DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の共同経営者、
オベール・ド・ヴィレーヌ(Aubert de Villaine)氏が自ら手掛ける、
Domaine A. et P. de VillaineのAOC Bouzeronをいただきます。
品種は、ブルゴーニュ全体の6%というアリゴテ(Aligoté)です。


IMG_9607
「AOC Bouzeron」はブルゴーニュで唯一アリゴテ種の白ワインに認められたもの。
「AOC Bouzeron」の制定をINAOに働きかけたのがオベール氏なんですね。
(1998年、地域名Bourgogne Aligoté Bouzeronから村名Bouzeronに昇格。)

オベール氏の頭文字「A」とパメラ夫人の「P」をとって、
ドメーヌ名が「Domaine A. et P. de Villaine」ということなんですが、
2015年より「Domaine de Villaine」としています。
今日のは2012年なので改名前ですね。

公式ページはこのBouzeronの画像。フラッグシップなんですかね。

データもミレジム毎完備。
アリゴテには2種類あり、アリゴテ・ドレ種が使われています。
アリゴテ・ドレは「Aligoté doré」、金色のアリゴテという意味です。
もう1種はアリゴテ・ヴェール(Aligoté vert)、緑色のアリゴテです。
アリゴテ・ドレの方が小粒で酸味が穏やか且つ芳香が豊かなんだそうです。

以前、Bourgogne Côte Chalonaise La Fortuneを試していますので、
その時の画像を再掲しながらおさらいしましょう。
これがドメーヌ・ド・ヴィレーヌです。
Villaine01

コート・ドールの南端のすぐ隣です。コート・シャロネーズの始まり。
carte
(公式サイトにあった地図を拝借してます。)

ブーズロン村の真ん中あたりにあります。
VillaineBouzeron01
以前飲んだ赤はブーズロンのLa Fortuneという畑からでしたが、
今日のブーズロンはどこだか不明。
Les Clous(モノポール)とLa Digoineにも畑を持ってますので、
この辺り何でしょうかね。

コート・シャロネーズも以前作成の地図でおさらいです。
CotesChalonaise01
モンタニーは4つの村にまたがり、白(シャルドネ)だけでしたね。


エチケット平面化画像。
IMG_8228
ブーズロンにあるドメーヌがブーズロンと名乗るワイン。
トップページやワイン紹介の一番目に載せて誇らしげです。


さて、抜栓。
IMG_9603
横ミレジム入り。白キャップもドメーヌ名入り、いい感じです。

コルク平面化撮影しました。
IMG_9609
「Bouzeron」だけ後で入れてるような気がしますが、一応専用品。

Alc.12.5%。
濃い黄金色。
IMG_9604

柑橘系、梅酒の香りも。
すえた香り。(かすかですが欠陥臭?)
酸味ではあるのですが、独特な酸のアタックです。
この酸味がアリゴテの個性でしょうか。
味は濃さを感じ、厚みはあります。
しかし、不思議な風味…。
個性的と言えば許せなくもないんですが、
古さ、痛んだ臭いとも感じます。

もっと若いうちに飲むべき?
アリゴテの個性?
微妙だな~。


*****


Domaine A. et P. de Villaine
Bouzeron 2012
WWWポイント 75点



RRW02