南イタリアのバローロとも言われるタウラージDOCGです。
以前、Beneventano IGTのアリアニコをいただいたVesevoのタウラージ。
レベルの高い作り手と思います。タウラージも過去飲んだのはどれもおいしく、
Vesevo+タウラージという組み合わせは最強じゃないかと期待が高まります。


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タウラージDOCGは、1970年DOCとして制定、1993年にDOCGに昇格。
アリアニコを85%以上使うのが規定。15%は何を混ぜてもいいのが?ですが。(笑)
熟成は3年。内1年は木樽を使用します。上級のリゼルバも設定されていて、
こちらは4年、内木樽で1.5年と、気の遠くなるような熟成期間です。(笑)


Vesevoはイタリアのワイナリー大手ファルネーゼ傘下でしたね。
ファルネーゼとカンパーニア州の生産者が2000年に共同経営で設立しました。
近くのヴェスヴィオ火山(Vesuvio)のラテン語名を名前にしています。
よって、ワイナリー&ワイン情報はファルネーゼ公式ページ内にあります。

木樽での熟成を規定より長い16ヶ月やってるそうです。
インポーター(稲葉)のサイトにもこの作り手の情報はあります。


恒例の訪問ですが、前回ワイナリー訪問しようとしたときも発見できませんでした。
公式サイトに住所も地図も載ってるんですが、どうも不正確な情報のようです。
仕方がないので、タウラージDOCGと共に凡その位置を示すのみにしておきます。
Vesevo01
カンパニア州都ナポリの東、アヴェリーノ地方。標高は400mから500mと高め。
ヴェスヴィオ火山が近くにありますね。

これはネットで拾ったアリアニコ品種のDOC/DOCG地図なんですが、
なんとななくタウラージの位置がおかしいです。少し南にずれてるような。
よく見ると拡大地図は斜めに切り取ってありますね。気をつけないと。
Vesevo02
FianoGrecoなど白のDOCGも書いてあるのは位置関係がわかり助かりますが。
また、アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ(Aglianico del Vulture)はDOCGではありません。
2010年にDOCGに昇格したのは「Aglianico del Vulture Superiore」です。
共にカンパニア州ではなくバジリカータ州(土踏まずの部分)になります。


ラベル平面化画像。
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裏ラベルには、伊・英語両方で、VesevoがVesuvio火山の古い名前だとか、
火山の噴火によってミネラル豊富な土壌の恩恵があるとか書かれています。


さあ、抜栓です。
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シンプルに「TAURASI」とだけ書かれています。

コルクを平面化しても「TAURASI」だけでした。
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5年耐用のDIAM5を採用。長熟タイプですからね。

Alc.14%。
濃い濃いガーネット。粘性の涙がはっきりしてます。
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黒ベリー、カシス、ブラックチェリー、リコリス。
ヌルッと樽香もきます。
辛口アタック。
深み・厚み・構造感…。
タウラージ の深淵に入ったような満足感がある味です。
乾いたような味わいはアリアニコの個性ですね。
過去に飲んだアリアニコとも共通の特徴です。
この感じ、嫌いじゃないです。
喉越しで霞のような酸を感じますが、
これはこれで重々しくさせなくていいです。
余韻からフィニッシュでタンニンの収斂性も楽しめます。

やはりタウラージにハズレなしって気がします。
バローロとは別モノですが、バローロより好きかも。


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Vesevo
Taurasi DOCG 2012
RRWポイント 94点