以前、Devil's Cornerというタスマニアのピノを試して、おいしくて驚いたのですが、
それはタスマニアを代表するTamer Ridgeというワイナリーのデイリーレンジでした。
そうなると、その本家はいかほどの味かと興味が湧きますよね。
というわけで、今日は満を持してそのテイマー・リッジをいただこうと思います。


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1994年創業のテイマー・リッジは、ピノ・ノワール作りに一家言あるようです。
「我々はワイン・メーカーである前に、ピノ・ノワール・メーカーである。」
このように公式サイトで訴えています。
「パーフェクトなピノ・ノワールを作るには、シドニー・ノーランが50%と、
アインシュタインが50%必要。」なんてことも書いてます。
シドニー・ノーランはオーストラリアを代表する画家・芸術家ですので、
ピノ・ノワール作りには「芸術」と「科学」が絶妙なバランスで必要ということが、
彼らの言いたいことなんでしょうね。とにかくすごい自信です。(笑)


公式ページはシンプルかつ大手っぽくよく出来ています。
ヴィクトリア州の大手生産者ブラウン・ブラザーズ傘下になってることもわかります。

ピノ・ノワールには上にリザーブやシングル・ブロックなどのラインナップがあり、
今日の素ピノは一番下のレンジのようですね。
・ピノ・ノワール 100%
樽熟は総量の20%のみで、新樽、2~3年落ち樽の混合で10~12ヶ月のようです。
デヴィルズ・コーナーは樽なしでしたから、ちょっとお手間入りという感じです。


テイマー・リッジはタスマニア島の北側、その名もテイマー川河畔にあります。
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ここはセラー・ドアということで訪問可能のようです。ここから川までの間、
テイマー・リッジのものかわかりませんが、ブドウ畑が広がっています。


タスマニアを含むオーストラリア地図上で位置を確認しておきましょう。
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Tamer Ridge、Devil's Corner間は車で2時間。タスマニア、結構大きいです。
オーストラリア最南端の産地ですが、南半球なので最冷涼地域ってことですね。


ラベル平面化画像。
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裏までぐるっと一枚タイプ。熟成がフレンチオークで9ヶ月となってます。あれれ?
インポーターシールは縦貼りで重ねずOKです。読みにくいけど…。


さあ、抜栓ならぬスクリュー回転。
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キャップのはエンボスで「TR」と入っています。

Alc.13.0%。(pH:3.63、Brix:6.3)
しっかりしたルビー。
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ラズベリー。海苔の佃煮風味からの茎っぽさ。
辛口アタック。
酸は若干前に出てくるんですが、
それほどきつくなく、フレッシュ感に貢献しています。
味わいのバランスはいいんですが、少々薄めか弱い感じがします。
喉越しから余韻で苦味様の味が加わり、複雑味を増していきます。
でも、フィニッシュでやっぱりあっさり目な印象で終わるんですよね。
レベルは十分高いんですが、少々期待が先行しましたかね~。

デヴィルズ・コーナーは派生ブランドながら、
独自の個性を確立している気がします。
なので親元のテイマー・リッジとは言え、
デヴィルズ・コーナーからマイナス1点しておきます。



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Tamer Ridge
Pinot Noir 2017
Tasmania
RRWポイント 92点