「わ、同じワイン持ってる!」って人が全国に何十人もいらっしゃると推察します。赤ワインくじのハズレですから(笑)。通常価格は6,000円とのことですから、そんなに悪いもんじゃないんでしょうが、ハズレ消費という後ろ向きのモチベーションなので、抜栓といってもいつものワクワク感がないのはちょっと悲しいかな。いえいえ、これでおいしけりゃワインの神様の一期一会の思し召しに感謝なのであります。

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シャトー・ル・ヴィルーはブライ・コート・ド・ボルドーのアペラシオンにありますが、かつてはカトリックの修道士が所有していたといい、歴史が1640年にまで遡ります。なんだかんだあって、2013年に現所有者のピエール・ジャン・ララケ(Pierre Jean Larraqué)さんが取得し、高品質なワインを産みだしてるそうです。実は前にシャトー・ヴェルヌーというメドックのワインを試していますが、そこもこのピエール・ジャン・ララケさんの所有。なかなかおいしかったです。と言うっか、これもワインくじのハズレだったのでした。(笑)


公式ページPierre Jean Larraqué のサイト内になります。

ワイン情報はしっかりしていて、データシートも完備。
・メルロー 90%
・カベフラ 10%
右岸らしいセパージュです。熟成は400Lの樽で24ヶ月です。


シャトー訪問。ブライの町から東へ車で15分ぐらいの所。
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ストビューで近寄れなかったので、公式ページの写真を拝借。


ブライ・コート・ド・ボルドーBlaye-Côtes de BordeauxAOC(2009年制定)は前にも見ていますが、Côtes de Bordeaux が後ろにつくAOCが他にもいくつかあって、これらは肩寄せ合って「コート・ド・ボルドー軍団」を組んでいます(笑)。その、コート・ド・ボルドー軍団の公式サイトはこれ。以下の地図に示された、コート・ド・ボルドー(Côtes de Bordeaux)と名の付くAOCの合同サイトです。
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それぞれ少々離れていますが、マイナーな産地が一緒になって、名前に「ボルドー」が入るようにした、マーケティングのための結びつきという感じですね。(笑)
なんとこの軍団には日本語サイトもあります。並々ならぬマーケティング努力を感じます。

AOC Blaye Côtes de Bordeaux 単独の公式サイトというもあります。


そこには、AOC対象地域と畑の分布のわかる地図がありました。
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INAOのサイトにも地図はなかったので、これは助かります。

これを例によってGoogle Mapに転記します。
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今日のシャトー・ル・ヴィルーの所在にも印をつけましたのでご確認を。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルにあるURLにはなぜか繋がりません。

インポーターシールは包み紙の上から貼ってました。
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さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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シンプルですがちゃんと横にミレジム入り。

Alc.15%。(pH:4.27、Brix:7.3)
濃い濃いガーネット。
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スギっぽい、きつめの樽香から来ました。
黒ベリー、ダークチェリー、スパイス、鉛筆の芯。
辛口アタック。
深み、厚み、しっかりしたストラクチャーです。
舌触りはシルキーなテクスチャーを感じます。
収斂性はかすかながら喉元を心地よくくすぐる感じ。
余韻も貫禄の続き方をしてくれます。
エッ? これは素晴らしい。傑出してますね。

ハズレだとか、ブライだとか偏見はいけませんね。
全国のこのワインをお持ちの方、安心してください。(笑)


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Château Le Virou
Sublimus 2016
Blaye-Côtes de Bordeaux
Pierre Jean Larraqué
RRWポイント 97点