ドメーヌ・コカール・ロワゾン・フルーロという長い名前の作り手です。
どうやって入手してストックしてあったのか、とんと記憶がありません。
ジュヴレ・シャンベルタン村名ですから、あえて狙って買ってないと思います。
おそらくワインくじの中当たりみたいなやつじゃないかと調べてみますが、
それでもなさそう。(笑)1万円コースのようですが、開けちゃいましょう。


IMG_1777
調べると、元々はモレ・サン・ドニ村のコカール(Coquard)家と、
フラジェ・エシェゾー村のロワゾン(Loison)家の結婚によって誕生し、
5世代続いているドメーヌだそうです。
1982年のレイモン・コカール(Raymon Coquard)の引退後、
相続による畑の分割を避けるため、レイモンの2人の娘、姉シルヴィアンヌ・
フルーロ(Sylviane Fleurot)と妹マリーズ・コラルド(Maryse Collardot)が、
シルヴィアンヌの夫ジェラール・フルーロ(Gerard Fleurot)と3人で、
ドメーヌを法人組織化。はい、ここからがオチです。3つの家族の名前を取り、
ドメーヌ名をコカール・ロワゾン・フルーロにしたというわけです。

エシェゾー、グラン・エシェゾー他、名だたるグランクリュを所有し、
DRCとも並び称される優良ドメーヌらしいんですが、最近までフランス国内中心で、
国外に紹介されることがなかったため知る人ぞ知る作り手なんだそうで。

そういうことで(か知りませんが)、公式ページは…やはり、ありません。
ブルゴーニュ専門のインポーターが紹介するページがありました。

ここによると、マーケ担当のクレア・フルーロ(Claire Fleurot)さんと、
ワインメーカーのトーマス・コラルド(Thomas Collardot)さんの二人が中心に、
良質なワインを世界に広める活躍をしてるんだそうです。

そのサイトから写真を拝借。この二人のことでしょう。ええ感じの丸顔。(笑)
Coquard01

ネット情報でわかったことを書いておきます。
収穫は全て手摘み。低温マセレーション後に100%除梗。
オープン・トップのステンレス・タンクで自然酵母のみで発酵。
ピジャージュとルモンタージュは1日1回実施。発酵期間は12~15日間。
その後、アリエ産ミディアム・ローストのバリック(新樽率40%)に移し、
マロラクティック発酵とシュール・リーの状態で18ヶ月の熟成とのこと。 


フラジェ・エシェゾー村の市街地にあるドメーヌ訪問。
村のノートルダム教会や役所のすぐ近くです。まあ、小さい集落ですからね。
Coquard02
ここの醸造所とセラーの施設は1987年に建てたそうです。


上記のインポーターサイトには所有畑の地図がありますが、グランクリュのみで、
この地図のように、今日のジュヴレ・シャンベルタン村名はどこだかわかりません。
GV
この地図によるとシャルム・シャンベルタンに畑を所有していますね。
他にも以下のようにそうそうたるグラン・クリュを所有しています。

・Grands Echézeaux(0.18ha) 
・Echézeaux(1.29ha)
・Clos de Vougeot(0.64ha)
・Clos de la Roche(1.17ha)
・Clos Saint Denis(0.17ha)
・Charmes Chambertin(0.32ha)

これ以外に、
・Vosne Romanée プルミエ・クリュと村名(1.68ha)
・Chambolle Musigny 村名(0.8ha)
・Gevrey Chambertin 村名(0.21ha)
もあるということです。

この地図でジュヴレ・シャンベルタン村名対象地域を見てみましょう。
Gevrey01
村名は国道D974号線の東側までかなり広範囲なのがわかります。

最後に位置関係を見ておきましょう。まずフラジェ・エシェゾー村を確認。
Gevrey02
変な形ですね。ヴォーヌ・ロマネとヴージョに首根っこをつかまれたようです。
ジュヴレ・シャンベルタン(シャルム・シャンベルタン)からの距離感を知るため、
コート・ド・ニュイ中心部を1枚に収めています。


エチケット平面化画像。
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紋章にCLFと入ってますが、実際DRCのようにCLFと略されるようです。

裏ラベルはこれだけなので、別撮り。
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さあ、抜栓。
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コルクも平面化。
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ちゃんと横ミレジム入りです。

Alc.13%。
ルビー。若干のクリア感がありますね。
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フランボワーズ、アメリカンチェリーのジャム。
濡れた木の樽香にスパイス感も。
辛口アタック。
穏やかな酸はまだ生き生きした印象を与えてます。
程よい複雑味は村名らしい貫禄を感じます。
喉越しから余韻で酸が蘇ってきて、
フィニッシュを果実味と軽やかさで締める感じです。

なかなかではありますが、びっくりするほどではなかったです。
結構なお値段なんですが...。


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Domaine Coquard Loison-Fleurot
Gevrey-Chambertin 2013
RRWポイント 90点