テキストブック(教科書)なるナパのカベソーをいただきます。
変わったネーミングですが、ラベルもなんとなく教科書の表紙風です。
ナパ・ヴァレーの教科書、つまりお手本のようなワインを作ってるんだとか。


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ワイン業界で経験豊富なペイ夫妻(Jonathan & Susan Pey)が2004年に設立。
アメリカじゃ最近多いそうですが、このワイナリーはワイナリーがありません。(笑)
ブドウを持ち込んでワイン造りの設備(プレス、醸造、熟成、瓶詰め)を借りる、
いわゆるカスタム・クラッシュ(Custom Crush)でワインを作っています。
これなら、少々の資金があれば買いブドウでワインが作れますね。うふふ。


公式ページは立派です。しかし畑は出てきますが、ワイナリーは出てきません。(笑)

さすが「教科書」。詳しいデータシートをヴィンテージごとに完備です。
・カベソー 94%
・メルロー 9%
新樽率30%のフレンチオーク樽で16ヶ月の熟成です。
手摘み収穫、選果もマニュアル。各工程での糖度(Brix値)も示しています。
発酵終了時のBrix値は5%だそうです。


さあ、ワイナリー訪問と行きたいところですが、ワイナリーはありません。
畑はオークヴィル他にあるようですが、自社畑かあやしいですね。契約畑かも。
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なので、試飲会なんか畑の真ん中でやるようです。(笑)(facebookより)


トップレンジのオークヴィルの畑の場所が公式ページに示されてましたので、
例によってGoogle Mapにストビュー写真をインポーズして見てみましょう。
Napa_Valley01
Oakvilleの中のVyborny VineyardとHolmes Vineyardという2ヶ所ですが、
公式ページでは「所有畑」とははっきり書いてませんね。(笑)
「長年の経験から栽培農家に行き着いた」とあるので契約農家なんでしょうね。
しかし、オーパスワンはじめすごいワイナリーがひしめくオークヴィルです。
畑の素性は間違いないと思われます。

ただし、
今日のワインはNapa Valley AVA。右上の地図のナパ・ヴァレー各地からです。(笑)
これらも当然契約畑なんだと思われます。


ラベル平面化画像。
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表も裏も教科書っぽいデザインで、紙も凹凸のある上等な感じ。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクはワイナリー名入りでカッコいいです。

コルク平面化。
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Alc.13.3%。さすが、細かい。
濃いインキーなガーネット。
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ブラックベリー、湿った樹皮、スギ、スパイス。
果実香は少ないですが貫禄あるノーズ。
果実味の酸が乗った辛口アタック。
香りはいいのにな〜なんて思っていると、
酸と思ったのが、甘みに変わってきました。
複雑味、構造感はしっかりとしてるんですが、
ナパにありがちな「甘み」が出過ぎてますね。
「果実味」と、いいように取るのは簡単ですが、
ここは厳しく評価しましょう。

そう思うと、余韻でも甘さが気になって、
結構lingeringなfinishなのにあまり楽しめないです。
う~ん、これが「教科書」では困りますね。

発酵終了時のBrix値5%は間違ってません?(笑)


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Textbook Vineyards
Cabernet Sauvignon 2017
Napa Valley
RRWポイント 87点