漫画「神の雫」で持ち上げられて、ちょっといいワイン風情のモン・ペラ。
残念ながら以前モン・ペラを試した時は、あまりいい評価ができませんでした。
なのに、今日はモン・ペラと同じ作り手デスパーニュのワインをまた試します。
どうせワインくじのハズレかなんかでしょうと思われた方、大正解です。(笑)


IMG_3210
デスパーニュの公式サイトによると、フラッグシップはモン・ペラではなく、
このシャトー・トゥール・ド・ミランボーの方だそうですね。

そもそも1769年から代々ワイン作りをしてきたデスパーニュ家の創業の地に、
Tour de Mirambeau(ミランボーの塔)があるそうで、まさに創業のシンボル。
エチケットのイラストでわかるように「塔」というような建物ではなくて、
元は風車小屋だったそうです。そこが家族の当初の住居だったようです。
で、ワインは名付けてシャトー・トゥール・ド・ミランボー。なるほど…です。


公式ページは、シンプルながら動画が出てきてカッコいいです。
日本でのモン・ペラの成功があるからか、日本語表示できます。(笑)
ただ個々のワイン情報が薄い。困ったのでインポーター(モトックス)情報から。

・メルロー 70%
・カベフラ 20%
・カベソー 10%
醗酵はステンレスタンク。熟成は80%をステンレスタンクにて12ヶ月、
残り20%をフレンチオーク樽(1~2年落ち)にて6ヶ月。
申し訳程度のかなり軽めの樽ですね。


アントル・ドゥ・メール(Entre-Deux-Mers)にあるデスパーニュ訪問。
Despagne01
創業の地はローザン(Rauzan)という町で、ここもその町外れですが、
Tour de Mirambeau(ミランボーの塔)のある場所なのかはわかりませんでした。
インポーズしたミランボーの塔の写真は公式ページから。現存はするようです。


アントル・ドゥ・メール中心にボルドーを俯瞰して、位置関係を確認します。
Despagne02
サンテミリオン他ボルドー右岸銘醸地のドルドーニュ川を挟んだ反対側ですね。
ドルドーニュ川とガロンヌ川に挟まれたところがアントル・ドゥ・メール
(Entre-Deux-Mers)です。かのジャンシス・ロビンソンはデスパーニュをして、
「アントル・ドゥ・メールのスーパースター」と評したそうですね。

今日のワインはAOCボルドーですが、アントル・ドゥ・メールを名乗るのは、
辛口白のみですからややこしいです。以下のボルドーまとめをご参考ください。
Bordeaux_map
デスパーニュはアントル・ドゥ・メールの各地にシャトーを持っており、
合計300haにもなります。ただ白でも全部AOCボルドーとして出しているようです。


エチケット平面化画像。
IMG_2694
イラストを見る限りミランボーの塔は畑の真ん中にポツンとあるようです。
少なくともシャトーっぽくはない(笑)。しかしどこにあるんでしょうね。


さて、抜栓です。
IMG_3207
キャップシール、コルク、デスパーニュのマーク入りです。
コルク横もマークの刻印があります。なのにミレジムはどこにもなし。

Alc.13.5%。(pH:3.82、Brix:6.0)
濃いガーネット。
IMG_3209

カシス、ダークチェリー、スパイス…。
樽っ気はないですね。
あっさり?
というか、水くさい辛口アタックです。
味の厚みは弱いんですが、
心地よい収斂性のタンニンと、
フルボディのアルコール感がそれを補ってくれます。
傑出した感ゼロなんですが(笑)、
最低限のバランスは守っており、何とか楽しめるというレベルです。

う~ん、驚かせてほしかったですね。
結局これもモン・ペラと同じような評価になってしまいました。
(笑)


*****


Despagne
Château Tour de Mirambeau
Bordeaux 2015
RRWポイント 84点