シャトー・トゥール・レオニャンの赤です。リカマンでちょっと安くゲット。
昔から店頭ではよく見かけていたんですが、グラーヴの格付けシャトー、
シャトー・カルボニューのセカンドであることに気づいたのは最近です。(笑)
Château Carbonnieuxと小さく書いてますが、全然違うデザインだもんな~。


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シャトー・カルボニューのファーストラベルは2011年を以前試しています。
パーカーおじさんと同じ90点を付けましたが、なぜか手放しで最高とはいかずでした。

シャトー・カルボニューは13世紀からの長い歴史があるところで、
1953年のグラーヴの格付けで赤・白両方が格付けされているように、
過去よりもっぱら素晴らしい白を作ることで知られていたそうです。
その先入観もあってか、前回の赤は試す前に少々ハードル上がってたのかも。

実際世間も赤は白より評価低めだそうですが、1956年にペラン家の所有となり、
赤の品質向上にも力を入れてるとのことで、今は生産の半分が赤になってます。
さて、今日のセカンド2016年赤はいかに?(笑)


公式ページはしっかりしたものです。歴史も創世期から詳しく書いてます。

データシートはちょっと探しますが、セカンドもちゃんとあります。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
樹齢12年以下(平均8年)の若木からのブドウがセカンドになります。
熟成は新樽率30~40%のオーク樽で12ヶ月。悪くないと思います。


シャトー・カルボニューはグラーヴ地区でも最大規模のシャトーです。
前にも訪問してますが、今回改めてしっかり訪れてみました。(笑)
Carbonnieux01
中庭にも入りました。(笑)周囲の畑含め、規模・貫禄なかなかですね。

恒例のグラーヴ格付けシャトー地図。すでにカルボニューは記入済み。
(グラーヴについては試したシャトーに丸印を追記していってます。)
Carbonnieux02
この地図はだいたいAOCペサック・レオニャンの範囲をカバーしてますが、
シャトー・カルボニューはペサックではなくレオニャンの町にあるわけですね。

以下に、グラーヴ格付けシャトーの一覧を記します。
1953年に最初の格付けが行われ、1959年に修正、全16シャトーが認定されています。

<赤>のみ:7シャトー
・シャトー・オー・ブリオン(Ch. Haut-Brion)<Pessac>[メドック第1級]
・シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(Ch. La Mission-Haut-Brion)<Talence>
・シャトー・パプ・クレマン(Ch. Pape-Clément)<Pessac>
・シャトー・ド・フューザル(Ch. de Fieuzal)<Léognan>
・シャトー・スミス・オー・ラフィット(Ch. Smith-Haut-Lafite)<Martillac>
・シャトー・オー・バイィ(Ch. Haut-Bailly)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン(Ch. La Tour-Haut-Brion)<Talence>
 (※2005年にラ・ミッション・オー・ブリオンに統合)

<赤・白>両方:6シャトー
・ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(Domaine de Chevalier)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・マルティヤック(Ch. Latour-Martillac)<Martillac>
・シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール(Ch. Malartic-Lagravière)<Léognan>
・シャトー・カルボニュー(Ch. Carbonnieux)<Léognan>
・シャトー・ブスコー(Ch. Bouscaut)<Cadaujac>
・シャトー・オリヴィエ(Ch. Olivier)<Léognan>

<白>のみ:3シャトー
・シャトー・クーアン(Ch. Couhins)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・クーアン・リュルトン(Ch. Couhins-Lurton)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン(Ch. Laville-Haut-Brion)<Talence>
 (※2009年からラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランとしてリリース)

メドックのように等級はありません。
しかし、メドック第1級のシャトー・オー・ブリオンは別格でしょうし、
赤・白両方で認定されたシャトーのほうが格上という考えもありそうです。


公式ページに畑の地図があったので、ページソースからJPGを抜きました。(笑)
(普通にクリックしても展開しないようになってますが、元の画像は特大でした。)
Carbonnieux03
区画ごとの品種がわかり貴重な情報ですが、いかんせん画像が大きすぎます。

ということで、この畑の地図をGoogle Mapに転記してみました。(笑)
Carbonnieux05
手間がかかりますがリアル・マップはやはり雰囲気が違いますね~。(笑)
グラーヴ地区でも最大規模のシャトーというのも実感が湧いてきます。

で、驚いたんで書き込んでしまいましたが、カルメネールの区画を発見!
ボルドーではちょこっとカルメネールを植えてるところが時々あります。
セパージュとして使わないのに何で栽培してるんでしょうね?


気になるので、そのカルメネールの区画に行ってみました。
Carbonnieux04
実は最新の画像(2018年)では植え替えられていて、今は小さな苗木です。
この写真はストビューの時を戻して、2008年のものを表示させました。
植え替えた新しい苗木もカルメネールなのかもしれませんが、真相は不明…。


エチケット平面化画像。
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もっとカルボニューを前面に押し出した方がいいような気がするんですが…。
データシートをよく読むと、1956年にペラン家が買収する際、隣接してあった、
シャトー・トゥール・レオニャンという別のシャトーも合わせて取得したそうで、
それが今ではセカンドラベルになっているんだそうです。合点がいきました。


さあ、抜栓。
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コルクは横にミレジム入ってますよ。

コルク平面化しておきましょう。
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DIAM5採用。飲み頃は5年内だそうですから、ちょうどいいわけですね。

Alc.13.5%。(pH:3.64、Brix:6.5)
濃いガーネット。涙ははっきりしません。
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ブラックベリー、ブラックチェリー、スパイス。
濡れた木の樽香あり。
辛口アタック。
程よい酸が若さアピールしながら導入してくれます。
シナモンっぽい風味がプッとしました。
収斂性が心地いいシルキーなタンニンが絡むんですが、
ストラクチャーはしっかり主張して貫禄あります。
「理解しやすい」うまさとでもいいましょうか。
そのいいバランスを保ちながら、余韻も十分な伸びがあります。

セカンドとはいうものの、なかなかの好印象。
前に飲んだファーストの2011年よりずっといいです。


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Château Carbonnieux
Château Tour Léognan 2016
Pessac-Léognan
RRWポイント 93点