日本カルメネール振興協会の活動日です。活動用に日頃からちょっといいカルメネールのバリエタルを探していますが、なかなか苦労しています。どの作り手もトップレンジにもカルメネールをラインナップしていたりするんですが、日本に入ってきてるのはお手頃ローレンジばかり。それもカベソーは入ってきていてもカルメネールだけなかったりします。まだまだ振興活動が足らないようですね(笑)。今日のコレは1000円台のとってもお手頃カルメネール。見慣れないブランドですが、「By TerraPura」となってます。

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インポーター、ヴィレッジ・セラーズの情報によると、このブランド、「ウンドラーガ・ファミリーのアルフォンソ・ウンドラーガと栽培醸造家であるホセ・ミゲル・オバルが2人のチリワイン産業界での経験を生かし、2006年に興したテラプラ(=ピュア・テロワールの意味)の後継ブランドです。」だそうです。
ここの情報によると、今日のカルメネールは、
・カルメネール 100%
フレンチオークで8~10ヶ月熟成となっています。

えっ、もうテラプラのブランドないんだと思ったら、こんな画像をネットで発見。
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どうやら、ほんとに「テラプラ → ナウエン」に変えちゃったようですね。

と思って、TerraPura の公式ページを探してみると、ブランドはいまだ健在です。

おまけに、Nahuen なんてかけらも載っていません。

裏ラベルに「8valleys」の製造とあり、「www.8valleyswines.com」のURLが載ってますが、こっちこそ、テラプラのことさえ載っていません。(笑)

う~ん、チリあるあるですが、メーカーの海外向けブランド戦略に翻弄されているようです。出荷先によってブランドを使い分けたり、別ブランド作ってみたりする方が、マーケティング的に非効率な気がするんですがね。


まあ、気を取り直してテラプラを訪問してみます。
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ストビュー(2015年のデータ)ではまだ存在していないので新しそうですね。これは公式ページの写真を拝借しました。パンアメリカンハイウェイ(チリハイウェイ)5号線沿い、レンゴとサン・フェルナンドの間です。

ラペル・ヴァレー(=コルチャグア+カチャポアル)の地図で場所(黄四角)を確認。
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ラペル・ヴァレーの範囲は、いわゆるリベルタドール・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O’Higgins)と重なるということです。


ラベル平面化画像。
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裏ラベルに熟成について書いてました。「フレンチオークに触れさせて10ヶ月」とのこと。出ました「オークチップ」ですね。樽なんてひと言も書いてません。「フレンチ」なのが救いでしょうか。(笑)


さあ、抜栓。
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コルチャグア・ヴァレーなんて書いてますが汎用品ですね。コルクはこの「Chile Premium Wines」が2回繰り返しなだけなので平面化はしません。

Alc.13.5%。(pH:4.47、Brix:7.3)
濃いガーネット。
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黒ベリー、アメリカンチェリー。
黒糖・チョコかすかにありカルメネールを感じます。
酸も感じる辛口アタック。
軽めの中心ながら立体感はありますね。
酸は弱めですが始終居座るのはちょっとしつこいな。
カルメネールらしさは充分出ているとは思います。


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8Valleys
Nahuen by Terrapura Gran Reserva Carmenere 2017
Colchagua Valley
RRWポイント 88点