これまたリカマンの店頭で何気なく(笑)買ったフィサン村名。
聞いたことない作り手ですが、1級畑もあるフィサンの村名は狙い目です。
ブルゴーニュは全体にお高めですが、これは村名ながらそこそこお手頃。
こういうのでおいしいのを見つけるのが楽しいわけです。


IMG_3016
エルヴェ・シャルロパンさんが1985年に父から約5haの畑を引き継ぎます。
1990年には自分の名前でドメーヌ・エルヴェ・シャルロパンとしましたが、
1997年まではバルク売りを続けていたといいます。
ドメーヌはマルサネ・ラ・コートにあり、畑はマルサネとフィサンのみ。
(赤だけでなくマルサネ・ブラン、マルサネ・ロゼ、アリゴテもやってます。)
しかし、その品質は確かだったんでしょうか、1997年元詰めを始めて以来、
コスパがいいと引く手あまたらしく、人気急上昇中とか。
単に販売先を掴んでいなかったということでしょう。今ではフランスで20%、
ヨーロッパ内で40%、日本とカナダに40%を販売しているそうです。


やはり、そんな気がしたんですが、公式ページというものがないようです。
残念。仕方がないので、インポーターの紹介ページを貼っておきます。

・ピノ・ノワール 100%
平均樹齢43年のVVだそうで、海外サイトではビオディナミと書いてますが、
少なくともリュット・レゾネ(減農薬農法)はやっているようです。
ステンレスタンクで主発酵後、オークの大樽にてマロラクティック発酵するそう。
樽熟は新樽率30%で12ヶ月となかなかです。


マルサネ・ラ・コートにあるドメーヌ訪問。
CharlopinHerve00
小規模生産者にしては、なかなか立派なお家ですよ。

さて、AOCマルサネの地図にドメーヌの位置を書き込みます。
Marsannay
AOC Marsannayは、Marsannay-la-Côteだけではなく、Couchey(クーシェ)、
Chenôve(シュノーヴ)に渡っています。一番ディジョンに近い村名AOC。
1987年にAOCブルゴーニュ・マルサネから、AOCマルサネと村名AOCに昇格し、
赤・白・ロゼ3種類のワインが村名AOCに認定されています。

おっと、今日のワインはフィサン(Fixin)でしたね。
フィサンは、村としてはクーシェとブロション(Brochon)に挟まれてますが、
AOC的にはマルサネとジュヴレ・シャンベルタンの間ということになります。
Fixin
もっともブロションは集落の北側はジュヴレ・シャンベルタンではなく、
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(Côte de Nuits-Villages)になります。
一応これも村名AOCです。
またフィサン村名もコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを名乗れるようです。
まあ、フィサンの畑単独ならAOCフィサンを名乗るんでしょうけど。

公式ページもないので、ネットをつぶさに調べましたが、今日のワイン、
フィサンのどこの畑からか全然わかりませんでした。
なので、畑訪問はできませんが、Google Mapでこの辺りを一望します。
CharlopinHerve02
村名、フィサン1級など示してますので分布を俯瞰してみましょう。
県道122号線をグラン・クリュ街道といいます。ディジョンの町を出発し、
ジュヴレ・シャンベルタンに向かうこの辺りが一番雰囲気が盛り上がります。


エチケット平面化画像。
IMG_3009
裏ラベルはなし。インポーターラベルのみ。

ネットで拾った画像ですが、こんな風に貼ってるようです。
seal


さあ、抜栓。
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キャップの「B」マーク、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)のですね。

コルク平面化。
IMG_3011
これも汎用品ですが、横にミレジムが打ってあるのが偉いです。

Alc.13.5%。(pH:3.47、Brix:6.5)
しっかりルビー。
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フランボワーズ、チェリー。
かすかにミントっぽさと茎っぽさあり。
フルーティな香り多めですね。
辛口アタック。
控えめな酸は理想的です。
味わいは深みを感じ、素直にうまいと思います。
喉越しから余韻に複雑な苦味が加わって、
満足のフィニッシュへ。

なるほど。コスパがいいと人気出るのもわかりますね。
有名な作り手のいい畑でなくても結構楽しめます。
これだからブルゴーニュはおもしろい。


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Domaine Hervé Charlopin
Fixin 2018
RRWポイント 92点