2014年にシャトー・ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノー氏が取得、
(実際には2014年に株式の50%取得、2017年に100%の完全オーナーになってます。)
2015年からペトリュスの前醸造長ジョン・クロード・ベルエ氏がコンサルタント、
近年品質向上が著しいというラランド・ド・ポムロールのシャトー・シオラックです。
で、いつものごとく、プラジール・ド・シオラックというセカンドです。(笑)
実はリカマンで、ファーストの2013年とこのセカンドの2015年が同じ値段でした。
これは超優良年の2015年と厳しかった2013年のヴィンテージの差だと理解。


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ペトリュスの醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエ氏が、
コンサルになったのが2015年というのも、このセカンド2015年が優位ですね。


公式ページはシャトー・ラトゥールと同じくトップページ全面動画のカッコいいやつです。

ワイン紹介も、ちゃんとセカンドのデータシートもミレジム毎に完備。
セパージュは、
・メルロー 100%
15年未満の若木のブドウです。熟成はコンクリートタンクで9ヶ月。


シャトー訪問。ストビューで入れず、畑と看板ショット。(笑)
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周りの森含めた敷地とか建物とかなかなかの貫禄です。

リブルネ(Libournais)主要AOCとの位置関係で見ておきましょう。
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ラランド・ド・ポムロールですが、ポムロール台地から続くネアックにあります。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはセパージュ他ワイン情報が仏・英語で表記。えらい。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクも専用デザイン。横ミレジムもいい感じ。

コルクも平面化します。シャトーのイラストがカッコいいです。
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テクニカルコルク、3年耐用のDIAM3を採用です。

Alc.14%。
濃いガーネット。
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ブラックベリー、ブラックチェリー、鉄っぽさ。
フレッシュな甘み感じさせるアタック、でも辛口。
味の構造感あり、メルローの薄っぺらさはないです。
果実味ありありで重く古臭さく感じないのが好印象ですね。
喉越しで軽い酸も見つかるんですが、
フレッシュネス演出要素として許せる酸味。
シルキーなタンニンも加勢して余韻がゴージャスです。

樽も使ってない若木からのセカンドですが、このクオリティはアッパレ。
こうなると、やっぱりファーストが気になってきます。(笑)
また2015年以降のが出てきたら試してみようっと。


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Château Siaurac
Plaisir de Siaurac 2015
Lalande-de-Pomerol
RRWポイント 95点