1921年に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノです。
現当主エンリコ・スカヴィーノ氏は、かつて「バローロ・ボーイズ」といわれた、
モダンバローロの造り手ということで、その革新的な醸造で評価も高いそうです。
最近は無名の(伝統的な?)バローロ、バルバレスコばかりいただいてましたが、
上等なのも試しておかないとですので、こういうのもいただきます。(笑)


IMG_2014
「ちょっといいバローロも試しておこう(その2)」カンヌビになります。
畑違いでいくつもバローロが出ていて、昨日のブリッコ・アンブロージオより上等。
といっても、バローロ・リゼルヴァのトップキュヴェがまだ上にありますが。
(Rocche dell’Annunziataと言って、これはかなりお高いです。)
このカンヌビはバローロ村にあり、1946年植樹という歴史あるところで、
樹齢70年超の老木からは低収量となり、いい塩梅で個性が出るんだそうです。
パーカーおじさん、94+点です。何気に昨日より良さそうです。(笑)


公式ページはさすがにモダン。(笑)

データシートまであるんですが、醸造に関する情報がありません。
ネット情報でブリッコ・アンブロージオはこんなでした。おそらくほぼ同じだと。
・ネッビオーロ 100%
ステンレスタンクで発酵、フレンチオークのバリックにて12ヶ月熟成後、
同じく仏産の大樽にて12ヶ月熟成。更に12ヶ月ステンレスタンクにて熟成。
そして6~7ヶ月ボトルで寝かせて瓶詰めし、リリースだそうで。
バローロDOCGの規定、合計38ヶ月の熟成、内木樽で18ヶ月は当然クリアです。


作り手訪問。
バローロDOCG地域のほぼ真ん中にあるカスティリオーネ・ファッレット
(Castiglione Falletto)というコミューンにあります。
Paolo01
バローロでいち早くロータリーファーメンター(回転式発酵槽)を導入した
パオロ・スカヴィーノですから、設備投資や改築もかなりやってるようで、
敷地や建屋の規模が大きいです。


バローロDOCGの対象エリア、コミューンの地図に位置を書き込みました。
PSMC


公式ページに所有畑の位置の地図があります。(ありがたい。)
バローロ域内に合計30haもの銘醸畑を所有しています。
PSM
今日のカンヌビの場所と現地写真もインポーズしてみました。いい感じ。
パオロ・スカヴィーノの場所も印してますが、カンヌビまで車で3分。
歩いても30分というような距離です。


ラベル平面化画像。
PaoloScavino0A
やはり生産本数が書いてます。5リットルボトルも5本作ったんですね。


さあ、抜栓。
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Alc.14%。
透け感のあるガーネット。
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黒ベリー、ブラックチェリー、鞣し革、佃煮。
やはりこれも酸を感じる辛口アタック。
重々しくない中程度の厚みのある味。
タンニンは穏やかに見えて喉に結構な収斂性が来ます。
苦味と黒糖感をかすかに感じるのは複雑味とも言えるでしょう。
余韻にも酸は残ります。
が、果実味のフレッシュさと思えばそれほど嫌味でもない。

う~ん、昨日のブリッコ・アンブロージオよりも若干上かな。
でも、やっぱり酸味は気になります。


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Paolo Scavino
Barolo DOCG
Cannubi 2015
RRWポイント 89点