さて、いろんなところに進出してるトーレスのリオハです。
原産地呼称最上級のDOCa(Denominación de Origen Calificada)は、
Rioja(1991年)とPriorat(2000年)にしか認定されてませんので、
その二つともでワインづくりしてるってことですね。


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例によって生産者来日イベントで出てきた6本中の1本です。
久しぶりにスペイン語がしゃべれて、なかなか楽しかったです。
トーレスのおじさんが「スペインのどこのワインがお好み?」と聞くので、
嫌味で「Ribera del Duero」かなって答えると、困る様子も見せず、
「それもいいのあるよ。」とのお答え。トーレス、そこにもありました。(笑)


公式ページでこのワインを調べます。

2005年にリオハへ進出、エノテカの記事によると、2009年にクリアンサをリリース、
その8年後ですから2017年にこのレセルバが世に出たようです。

一部新樽のフレンチオークで16ヶ月の上、ボトルで最低20ヶ月の熟成を経ます。
レセルバが36ヶ月熟成(クリアンサは24ヶ月)なのはスペインに規定です。
・テンプラニージョ 100%


トーレスのリオハのワイナリーは「Soto de Torres」という名前であること、
「Rioja Alavesa」地区の「Labastida」の町にあることがわかりました。
早速訪問してみましたが、遠巻きにしか拝めませんね…。
RiojaTorres01
場所はエブロ川が蛇行して流れるところ。たくさんの畑が広がってます。

リオハ全体で言うと、赤い四角で囲ったのが上の地図になります。
RiojaTorres02
リオハと言っても、アルタやバハや、いろんな地域に分かれて結構広いです。


ラベル平面化画像。すごいです。全面ラベル。丸まる1周撮影です。
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ちゃんと、DOCa(Denominación de Origen Calificada)になってます。


さて、いただくとします。
Alc.14.5%。濃いガーネット。
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黒ベリー。香ばしい黒糖。煮詰まったブラックチェリー。
軽い甘・酸味を感じる辛口アタック。
フレッシュさはあるんですが重みは少々弱いかな。
安物然とはしてなくて、そこそこ楽しめる味ですが、
もっとすごいのを期待してましたからね。
少々肩透かし。


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Familia Torres
Altos Ibéricos Reserva 2013 Rioja
RRWポイント 89点