・カベソー 80%
・カベフラ 10%
・メルロー 5%
・プチヴェルド 5%
フレンチオークの新樽で18ヶ月の熟成です。


ワイナリーですが、非常にモダンで立派な施設なのですが、
如何せんGoogle Mapでは近づくことすらできない状況です。
過去何回かネットで拾った写真を貼ってお茶を濁しています。
今回もそんな一枚。
montesM
ただ、今日のワイン、モンテス・アルファ Mの畑が、
この「ラ・フィンカ・デ・アパルタ」というところなんだそうで。


コルチャグア・ヴァレーにおけるモンテスの位置を確認しておきます。
montesM2
サンタ・クルス(Santa Cruz)という町になります。


ボトルは立てずに、くるっと回して裏ラベルだけ撮影しておきます。
IMG_7814
このワインを作るプロジェクトは「プロジェクトX」と言ったそうです。
プロジェクト「M」じゃないんだ。(笑)


ネックのデザインも写しておきます。
IMG_7816


さて、いただきますよ。
Alc.13.5%。
エッジから大胆に褐変、中心はガーネットです。
IMG_7809

黒ベリー、草、トリュフ、熟成香ぷんぷんという感じ。
樽香かな?ふわっと還元臭がしたような気が…。
生っと甘みをかすかに感じる辛口アタック。
味わいは深みがあるんですが割と酸味が出ていますね。
フレッシュさが残ってると言えなくはないんですが、
欠陥もちらっと疑う感じです。
余韻まで舌の上に残る酸がかすかとはいえ減点。
もう少し早く飲むべきなんでしょうか?
因みに、オリは相当出ていました。


*****


Montes Alpha M 1998
RRWポイント 88点