メドック格付け第5級ながら、パーカーおじさんが何度も100点をつける、
超優良シャトー、ポンテ・カネです。
気にはなってたんですが、やはり結構いいお値段で売ってます。
ま、そういうわけで今日はセカンドでのお試しとなりました。(笑)


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1975年にテスロン・コニャックが買い取ってから品質向上が目覚ましく、
特に1994年以降は飛躍的によくなりポイヤック随一の注目シャトーとなってます。


公式ページはカッコよく、ワイン情報もミレジム毎で一見いいんですが、
その個々のワイン情報は極少。
このセカンドもちゃんと載ってるんですが、2014年は未掲載のようです。
代わりに2013年を覗いてみると、「2013年のセカンドは一切作ってません。」
と書いてあります。ボルドーの2013年は悪年と聞きます。
ファーストを確保するだけで精一杯だったと伺えますし、
レベルに達しない場合、セカンドは潔く作らないというポリシーも感じます。

しかし、ネットのどこを探しても2014年のセパージュが見つからず。
唯一見つけたのが日本の通販サイトで、以下のようになってました。
・カベソー 62%
・メルロー 32%
・カベフラ 6%
例年ですとプチヴェルドが1~2%加えられるようですが、
この情報でそれがないとなると、信ぴょう性が高まる気がしますね。
樽熟もこのサイトの情報では、12ヶ月のようです。
ファーストが16ヶ月ですから、そんなもんでしょうね。


さて、シャトー訪問。
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う~ん、すぐ横の道からは中がよく見えません。

周辺のシャトーとの位置関係を見ておきましょう。
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ポイヤックの名だたるシャトーのご近所です。
その他の格付けシャトーは黄色で囲っておきました。
ポイヤック駅(Gare de Pauillac)から歩いていくと22分。


エチケット平面化画像。
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ユーロリーフのマークあり。ビオも頑張ってやってるようです。


さて、抜栓です。
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キャップシールはセカンド名の専用品。コルクは横・腹にミレジム入り。


Alc.14%。
濃い濃いガーネット。微妙に褐変気味な気がします。
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黒ベリー、スパイス、野菜~セロリ。
辛口アタックに微妙に酸味が乗ってます。
味の厚みは十分なんですが、酸味が余計に感じます。
この酸がセカンドとして意図的なのかで評価が分かれますね。
味を引き締めている効果はあると思うんですが。
熟成が進んでもフレッシュさをキープする役割とも言えますし。

最近、酸を強めに感じることが多いので体調なのかなとも疑います。(笑)
何を飲んでも甘めに感じる時期もありましたしね。

ポークソテーに合わせて飲み進めると、
徐々にうまいと思えてきました。
う~ん、ファーストも試してみたくなりますね。


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Château Pontet-Canet
Hauts de Pontet-Canet 2014
RRWポイント 91点