これ、結構お手頃なのにジョージ・ウィンダムのフラッグシップだそうで。
現存するオーストラリアで最も歴史の長いワイナリーで、1835年に、
オーストラリアで初の商業用シラーの植樹をしたシラーズのパイオニア…。


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1828年、イギリスから移住したジョージ・ウィンダムが、
ニュー・サウス・ウェールズ州のハンター・ヴァレーに開いたそうです。


公式ページを見ると「Black Cluster」という上級シラーズが載ってました。
今日のはやはりエントリー。フラッグシップは言い過ぎでした。(笑)
しかしワイン情報は貧弱です。なぜか栄養表示のみ。(笑)

インポーターは国際ワイン流通業のペルノ・リカール社でした。
その公式ページも見ますが情報は似たり寄ったり。
シラーズ100%なんでしょうが、樽使いがわかりません。


ワイナリー訪問しようと思いますが場所不明。
公式ページにもともと「Dalwood Wines」という名前だったとあります。
1887年「Wyndham Estate」に改名。2015年に「George Wyndham」となったそう。
なので「Dalwood」で検索したらこれが出てきました。
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ハンター・ヴァレーですし、1928年創立も一致するので間違いないです。
しかし、ここは今も「Dalwood Estate」という名前で自社ワインを作ってます。
謎だらけですね~。
ペルノ・リカール社がブランド名だけ買ったのでしょうかね。


ハンター・ヴァレーの位置を確認しておきましょう。
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シドニーが州都のニュー サウスウェールズ州ですね。
ニューキャッスルまで流れているハンター川沿いになります。


ラベル平面化画像。
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さて、オーストラリアなのでスクリュー回転です。
Alc.14.5%。
濃いガーネット。若さ感じる紫がかり。
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黒ベリー、ブラックチェリー、ナッツっぽい風味も。
スパイシーというのかな。
辛口アタック、鉄っぽさ感じます。
味の厚みはある方です。
鉄っぽい酸味はいいアクセントになってます。
シラーズ特有の重っ苦しさを軽減してくれてるようです。
余韻になんとなく苦味が残ります。シラーズ風。

値段が値段だけに貫禄はないんですが、
バランスはよく、美味しくいただけます。


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George Wyndham
BIN555 Shiraz 2017
RRWポイント 89点