このエチケットのデザイン、サン・ジュリアンの格付け2級ワインのシャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Château Ducru-Beaucaillou)に似てますよね。それもそのはず、このシャトー・ラランド・ボリー(Château Lalande-Borie)というのも同じボリー家の所有なんです。畑こそ違えど実体は同じワインだったんですが、2019年のヴィンテージからル・プティ・デュクリュ(Le Petit Ducru de Ducru-Beaucaillou)と改名、名実ともにシャトー・デュクリュ・ボーカイユの(サード)ワインになったそうです。今は無き名前となったラランド・ボリー、試しておきましょう。

300年の歴史を持ち、1855年のメドックの格付けでは第2級となったシャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Château Ducru-Beaucaillou)をボリー家が取得をしたのが1942年です。1970年にボリー家は同じサン・ジュリアンに30haの畑(内、18haはシャトー・ラグランジュの畑だったそうです。)を取得、シャトー・ラランド・ボリー(Château Lalande-Borie)の名前でリリースを始めます。
本家シャトー・デュクリュ・ボーカイユには、ラ・クロワ・ド・ボーカイユ(La Croix Ducru-Beaucaillou)というセカンドと、ル・プティ・カイユ(Le Petit Caillou)というサードワインがあったのですが、2019年ヴィンテージからエチケットデザインも一新、シャトー・ラランド・ボリーはル・プティ・デュクリュ(Le Petit Ducru)としてサードワインに統合されたようです。

以前の雰囲気を残しつつ、すべて八角形の縁のデザインで統一感が出ましたね。ラランド・ボリーのエチケットのショボい建物だったイラストはシャトー・デュクリュ・ボーカイユっぽいイラストに置き換わっています。
公式ページは、さすが2級シャトーといったカッコいいものです。
しかし、ラランド・ボリーの後継、ル・プティ・デュクリュの2019年からしかデータが載っていません。仕方がないのでネット情報から。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
新樽率30%(残りは1年落ち)のオーク樽で12ヶ月の熟成です。
サン・ジュリアンのシャトー・デュクリュ・ボーカイユを訪問しておきます。

立派なシャトーです。しかし、ラランド・ボリーのエチケットのショボい建物は見当たらず。どこなんでしょうね。
いつものサン・ジュリアン全体がわかる地図で位置関係を見ておきます。

エチケット平面化画像。

このころから、URLはシャトー・デュクリュ・ボーカイユの「www.chateau-ducru-beaucaillou.com」になってますね。
裏ラベル汚いですが、インポーターシールを剥がした跡です。インポーターはコルドンヴェール。写真はありません。
さあ、抜栓。

キャップシールも本家に見劣りしないエンボス入りです。
コルク平面化。

ミレジムはちゃんと横にも。「L B」はラランド・ボリーですね。瓶詰め後、ラベル貼付け前だと、こう書いておかないと他のワインと間違うからでしょう。同じ場所で瓶詰めしていたことが伺えます。


300年の歴史を持ち、1855年のメドックの格付けでは第2級となったシャトー・デュクリュ・ボーカイユ(Château Ducru-Beaucaillou)をボリー家が取得をしたのが1942年です。1970年にボリー家は同じサン・ジュリアンに30haの畑(内、18haはシャトー・ラグランジュの畑だったそうです。)を取得、シャトー・ラランド・ボリー(Château Lalande-Borie)の名前でリリースを始めます。
本家シャトー・デュクリュ・ボーカイユには、ラ・クロワ・ド・ボーカイユ(La Croix Ducru-Beaucaillou)というセカンドと、ル・プティ・カイユ(Le Petit Caillou)というサードワインがあったのですが、2019年ヴィンテージからエチケットデザインも一新、シャトー・ラランド・ボリーはル・プティ・デュクリュ(Le Petit Ducru)としてサードワインに統合されたようです。

以前の雰囲気を残しつつ、すべて八角形の縁のデザインで統一感が出ましたね。ラランド・ボリーのエチケットのショボい建物だったイラストはシャトー・デュクリュ・ボーカイユっぽいイラストに置き換わっています。
公式ページは、さすが2級シャトーといったカッコいいものです。
しかし、ラランド・ボリーの後継、ル・プティ・デュクリュの2019年からしかデータが載っていません。仕方がないのでネット情報から。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
新樽率30%(残りは1年落ち)のオーク樽で12ヶ月の熟成です。
サン・ジュリアンのシャトー・デュクリュ・ボーカイユを訪問しておきます。

立派なシャトーです。しかし、ラランド・ボリーのエチケットのショボい建物は見当たらず。どこなんでしょうね。
いつものサン・ジュリアン全体がわかる地図で位置関係を見ておきます。

AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
Château Talbot(タルボ)
Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。1級はないですが、ずいぶん2級が多いAOCですね。
エチケット平面化画像。

このころから、URLはシャトー・デュクリュ・ボーカイユの「www.chateau-ducru-beaucaillou.com」になってますね。
裏ラベル汚いですが、インポーターシールを剥がした跡です。インポーターはコルドンヴェール。写真はありません。
さあ、抜栓。

キャップシールも本家に見劣りしないエンボス入りです。
コルク平面化。

ミレジムはちゃんと横にも。「L B」はラランド・ボリーですね。瓶詰め後、ラベル貼付け前だと、こう書いておかないと他のワインと間違うからでしょう。同じ場所で瓶詰めしていたことが伺えます。
Alc.13%。(pH:4.48、Brix:6.9)
エッジ褐変気味の濃いガーネット。

黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
ヨーグルトか乳製品のような酸のニュアンス。
酸味が立つ辛口アタックです。
味の厚みは充分。
複雑味もあります。
最初の酸は喉越しから余韻まで残るんですが、
若々しいフレッシュネスと考えれば気にはならないかな。
パーカーおじさんは2014年に試飲して86点をつけています。
こっちは10年後の抜栓ですが、うん、そんな感じです。
こっちは10年後の抜栓ですが、うん、そんな感じです。
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Château Lalande-Borie 2011
Saint-Julien
Saint-Julien
RRWポイント | 89点 |
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