メドック格付け第3級、マルゴーはラバルド村のシャトー・ジスクールです。
過去、セカンドのLa Sirène de Giscours、サードのLe Haut-Médic de Giscours
フォース(?)のPetite Sirèneを試してるので、今日のファーストでフルコンプです。
あと、Le Rosé de Giscoursというロゼも出してるようですが…。(笑)


IMG_3102
シャトー・ジスクールの歴史は古く、1330年代まで遡れるようですが、
ワイン作りでは1552年に最初の記述があるそうです。いずれにしても十分古い。
オランダ人のエリック・アルバダ・イェルヘルスマ(Eric Albada Jelgersma )
氏がオーナーなのですが、この人、シャトー・ジスクールを1995年に取得、
3年後の1998年にシャトー・デュ・テルトルも取得し、両方のオーナーです。
オランダでスーパーマーケットチェーンを持つ実業家で資金は潤沢そうですが、
ネット記事を見ていると、2018年に79歳で亡くなられたそうです。合掌…。


公式ページはカッコいいんですが、ワイン情報は薄いです。

ミレジム毎の情報はなく、作付け比率のみでセパージュが不明。
まあ、裏ラベルにセパージュの記述があったのでセーフですが。
・カベソー 60%
・メルロー 32%
・カベフラ 5%
・プチヴェルド 2%
新樽率100%とするインポーター情報もありましたが、本家サイトでは、
新樽率50%、1年落ち50%のフレンチオーク樽で15~18ヶ月となってます。

この2015年のパーカーおじさんの評価は、2016年の先行試飲で94-96点をつけ、
最終的に94+点としたようです。なかなかなもんですね。


さて、何度目かのシャトー訪問。AOCマルゴー南側のラバルド村です。
Giscours01
マルゴー村やカントナック村と違い、他シャトーと混み合ってないので、
周りは全部自社畑のようで、敷地面積合計は300ha以上あるそうです。
畑は、AOCマルゴーに94ha、オー・メドックに60haを所有しています。
ボルドーの格付けシャトーの中では広さは群を抜いているようです。

シャトーから結構離れた敷地の入り口には立派な門がありました。
Giscours03
Google Mapに上がっていた写真ですが、そんな門のひとつなんでしょう。
きれいな写真です。気に入ったので貼っておきます。


新たにGoogle Map上に描いた「マルゴーまるごと地図」を見てみましょう。
Giscours02
ちゃんと上が北になっていて、マルゴーの全格付けシャトーを記入してます。
例によって、AOC Margauxの計21シャトーを以下に列記しておきます。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリューレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

こうして見ると、最近マルゴーばかり飲んでいることに気づきます。


エチケット平面化画像。
IMG_3093
「王冠に人魚」はシャトー・ジスクールのシンボルマークです。
「Sirène」はセカンドの名前にもあるように「人魚」の意味です。

インポーターシールが隠してるのはほぼバーコードなんですが、
非常に質の悪いシールで、うまく剥がせませんでした。チキショー!


さて、抜栓。
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キャップシール、コルクともシンボルの人魚・王冠が入ってます。

コルク平面化。
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ミレジムもちゃんと横にも入ってます。

Alc.14%。(pH:3.74、Brix:6.8)
濃いガーネット。粘性ありますが涙の形ははっきりしません。
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黒ベリー、ブラックチェリー、チョコ、ドライフルーツ。
濡れた木の樽香も感じます。
辛口アタック。
しっかり果実味が息づきながら、
圧倒的な凝縮感と骨格あり。
タンニンはあくまでなめらかかつシルキーで、
重くなりがちな味の固まりを舌の上で滑らせてくれます。
余韻の導入へ向けて、確かなバランスで準備が整っていきます。
その際、心地いい収斂性も喉に発見。
そのままフィニッシュまで長く楽しめました。

いい。とてもいいんだけど、なんとなく96点以上はつけられない。
う~ん、パーカーおじさんは、94-96点とか、94+点とか、
いいとこ突くよな~。(笑)


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Château Giscours 2015
RRWポイント 96点