畑の生育具合なんかをながめに、ちょくちょくお邪魔する丹波ワイン。
ショップに立ち寄ると、何やら雅なラベルのブルゴーニュボトルが目に入ります。
おっ!ピノです。丹波ワインのピノ・ノワール2016は相当おいしかったので、
これはいけそうと手に取ると、「ヴィエイユ・ヴィーニュ」とな。
樹齢30年以上の古木から限定263本ですって。期待を込めてお買い求め。


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前回いただいたピノも2016年。VVですか。そんな隠し玉あったんですね。


公式サイトにワイン情報はなく、オンラインショップブログ記事を探します。
裏ラベルの情報以上のものは載ってませんね。
樹齢30年以上の古木ピノ・ノワールを手摘み、木樽で15ヵ月間熟成。
しかし、前のピノ・ノワール2016年は「丹波鳥居野」でしたが、
今日のヴィエイユ・ヴィーニュは「京都丹波」となってます。
京丹波のピノには違いないんでしょうが、別の畑なんですかね?


どうでもいいですが、公式サイトよりVVの写真を拝借。(笑)
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この幹のゴワゴワ感がたまりませんね~。


日本ワインも少しづつ試し、美味しかったら応援しようと思ってますが、
どうもなかなか納得いくものに出会いません。
そんな中で、たまに「おっ!」と思うのは大抵ピノ・ノワールです。
皮が薄く、病害虫に弱く、色も乗りにくいピノなのに…です。
この品種で高みを目指す日本の生産者はホントえらいなぁと思うわけです。

一方で、日本ワインのレベルの上がらなさに悲観することもしばしば。
フォクシー・フレーバー満載のマスカベAなんか作ってる場合じゃないですよ。
あのグレープジュース風味が美味しいと感じるのは日本人だけらしいですね。


エチケット平面化画像。
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いつもながら丹波ワインのデザインは秀逸と感じます。
和風に見せながらモチーフはちゃんとブドウですし。


さあ、抜栓です。
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キャップシールはしっかりしたデザインなのに、コルクは無印。
ノマコルクっぽい合成コルクです。
1本5000円のワインですから、ここは雰囲気出してほしいところです。

Alc.13%。
クリアなルビー。しっかり色は出ています。
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フランボワーズ、プラム、チェリー。香り立ちます。
辛口アタック。
酸もこなれいて、味わいやすいです。
複雑味を感じる上等ピノ感がありますね。
喉越しにアルコール感と共にシルキーなタンニンもしっかり主張。
余韻もじんわりと貫禄が続きます。さすがVVと思います。

満足度の高いピノです。
丹波ワイン、またやったな!

日本でこのピノはやはり素晴らしいです。
G20で世界の首脳にふるまうならコレがよかったのにね。(笑)


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丹波ワイン 京都丹波 Pinot Noir Vieille Vigne 2016
RRWポイント 92点