久々のアルゼンチンのマルベックをいただきます。
前からちょっと気になってたカテナです。
実はワインエキスパートの2次試験対策用に買い込んだ1本ですが、
既に試験は終わってしまいました。(笑)合格したからいいですが…。


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1902年創業のアルゼンチンのトップ生産者です。パーカーおじさんも、
トップエンドのNicolás Catena Zapata 2004に98+点をつけ、
「これはアルゼンチンのラフィット・ロートシルトだ!」とのたまってます。
今日のスタンダード・マルベックも2015年が91点、2016年が92点と、
パーカーおじさんの評価は悪くないです。
今日の2017年は未評価のようですが、この流れだと93点のはず。(笑)


公式ページは同じ内容で2つURLがありました。
catenawines.com
catenazapata.com

どちらも全く内容が同じで意味不明ですが、ワイン情報はしっかりしてます。
今日のワインもミレジム毎にデータあり。天然酵母を使用し、
今日のは違うようですが、一部全房で醸したりもしているようです。
・マルベック 100%
樽熟は12ヶ月で、新樽/1年落ち/2年落ちの比率は年ごとに変わるそう。
日本のインポーター情報では新樽率35%のフレンチオーク70%と、
アメリカンオーク30%で14ヶ月熟成となってます。

公式ページをよく見ていると、ワインによってワイナリー名を、
Bodega y Viñedos CatenaBodega Catena Zapataとで使い分けてますね。
まあ、なんとなく上等ラインが後者って感じでしょうか。


ワイナリー訪問を試みますが、ストビューで近づけません。
仕方がないのでアップしてあった写真を拝借。
Catena01
マヤのピラミッドを模したというシンボリックな建物です。
そこからの畑の眺めも素晴らしいですね。

場所的にはメンドーサの町の南側、メンドーサ川渡ったアグレロという所。
Catena00
メンドーサの南側とチリのサンティアゴはアンデスを挟んで同じ緯度。

ついでなので、アルゼンチンとチリのワイン生産地の地図を貼っておきます。
Sudamerica01
例のフリーマップですが、ウルグアイやブラジルも網羅してますね。


エチケット平面化画像。
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ピラミッドのイラスト。3代目ニコラス・カテナ・サパタさんと、
娘(4代目)のラウラ・カテナさんのサインが入っています。


さて、抜栓。
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キャップシール、コルク、Catenaネーム入りです。

コルクの平面化撮影。
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テクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。涙くっきり。
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黒ベリー、ブラックチェリー、スパイス、野菜っぽさも。
酸味乗った辛口アタックです。
味の構造感は十分ですが、涼しい感じがします。
鉄分も感じますね。
タンニンは極めてシルキー。
余韻と共にフィニッシュへの仕上げにかかります。

重めの食事に合わせると真価を発揮するうまさですね。
アサード(焼肉料理)に合うクールな味としておきましょう。


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Bodega y Viñedos Catena
Catena Malbec 2017
RRWポイント 91点