スペイン、アラゴン州のDOカンポ・デ・ボルハのガルナチャです。
ガルナチャ(グルナッシュ)の原産はアラゴン州と言いますから、
正にガルナチャの本拠地のガルナチャというわけです。
本当は「ロバート・パーカー大絶賛!」のシールに惹かれただけですが…。


IMG_9882
キリン/メルシャンがインポーター。スーパーでお手頃価格で売ってます。
たぶん、パーカーおじさん大絶賛じゃなかったら手を出していません。(笑)


公式ページにワイン情報はありますが、セパージュとか載ってません。

キリンのサイトに詳しい情報がありましたが、2016年は他サイトにあった、
・ガルナチャ 85%
・テンプラニージョ 10%
・カベソー 5%
の情報の方が、総合的に判断して正しいじゃないかと思います。
樽使用の記述はどこにもなし。使ってないでしょうね。


ワイナリー訪問しますが、2008年のストビューでは影も形もなし。
CampoDBorja02
2001年に3つの協同組合が合わさって設立された新しいワイナリーで、
このGoogle Mapで拾った建物の写真は2005年撮影となってますから、
2008年のストビューに写ってないのは何ともミステリーです…。
(上の写真中にあるように上空からは建物がちゃんと見えます。)


気を取り直して、DO Campo de Borjaをおさらいしましょう。
Aragon4
アラゴン州のDOは4つ。ボルハの町周辺がCampo de Borjaです。
そして今日のBorsaoはそのボルハの町外れにあります。

いつもの地図でも確認しておきましょう。
CampoDBorja01


ラベル平面化画像。
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金色の丸いシールご覧ください。
「パーカーおじさん大絶賛」の出典(2016年8月#266)も明記。
周りの金色の部分には英語の原文がぐるっと書いてあります。
"My favorite value winery not only in Spain, but in the world, is Bodegas Borsao."
ここまでされるとアッパレです。(笑)


さて、抜栓ならぬスクリュー回転です。
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キャップはワイナリーのマーク入り。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。赤紫がかってるかな。
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黒ベリー、ブラックチェリー、生野菜香も。
この香りはうまワインの予感…。
かすかな甘み感じますが辛口アタックです。
果実味ある味わいは決して安物然としてないですね。
まあ上等感もないんですが、安物ガルナチャ感をうまく処理してます。
タンニンを軽く感じつつ、果実味フレッシュのままフィニッシュ。

まあまあ飲めます。(笑)
パーカーおじさん、これを大絶賛なら、
相当いろんなワインの楽しみ方を知ってらっしゃる気がします。


*****


Bodegas Borsao
Clásico Tinto Garnacha 2016
RRWポイント 88点