メドック第3級シャトー・ボイド・カントナックのエチケットかなと思うと、
「Château Boyd-Cantenac」と入るべきところにデカデカと「BOYD」とあり、
「MARGAUX」となるところが「BORDEAUX」になってます。
これがボイド・カントナックのサードと称して2千円以下でスーパーで売ってます。
さて、どんなもんでしょうか。お試ししてみるしかありません。(笑)


IMG_1676
まずもって、本当にボイド・カントナックが作るサードなのか?です。
ライセンス契約かなんかで、のれんを貸してるってのもあると思われます。

海外のサイトでも同じようなのを見つけたので、世界中で売ってそうです。
しかしこちらは、ハッキリと「BY BOYD-CANTENAC」と書いてあります。
boydc01
7.99ユーロが特売で6.79ユーロの15%OFFです。850円くらいかな?
日本じゃ安いといっても、これの倍以上の値段で売ってることになります。
ちょっと悲しくなりますね。(笑)


ボイド・カントナックの公式ページにはセカンドまでしか載ってません。

他のシャトーでもAOCボルドーのサード以下までカバーしてるのは珍しいですから、
致し方ありませんね。(シャトー・ドーザックなんかは載せています。)

後で厳しく指摘させてもらいますが、裏ラベルのインポーターシールを剥がすと、
この「BOYD」が生まれる経緯が書かれていました。それを頼りにネット調査をすると、
ボイド・カントナックのオーナー、ルシアン・ギュイメ(Lucien Guillemet)氏と、
大手ネゴシアン、メゾン・ブーイのパトリック・ブーイ(Patrick Bouey)氏がタッグを組み、
お互いのノウハウを投入して生み出されたワインなんだそうです。

Maison Boueyの公式サイトがこれ

正式名称は「Famille Bouey Vignobles & Châteaux」となっており、
自社でいくつもシャトーを所有してるようです。実質ここで作ってるのかな?

海外サイトの情報でセパージュ他、少し判明しました。
・メルロー 80%
・カベフラ 10%
・カベソー 10%
樹齢が平均35年のまあまあの古木からです。
樽熟は不明ですが、価格レンジから言って樽が効いてることはないでしょう。
以上から、なんとなくやさしいフレッシュな飲み口が想像できます。


今日のはマルゴーではないのでシャトー訪問する意味はあまりないですが…。
Boyd01
ルシアン・ギュイメ(Lucien Guillemet)氏はシャトー・プージェも所有。
(Château Pougetはメドック格付け第4級。1906年取得。ルシアン氏で4代目。)
道を隔ててほぼ同じ場所にあるように思われますが、実質一体化してるようです。
レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンの関係みたいなもんでしょうね。

マルゴー全体を俯瞰して位置を確認。黄色い四角のところです。
Boyd02
マルゴー格付けシャトーを全部入れるため右下が北になってるのでご注意を。
ジロンド川は下部分、左から右に流れています。

とは言っても、今日のワインはAOCボルドーです。
おそらく生産を委託されているメゾン・ブーイの所有シャトーを見てみますが、
各地あちこちにあって、どこの畑からなのかはまったく見当もつきません。
Bordeaux_map
とりあえず、寄せ集めで作ったボルドー全部入り地図を貼っておきます。


エチケット平面化画像。
IMG_1578
裏ラベルは少し破れてますが、剥がすのに苦労しました。

なんせ、こんな感じにインポーターシールがベッタリでしたから。
IMG_1576
ワインの素性を知る大切な情報を隠すのは大きな罪だと私は思います。
せめて剥がしやすいシールにしておいてほしいです。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1677
コルクはなんと専用デザインですね。

平面化するとこうです。
IMG_1673
一応ミレジムも入ってますね。

Alc.13%。
ガーネット。
IMG_1674

黒ベリー、うっすらコルク臭?
あまり果実香は多くありません。
アタックで酸味はけっこう来てる気がしましたが、
味自体は…ちょっと驚きました。
ボルドーの平均以上のレベルに来てる気がします。
嫌味がなく「なんかウメェ〜」と素直に思ってしまいました。
喉越しにはタンニンが軽く乗って余韻にかけていい感じだし。

重みはないんですが、確実にうまい。
なんじゃこりゃ?これは偉いワインかも…です。


*****


Château Boyd-Cantenac & Maison Bouey
Boyd Bordeaux (by Boyd-Cantenac ) 2016
RRWポイント 91点