リカマンで1000円ほどの白ワインです。
普通は見向きもしないんですが、南西地方、コート・ド・ガスコーニュIGP、
品種がコロンバールにグロ・マンサン。気になるってもんです。(笑)
どんな味がするんでしょう? 詳しく知ってみたくなります。


IMG_0932
エチケットもなんとなく品があります。イラストのような作り手でしょうかね。
コロンバールってブランデーのアルマニャックにも使われてましたよね。
グロ・マンサン、プチ・マンサンって、確かジュランソンの白で有名だったような...。


公式ページはデザイン古くさめですがしっかりした内容のがありました。

「ガスコーニュ地方を代表するドメーヌ」と自らうたっています。
あ、やっぱりアルマニャック(ブランデー)もワインと一緒に作っているようです。
ただ、アルマニャックにコロンバールは使わず、ユニ・ブラン(Ugni Blanc)100%です。
ということは、コロンバールはこのワイン専用に栽培しているということですね。
・コロンバール(Colombard) 80%
・グロ・マンサン(Gros Manseng) 20%
のセパージュで、熟成はシュールリーで3~6ヶ月だそうです。


作り手訪問。ありがちな協同組合とかでなく独立したドメーヌです。
Miselle01
歴史はかなり古いらしく、その昔からワイン作りの方が本業であり、
アルマニャックを作り出したのは19世紀に入ってからだそうです。
1998年からChevallier家が所有、ドメーヌ元詰めワインのリリースを開始、
ガスコーニュのテロワールに敬意を払い品質向上に余念がないそうです。
上空写真でわかりますが、ドメーヌの隣に競走馬の育成場があります。
これもその昔からやっていたそうで、ドメーヌの歴史が感じられますね。

さあ、コート・ド・ガスコーニュ(Côtes de Gascogne)IGPを深堀り。
まずは南西地方の地図を確認します。ガスコーニュ地方をカバーする広域。
Gascogne00
BuzetやMadiranなどのAOCも内包しますが、ほぼアルマニャックと重なります。

ついでなので、アルマニャックの生産地域も見ておきましょう。
ArmagnacArea
アルマニャックは、以下の3つの地域に分類されます。
・バ・アルマニャック(Bas-Armagnac)中心地:オーズ(Eauze)
・アルマニャック・テナレーズ(Armagnac-Ténarèze)中心地:コンドン(Condom)
・オー・アルマニャック(Haut-Armagnac)中心地:オーシュ(Auch)*生産少ない
バ・アルマニャックが一番高級で、今日の作り手の所在もここです。(赤印)
なので、ワインと一緒に作っているアルマニャックはBas-Armagnacです。

さあ、いつもの地図で(笑)Côtes de Gascogne IGPを確認しますよ。
川の位置関係でいうと、ガロンヌ川とアドゥール川に囲まれた地域です。
Gascogne01
今日の作り手は、オーズ(Eauze)の南西、ノガロの町の近くです。
Côtes de Gascogneは1982年に制定されたIGP(Indication Géographique Protégée)で、
白ワインに使える品種は、ユニブラン、グロ・マンサン、プチ・マンサン、
コロンバールのほか、ソーヴィニョン・ブランやセミヨン、シャルドネもありです。


エチケット平面化画像。
IMG_0817
とんがり屋根はこのドメーヌでしょうか。畑の感じも似ていますが、
ストビューで歩き回っても同じアングルは見つかりませんでした。(笑)


さあ、抜栓です。
IMG_0929
汎用品ですが、安っぽくはないですね。

コルクも平面化。
IMG_0930
建物のイラストは明らかに実際のものと違いますね。(笑)

Alc.11%。
淡いクリアゴールド。
IMG_0931

梨、ライム、グレープフルーツ、爽やかな香りです。
鈍い酸味が乗った辛口アタック。
クールな酸なんですが後味に残る独特な味わいを見せます。
果実味はあるんですが、瓜系の水くさい果実って感じ。
やはり、今まで飲んだことのない独特な雰囲気ですね。

しかし、いい感じの個性として楽しめました。
ガブ飲みの白ワインより何倍かマシです。
アルマニャックはぜんぜん感じません。(笑)


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Domaine de Miselle Cuvée Izaute
Côtes de Gascogne IGP 2018
Colombard-Gros Manseng
WWWポイント 76点