1921年に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノです。
現当主エンリコ・スカヴィーノ氏は、かつて「バローロ・ボーイズ」といわれた、
モダンバローロの造り手ということで、その革新的な醸造で評価も高いそうです。
最近は無名の(伝統的な?)バローロ、バルバレスコばかりいただいてましたが、
上等なのも試しておかないとですので、こういうのもいただきます。(笑)


IMG_2013
まず最初はブリッコ・アンブロージオ。いくつも畑違いのバローロが出ていて、
この畑は2001年に購入とのことで比較的新しいやつということになりますが、
すでに評価は高いようですね。パーカーおじさん、92点です。


公式ページはさすがにモダン。(笑)

データシートまであるんですが、醸造に関する情報がありません。
2001年に購入した畑で、2002年の初ヴィンテージ時に雹の被害を受けなかった、
ラッキーな畑だとかなんとか。そんなことどうでもいいんですけど…。
ネット情報では、
・ネッビオーロ 100%
ステンレスタンクで発酵、フレンチオークのバリックにて12ヶ月熟成後、
同じく仏産の大樽にて12ヶ月熟成。更に12ヶ月ステンレスタンクにて熟成。
そして6~7ヶ月ボトルで寝かせて瓶詰めし、リリースだそうで。
バローロDOCGの規定、合計38ヶ月の熟成、内木樽で18ヶ月は当然クリアです。


作り手訪問。
バローロDOCG地域のほぼ真ん中にあるカスティリオーネ・ファッレット
(Castiglione Falletto)というコミューンにあります。
Paolo01
バローロでいち早くロータリーファーメンター(回転式発酵槽)を導入した
パオロ・スカヴィーノですから、設備投資や改築もかなりやってるようで、
敷地や建屋の規模が大きいです。


バローロDOCGの対象エリア、コミューンの地図に位置を書き込みました。
PSMC


公式ページに所有畑の位置の地図がありました。(ありがたい。)
バローロ域内に合計30haもの銘醸畑を所有しています。
PSM
今日のブリッコ・アンブロージオの場所と現地写真をインポーズしました。
結構北の端、ロッディというコミューンにある畑です。


ラベル平面化画像。縦長~。
IMG_2018
750mlで6,444本、マグナムで211本と生産量が書かれていますね。


さあ、抜栓。
IMG_2019

Alc.14.5%。
透け感あるガーネット。エッジ、オレンジっぽい。
IMG_2022

黒ベリー。
香りは強くなく、藁のような乾いた香り。
酸のしっかり乗った辛口アタック。
味は滋味のある厚みを感じます。
タンニンは、こなれてない収斂性がパレットに張り付く感じです。
余韻で酸が帰ってこないのはいいんですが、
ちょっとこの酸味をどう評価するかですね。
無名の伝統的なバローロに慣れすぎたかな?(笑)


*****


Paolo Scavino
Barolo DOCG
Bricco Ambrogio 2014
RRWポイント 88点