リカマンのセールで買っておいたナパですが、トゥーミーのメルローです。
元は1万円近くするので「偉くない」ですが、シルバー・オークの設立だそう。
シルバー・オーク(Silver Oak Cellars)は、アメリカのワインショップでも、
結構いいお値段でオーパワンなんかと並んで鎮座していた記憶があります。
そこの作るワインですから、なるほど別ブランドとは言えお高い訳です。(笑)


IMG_3006
レイモンド・トゥーミー・ダンカン(Raymond Twomey Duncan)さんと、
ジャスティン・メイヤーさんが共同でナパのオークヴィルの土地を購入し、
1972年にシルバー・オーク(Silver Oak Cellars)をスタートさせます。
シルバー・オークの名前は、SilveradoとOakvilleという付近の地名の合成です。
カベルネ・ソーヴィニヨンとアメリカンオーク樽による熟成に拘ったワインで、
高い評価を得、現在ではナパを代表する作り手となっています。

レイモンドさんはカベソー以外の品種を追求するために、トゥーミーを設立。
ここはご自身の名前から「Twomey」をつけたわけですね。1999年のことです。
今日のメルローを始め、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランを手掛けます。


公式ページは、ワイン情報のヴィンテージ毎のデータシート完備。畑情報もしっかり。
アメリカあるあるの「ワイン情報がショップ兼用」でないのがありがたいです。
 
トゥーミーのメルローのワインメーカーは元ペトリュスというダニエル・バロンさん。
あのドミナスの立ち上げにも携わっているというすごいお方。
その上、同じくペトリュスで醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエさん
(Jean‐Claude Berrouet)もコンサルとして2011年からトゥーミーのメルローを担当。
つまり今日の2013年もコンサルしたってことですね。おおっ。
ダメ押しに、トゥーミーのメルローはペトリュスと同じクローンを使っているんだそうで、
「ペトリュスの再来」とも言われるのもうなずけます。ゴイゴイスーなワインでした。

そのメルローはシルバー・オーク創業当初からの畑でもある、Soda Canyon Ranchから。
・メルロー 80%
・カベフラ 15%
・プチヴェルド 5%
ペトリュスはほとんどメルローで、カベフラが5%程度ですから、ちょっと違います。(笑)
新樽率32%で13ヶ月の熟成です。
新樽以外は、1年落ち:31%、2年落ち:18%、ステンレスタンク:19%、だそうで、
フレッシュ感出すために一部樽熟しないそうです。樽のみの新樽率は40%になりますね。


オークヴィルのシルバー・オークからはちょっと北へ上がりますが、
カリストガ(Calistoga)という町にトゥーミー・セラーズはあります。
twomey00
ナパヴァレーに最初に立ち上げた拠点がここです。

実はトゥーミーはナパ以外にも拠点があり畑も各地に点在しています。
twomey03
カリフォルニアのセントラルコーストはいいとして、なんとオレゴンにも。

今日のメルローの畑、Soda Canyon Ranchもちゃんと地図付きで紹介。
twomey01
これでGoogle Map訪問できますが、それよりいい写真や動画が上がっています。(笑)

とは言うものの、畑とワイナリーの位置関係は見ておきましょう。
twomey02
結構離れてます。シルバー・オークからだとそうでもないんですが、
カリストガのトゥーミーからだと車で30分ってところでしょうか。

いつものナパ・全ワイナリーマップをTwomeyに印をつけて貼っておきます。
twomey021
ナパだけでもアホほどワイナリーがありますね。

これも公式ページから。今日のメルローの写真じゃないかと思います。
twomey05
今日のワインの紹介ページに載っていた写真なので。これがペトリュスのブドウ…。


ラベル平面化画像ですが、ラベルはなくボトルに直接印刷されています。
ロバモンのマエストロと同じ金ピカ印刷の反射のため平面化撮影がうまく効きません。
IMG_2996K
仕方がないので、表ラベルはネットで拾った画像を改造して作ってます。

インポーターはJALUX。
IMG_2995
控えめなシールが遠慮気味に貼ってました。エライ。


さあ、抜栓。
IMG_3003
キャップシールに「T」のエンボス。カッコよし。

コルク平面化はこんな感じ。
IMG_3004
シンプル。ヴィンテージくらい打ってほしかったです。

Alc.14.6%。(pH:3.68、Brix:7.0)
ガーネット。エッジに熟成の色合いを感じます。
涙は粘性少なめで、非常に細かいものがたくさん並びます。
IMG_3005

黒ベリー、スパイス、濡れた古い木の熟成樽香。
辛口アタック。
熟成からくる圧倒的な深み・厚みあり。
緻密なキメのストラクチャーを感じます。
タンニンはこなれ、シルキーな舌触りは繊細そのもの。
余韻は苦味様のうまみが乗って、これでもかと続きます。

ペトリュスのブドウで、ペトリュスの作り手が作る。
コンサルのジャン・クロード・ベルエさんへのオーダーは、
絶対「ペトリュスみたいなの作って!」に違いありません。(笑)
これはもうナパのペトリュスなんでしょうね。
ペトリュスは飲んだことないけれど…。(笑)


*****


Twomey Cellars
Merlot 2013 Napa Valley
RRWポイント 95点