1630年ヴォルネイ発祥の記録もあるという老舗、アンリ・ボワイヨ。
ドメーヌとしては1885年設立で現当主のアンリさんは5代目になるといいます。
1997年にはパーカーおじさんが最高位である5ツ星生産者に認めています。
1996年から(Maison)Henri Boillot として買いブドウのワインも作ってまして、
今日のAOCブルゴーニュも自社畑ではないネゴシアンものということですが、
なんとサントネプルミエ・クリュとシャサーニュ・モンラッシェ村名、
ヴォルネイ村名からのブドウを使用、大赤字でAOCブルゴーニュを出しています。


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たまにAOCブルゴーニュに手を抜かない作り手に出会いますが、今日のは別格。
「ブルゴーニュ」のレベルを向上させるため志高くやってるそうですが、
1級畑を2段階格落ちとは…。AOCブルゴーニュ探求者としては有難し。(笑)


公式ページは動画も使った凝った作りでカッコいいです。

ワイン紹介は自社畑のドメーヌものと、メゾンものを分けていますが、
その情報はどちらも分け隔てなく、AOCブルゴーニュもミレジム毎に載っています。
赤は完全除梗で作られます。樽はさすがにAOCブルゴーニュは1~2年落ちです。
熟成期間は15~18ヶ月とのこと。そして、畑の説明のところには、
Santenay Premier Cru, Chassagne-Montrachet Village and Volnay Village
と、確かに書いてあります。
面積は不明ですが、最初に書いてあるサントネが一番多いんじゃないでしょうか。


作り手訪問。ムルソーの外れにある、新しめの佇まいです。
HB02
「メゾン」と書いてますが「ドメーヌ」の住所もここです。

今日はGoogle Mapではなく、公式ページにあった地図を使います。
HB01
サントネの1級畑とシャサーニュ・モンラッシェ、ヴォルネイの村名を示しました。
この範囲のどこかのブドウが今日のAOCブルゴーニュになってるということです。
因みに風船の印のあるところがアンリ・ボワイヨの畑になります。

ついでにサントネのAOC地図も上げておきます。
HB03
ストビューでサントネの1級畑を訪問しましたが、冬だったのでスクショはなし。(笑)


エチケット平面化画像。
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ドメーヌ表記がないのがメゾン(ネゴシアンもの)だそうですが、
買いブドウも単一栽培農家からにこだわり、醸造はドメーヌでやってますから、
その違いはほぼなさそうです。
で、裏ラベルを隠してるインポーターシールはいただけませんね。
隠れてたのは「HB」の紋章(表ラベルと同じ)だけでしたが。


さあ、抜栓。
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AOCブルゴーニュ専用コルクですね。ミレジム表示は横ではなかったです。

コルクの平面化画像。
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コルク横に「HB」紋章を打つんならミレジム打って欲しいですよね。

Alc.13%。
しっかり色付きのルビー。完全除梗ですもんね。
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フランボワーズ、プラム。
かすかなシーチキン(笑)。しかし、スパイシーというか、
うまそうな滋味を感じさせる香りです。
辛口アタック。
酸味が出過ぎず味の芯がしっかりあっていいですね。
喉越しにも酸はありますが、甘みにも感じ、
余韻にはうっすら苦味も出てきて、
フィニッシュですべてよしって感じです。

流れあるのドラマがあるのはいいワインの証拠です。
志の高いAOCブルゴーニュ。素晴らしい~。


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Henri Boillot
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 93点