不定期ではありますが、本日は「日本カルメネール振興協会」の活動日となっております(笑)。日本で入手可能なカルメネールも限られているので、なかなか目新しいものに出会いません。今日もお馴染みのビニャ・タラパカとなりました。いつもは「グラン・レセルバ」をいただいてますが、今日は少しランクが落ちて、ただの「レセルバ」です。どこまで落としてもおいしくカルメネールが味わえるのかということも課題の一つですので確認しておきましょう。

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1874年にイスラ・デ・マイポ(Isla de Maipo)に創業のチリワインの老舗です。2008年からサン・ペドロと共にVSPTワイン・グループを形成し、グループとしてコンチャイトロに次ぐチリ二番目のワイン輸出企業となっています。VSPTはおそらく「Viña San Pedro y Tarapacá」の略ですね。サン・ペドロもタラパカも安定のうまさがありますから、この組み合わせは最強です。

公式ページはよく出来ていて情報豊富です。
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今日のワイン、D.O. Valle Central(Central Valley)となっており、グラン・レセルバが D.O. Valle del Maipo(Maipo Valley)でしたから、ランクが落ちて広域になっているようです。
・カルメネール 100%
マイポ以外からのカルメネールも使いながらもオーク樽で6ヶ月熟成と、一定のレベルは確保していそうです。


何度も見ていますが、ビニャ・タラパカを訪問。ラベルのイラストにもなっているこの屋敷は庭園と共に1927年に建てられています。トスカーナ様式だそうで、タラパカのシンボルですね。
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敷地、建物の全体の規模は結構あります。また、まわりを丘陵に囲まれた盆地全体が所有畑になっています。D.O. Maipo Valley の場合はここからになります。

ビニャ・タラパカは場所がイスラ・デ・マイポ(Isla de Maipo)ということで、デ・マルティーノ(Viña De Martino)のご近所です。その時の地図にビニャ・タラパカを追記しています。
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サンティアゴの市街やアンデス山脈の高峰が臨めるマイポ川沿いの広大な銘醸地。壮観であります。

とは言うものの今日のワイン、D.O. Valle Central(Central Valley)の広域です。
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セントラル・ヴァレーはこの首都州(Región Metropolitana)のマイポ以南、リベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)のラペル(コルチャグア+カチャポアル)、マウレ州(Región del Maule)のクリコー、マウレにまで渡ります。

こちらがマウレ州のDOを書き込んだ地図になります。上下2枚でながめて下さい。
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右にインポーズしたチリの産地全体がわかる地図の「Central Valley Region」で全体像をご確認ください。マウレ州からのカルメネールを使っているかはわかりませんが、首都州を超えてラペルからのブドウを混ぜたらもうマイポは名乗れないですからね。おそらくそんな感じなんでしょう。


ラベル平面化画像。
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このレセルバ、「グラン・タラパカ」という名前ですが、最新ヴィンテージでは、ただの「タラパカ」になっています。グラン・レセルバより下のレンジで「グラン」が付くとややこしかったんでしょう。

インポーターシールは裏ラベルを隠さずに控えめに貼ってありました。
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タラパカ専用サイトも用意してあり、偉いインポーターさんです。


さあ、抜栓。
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キャップシールにはシンボルマークがあしらってあります。

コルク平面化。
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チリの地図? まあ、汎用品です。

Alc.13%。(pH:4.45、Brix:7.2)
赤味強めの濃いガーネット。
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黒ベリー、カシス、青野菜かすかにモカも。
カルメネールらしい香りです。
辛口アタック。
シルキーなタンニンが薄いベールのように誘った先には、
果実味と厚みが両立するいい具合の味を発見します。
おいしいんですが、価格相応の軽さもあります。
バランスよく軽めに仕上げた「軽めネール」ということで…。


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Viña Tarapacá
Gran Tarapacá Carmenère Reserva 2017
RRWポイント 92点