冷蔵庫の奥にこのワインが眠ってました。(笑)
ロワールのロゼ・ダンジュー(Rosé d'Anjou)であります。
今日の夕食は皿うどん。コショーをぶっかけてやると、
案外この甘口ロゼと合うんじゃないかと抜栓します。


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ロゼ・ダンジューは赤ワイン用品種グロロー(Grolleau)主体に作られます。
よって白ワインのWWWポイントで評価はするものの、写真は黒ブドウを配置。


残念ながら公式ページは見つからず。
グロロー・グリ(Grolleau Gris)、グロロー・ノワール(Grolleau Noir)、
ガメから作られるというネット情報。
以前にもロゼ・ダンジューを飲んだ時に確認してますが、
グロローを補完するのに、カベフラ、カベソー、ピノー・ドニス(Pineau d'Aunis、
ロワール原産の黒品種)、ガメ、コ(マルベック)の使用が認められてます。
Grolleau
グロロー・グリもノワールもロワール川流域にしかありません。
グリはノワールの突然変異種だそうで、名の通り果皮が灰色です。

ロゼ・ダンジューは残糖が7g/l以上という規定があるようですので、
かなり甘口ではないかと想像できます。


さて、作り手訪問します。
Chateau_de_Champteloup01
シャトー・ド・シャンプトゥループの歴史は15世紀までに遡り、
ワイン造りは1987年からだそうです。アンジュー地区に100haの畑を所有。

前に描いたロワールの地図で位置関係を確認。白マルのところです。
AnjouR01
場所的にはAOC Coteaux-du-Layonのあたり。これは甘口白のAOCですが、
この辺り周辺の広域がAOCアンジュ―、ロゼ・ダンジュ―対象の地域です。


エチケット平面化画像。
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ううっ。インポーターシールが裏ラベル隠しまくりです。


さあ、抜栓。
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名もなき安物然とした合成コルクです。

Alc.11%。
きれいな澄んだピンク。
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香りは、柑橘系っぽくもピーチっぽくもあります。
のっけから確かに甘いですが、今日はちょうどいい甘みに感じます。
皿うどんの胡椒ぶっかけに合う合う。(笑)


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Château Champteloup Rosé d’Anjou 2018
WWWポイント 78点