動物のイラストで世界中のワインを出してるタサック・ジャンパーです。
以前テンプラニージョを試しましたが、お手頃価格で味もいい印象です。
今日は、DOフミージャのモナストレル(ムールヴェードル)をお試し。
世界中で栽培され、オーストラリアなんかではマタローとも呼ばれてますが、
スペイン原産説が濃厚な上、85%はスペインで生産されているそうなので、
モナストレル(ムールヴェードル)はスペインが本家のようなものですね。


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DOフミージャ(Jumilla)はスペイン南部ムルシア州のDOです。
1966年にDO認定され、赤・白・ロゼ、多様なワインがありますが、
モナストレルがメインの品種とされ、85%以上で「Monastrell」をうたえます。


タサック・ジャンパーはおそらくフランスが本拠地のブランドで、
自社に生産ラインを持たず、世界中から選んだワインを生産者に委託し、
自社ブランドで世界中に供給するというスタイルでやっています。
公式ページはこれ。

・モナストレル 100%
アメリカンオーク樽で数ヶ月熟成ということはわかりました。
インポーターサイトにも情報がありました。


タサック・ジャンパーのワイン紹介ページは世界地図になってます。
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それぞれの国を代表する動物がアイコンで、同時にボトルのラベルにもなってます。


ラベル平面化画像。
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他のワインは赤いシャツを着ていますが、これだけグリーンです。
どうやらユーロリーフ取得のBIOワインだからのようですね。
同じくスペインのテンプラニージョも同じ牛ですが、赤シャツです。


DOフミージャ(Jumilla)の認証シールもありますが、このDOの場所を確認。
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スペインの南部、ムルシア州のDOです。

このDOの公式ページもあります。


ムルシア州はムルシアが州都のスペインでは小さめの州ですが、
この地図のように州内にいくつかのDO及びIGPがあります。
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DO Yeclaもモナストレルで有名で、DO Jumillaに隣接してますね。


ラベルではDOP(Denominación de Origen Protegida)となっていますが、
スペインで言うDO(Denominación de Origen)とほぼ同義です。
厳密に言うとこういう関係ですね。
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IGPVino de la Tierraと言うんですね。


さて、抜栓。
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合成コルクのDIAM(DIAM1)を使っています。

コルクも平面化してデザインを見ておきましょう。
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Alc.14%。
ガーネット。
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黒ベリー、チョコ、メトキシ青野菜、
シダっぽくもあります。
酸味クールな辛口アタック。
味の厚みはなかなかいいです。
シルキーなタンニンが喉元にアクセントで効いてます。
余韻も同じバランスでそこそこ続くのがいい感じ。
酸は始終居るんですが全く問題ないです。
クールなうまさ、好きですね。


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Tussock Jumper
Monastrell 2015 DO Jumilla
RRWポイント 92点