サン・ロマンってどうでしょう。オーセイ・デュレスより更に山手にあって、
標高も300~400mとブルゴーニュの村名AOCでは一番冷涼になるようです。
だからかどうかわかりませんが、コート・ドールで1級畑がない村名AOCは、
マルサネとショレ・レ・ボーヌとこのサン・ロマンの3つだけだそうです。
しかし、冷涼でもおいしいピノができるのはドイツなんかで証明済み。
2015年は当たり年だし、テンション上げてお試しといきましょう。(笑)


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作り手はドメーヌ・ビヤールのジェローム・ビヤールさん(Jérôme Billard)。
サン・ロマンではなく、ラ・ロシュポ(La Rochepot)という村にあります。
サントーバンの隣ですからそんなに遠くではなく、そこでサントーバンはじめ、
コート・ド・ボーヌ各地に計12.5haの畑を所有しています。


公式ページはFLASHの古いタイプ。使いにくく見にくいです。(笑)

フランス語のみなのも仕方ないですね。
・ピノ・ノワール 100%
ブルゴーニュの伝統的な手法を実践しているそうで、
100%完全除梗、自然酵母使用、発酵中は足によるピジャージュ、
熟成は新樽率20%のオーク樽で15ヶ月だそうです。


ラ・ロシュポのドメーヌ訪問。ほんとに小さい集落です。
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町外れにラ・ロシュポ城(Château de La Rochepot)という立派な城あり。


さあ、今日のワインの「La Perrière」なるサン・ロマンの畑を確認します。
St-Romain01
ありました。しかし綴りがちょっと違う...。まあ、気にしない。(笑)

Google Mapにドメーヌと畑の場所を書き込み、位置関係を把握します。
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オーセイ・デュレス、サントーバン、モンテリ、ムルソーの位置関係も。
このあたりはAOCが横に並んでいないのでややこしいですね。


ストビューで畑に降り立ってみましょう。際々まで行けました。
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山へ続く起伏もあって、確かに標高がそこそこありそうですね。
サン・ロマン、いい雰囲気です。1級畑なしでも、さすが村名AOCの貫禄。
ちなみにAOC認定されたのは1947年のことです。


マキコレワインのサイトにジェロームさんのこんな言葉が書いています。
「ビオの畑はウサギが来て芽を食べてしまうので困っているが、
農薬をふんだんに使って、ウサギも口にしないような木から出来るブドウで
自分のワインを造るよりは、少々食べられる方が安心だ。」ですって。

このドメーヌのfacebookを覗いてみると、そんなウサギの写真がありました。
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こんな写真撮るんだ(笑)。息子との畑仕事の動画とかあって何かと面白いです。


エチケット平面化画像。
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シンプル。

裏ラベルなく、インポーターシールのみ。
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さて、抜栓。
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キャップ、コルク、まあ汎用品です。

コルク平面化。
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ミレジムが横に打ってあるタイプ。これはエライ。

Alc.13%。
薄い透き通ったルビー。エッジはちょっとオレンジ。
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この透明感で完全除梗なのか~。やはり冷涼気候が影響してる?

フランボワーズ、鉛筆の芯。
極々微かにブレタノマイセスかと思ったけど、
佃煮香の類の熟成香でしょう。
辛口アタック。
厚みは控えめながら複雑味があっていい感じ。
酸、タンニンが絶妙なタイミングとバランスで余韻に導入します。

うまい。ぼくがブルゴーニュに求める、
新世界の普通にうまいピノ・ノワールにはない、
「繊細なうまさ」ですよ。


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Domaine Billard Père et Fils
Saint-Romain
La Perrière 2015
RRWポイント 94点