東欧ルーマニアのピノ・ノワールをいただきますよ。
以前もリアルワインガイド誌旨安大賞のルーマニアのピノを試しましたが、
何とも言えない味が肌に合わなかったのか、あえなく撃沈いたしました。(笑)
そういう意味では今日のワインはそのリベンジとも言えます。


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ブドゥレアスカは、以前試したアンティノリがルーマニアに展開する、
Viile Metamorfosisと同じD.O.C. Dealu Mareという生産地域にあります。
2006年創業と新しいですが、275haの所有畑は地域で最大規模であり、
メタモルフォシスと並ぶ代表的な生産者だそうです。

ルーマニアといえば、チャウシェスク共産党独裁政権が倒れたのが1989年で、
EUに加盟したのも2007年ですから、まだまだこれからの新興の地域ですね。


公式ページはなかなかモダンな感じ。ワイン情報もPDFですが完備。

「Vine in Flames」というシリーズは海外向け専用ブランドだそうです。
・ピノ・ノワール 100%
除梗あり、破砕なしでピノ・ノワールの果実味を出すそうです。
熟成については触れられていません。樽はないんでしょうね。


首都ブカレストから北へ車で1.5時間ほどにブドゥレアスカはあります。
きれいな新しい建物があるはずですが、あれれ、建設中ですね。
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ワイナリー/セラーは2013年完成だそうです。その頃の写真てことですね。

ちょっと広域すぎますが、ヨーロッパ地図にブドゥレアスカの場所を示します。
ブドゥレアスカの周辺がD.O.C. Dealu MareというDOC(原産地統制呼称)です。
DOC=Denumire de Origine Controlata。実はルーマニア語はラテン語系。)
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「ルーマニアのボルドー」なんて紹介もありますが、ボルドーとほぼ同じ緯度です。
北緯45度付近ということになります。


ラベル平面化画像。
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裏には、Vine in Flames(炎の中のブドウの木)の名前のいわれが書かれてます。
その昔、ルーマニアがまだダキアと呼ばれていた頃、ルーマニアのワインは、
その質の良さからすでに有名だったそうで、諸外国の侵略に悩まされていた、
ダキア王ブレビスタは、ブドウ畑が敵の手に渡らぬよう火を放ったという伝説です。
う~ん、それはそれで解決策なんだろうか?(笑)

しかし、そんな大切なメッセージをインポーターシールは丸隠しでした。
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テイスティング・ノートやサーブ温度、URLやコンタクトなども隠れてました。
困りますね~。


さあ、抜栓。
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ネックにはQRコードとホログラムシールがあります。上等ワインっぽいです。

ホログラム認証システムにアクセスするとワイン情報のサイトにつながります。

作り手の詳細もあり優れもの。樽を使っていないのもここで判明しました。

コルク平面化。
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5年耐用のDIAM5。コルク横にはワイナリーのトレードマークのおっさん。

Alc.14%。(pH:3.70、Brix:7.2)
クリアな透明感のルビー。
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ラズベリー、ダークチェリー。
ライトな佃煮香。(笑)
「赤ベリー、赤ベリー」していない香りです。
辛口アタック。
複雑味あるエキゾチックな味わいあり。
酸がごく穏やかなのは好印象です。
ただ、ハツラツさは希薄で、落ち着いた静かな味わい。
これで2018年、樽も使ってないとは不思議な感じ。
余韻では苦味様の後味が残ります。

総じて合格点。独特な味は楽しいです。
一応、リベンジは成功かな?


*****


Budureasca
Vine in Flames
Pinot Noir Dry 2018
D.O.C. Dealu Mare
RRWポイント 90点