久々にシャンパーニュです。
ずいぶん前にルイ・ロデレールのクリスタルをいただきましたが、
今日もルイ・ロデレール。ノン・ミレジメ(NV)のブリュット・プルミエです。
試飲セットの最初に付いてきただけで、自ら選んだわけではありませんが。
せっかくなので記事にしておきます。(笑)


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ロシア皇帝が好んだという、ルイ・ロデレールの頂点がクリスタルであれば、
ブリュット・プルミエはスタンダード・キュヴェといったところ。
クリスタルはミレジメ(ヴィンテージ)でしたが、こちらはノンミレジメ(NV)。
そこら辺の違いも見ておきましょう。


公式ページは自動検知でガッツリ日本語表示に。日本は上顧客なんでしょうね。

セパージュはシャンパーニュ主要3品種を使用、
・ピノ・ノワール 40%
・シャルドネ 40%
・ピノ・ムニエ 20%
一次発酵(通常のワイン醸造)の後、上記セパージュでブレンド(Assemblage)し、
糖(1L当たり20~24g)と酵母等の混合物(リキュール・ド・ティラージュ)を添加、
そして瓶詰め(Tirage ティラージュ)されます。
その後、オリと共に熟成され「瓶内二次発酵」となるわけですが、
その熟成期間が、このブリュット・プルミエは3年やっており、
ノンミレジメの規定15ヶ月のところ2倍以上贅沢にやってる訳です。
クリスタルも、ミレジメの熟成義務が3年のところを6年やっています。
実際どこのブランドも規定をはるかに超えて熟成させるのが普通なようです。
(EUの規定では発泡性ワインの熟成期間はたった「最低90日」です。)

その後、最後の工程、澱抜き(Dégorgement デゴルジュマン)の準備として、
沈殿物(澱と清澄剤)を瓶口に集めるルミアージュ(Rumeage 動瓶)が行われます。
ボトルを少しずつ左右に回しながら倒立(シュール・ポワント)させ、
澱を瓶口の栓の近くに集めるわけです。
澱抜き(Dégorgement)では、まずボトルの瓶口を-27℃の溶液に浸し、
瓶口に集められた澱が凍って塊になった状態で栓を開けると内部の気圧により、
この氷塊が弾き出されます。(この時失われる圧力は6→5気圧とごく少量)

この時、凍らせてるとはいえ、ごく少量の酸素が瓶内に入りますが、
同時に添加されるドザージュ(Dosage 加糖)のためのリキュールと共に、
シャンパーニュ特有のアロマの熟成に貢献するんだそうです。

最終工程の澱抜き(Dégorgement)後も、ブリュット・プルミエは6ヶ月セラーで寝かし、
クリスタルは同じく8ヶ月寝かした後出荷となるようです。ここもお手間入り。

(その他シャンパーニュの詳しい情報はシャンパーニュ公式サイトほかでご確認を。)


ルイ・ロデレール訪問。ランス(Reims)の町の真ん中にあります。
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シャンパーニュのグラン・メゾンはたいていランスなんでしょうね。


クリスタルは、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、
コート・デ・ブランなどのグラン・クリュの自社畑からでしたが、
ブリュット・プルミエはどうなんでしょうね。拾い物地図を見てみます。
Roederer01
シャンパーニュの甘さの等級が載ってますね。Brut(辛口)は12g/L未満。
等級全部書こうかと思ってましたが、ここに載ってたので割愛。(笑)


やっぱりですが、Google Map転記を敢行。(笑)
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歴史的に17村が「グラン・クリュ」の名称の使用を許され、
42村が「プルミエ・クリュ」の名称の使用を許されてるそうですが、
グラン・クリュの17村は地図上に黄色四角で示していますので、ご確認を。
3つの産地に分かれていますが、地理的には17村だいたい連なってますね。

以下に整理します。

<Montagne de Reims>(モンターニュ・ド・ランス)
・Ambonnay(アンボネー)
・Beaumont-sur-Vesle(ボーモン・シュル・ヴェスル)
・Bouzy(ブージー)
・Louvois(ルーボワ)
・Mailly(-Champagne)(マイィ)
・Puisieulx(ピュイジュー)
・Sillery(シルリー)
・Verzenay(ヴェルズネー)
・Verzy(ヴェルジー)

<Vallée de la Marne>(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)
・Aÿ/Ay(アイ)
・Tours-sur-Marne(トゥール・シュル・マルヌ)
 (※フランスのWikipédiaではこれをMontagne de Reimsに含めてました。
  確かにVallée de la Marneでは位置的に無理がありますね。)

<Côte des Blancs>(コート・デ・ブラン)
・Avize(アヴィズ)
・Chouilly(シュイィ)
・Cramant(クラマン)
・Le Mesnil-sur-Oger(ル・メニル・シュル・オジェ)
・Oger(オジェ)
・Oiry(オワリー)

<Côte des Bar>(コート・デ・バール)
なし


エチケット平面化画像。
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NM (Négociant-Manipulant)等の種別は表示義務があります。
その他、RM、RC、CM等はこちらのページでご確認を。(笑)

ネックは別撮り。これを平面化するのは厳しいですから。
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さあ、いただくとします。
Alc.12%。濃密な輝くゴールド。
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酸的なフレッシュな梨、白桃かそのシロップ。
味わいの中に何となくのコクを感じ、
やっぱり安物泡とは違う気がします。(笑)
舌上には酸が残るんですが、爽やかで気持ちのいい酸。
最後の後味でナッツっぽいのも。(木樽使ってますからね)
流れがあるのは良いですね。

うん、
少し泡の楽しみ方がわかってきた気がします。(笑)


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Louis Roderer Brut Premier NV
WWWポイント 79点



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