メドック格付け第2級、ポイヤックのシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande)です。ファーストは随分前に試してますが、本日は家飲み、順当に(笑)セカンドをお試しです。その名を「伯爵夫人のリザーヴ(Réserve de la Comtesse)」といい、その伯爵夫人の肖像もラベルにあり、ファーストの「金」の装飾に対し「銀」でコーディネートされています。どちらかというと個人的にはこっちの方の雰囲気が好みです。(笑)

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もともとシャトー・ピション・ロングヴィル(Château Pichon Longueville)と呼ばれたこのシャトーの歴史は17世紀に遡りますが、1850年に当主ジョセフ・ドゥ・ピション・ロングヴィル男爵(Baron Joseph de Pichon Longueville)の死をきっかけに相続のため分割された結果として、Château Pichon Longueville Baron(Baron=男爵)と Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande(Comtesse de Lalande=ラランド伯爵夫人)に分かれることになります。1855年の格付け時にはすでに分割されていたわけですが、両方とも2級になって良かったですね。(笑)

シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドの方は、実際は3人の姉妹が相続しており、ワイン造りに一番関心を持っていた次女がラランド伯爵に嫁いだことで、シャトー名にコンテス・ド・ラランド(ラランド伯爵夫人)をつけるに至っています。
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エチケットにも肖像があしらわれていますが、このお方がラランド伯爵夫人なんでしょうかね。(画像はシャトーの公式インスタグラムから拝借)ずいぶんおきれいな方とお見受けします。(笑)

公式ページは工事中です。2年前にファーストを試した時も工事中でした。おいおい。

公式インスタグラムに誘導していますが、写真ばかりで知りたい情報が取れません。
仕方がないのでネット情報に頼ることになります。
・カベソー 43%
・メルロー 49%
・プチヴェルド 8%
もともとメルローの比率の高いシャトーですが、2011年のセカンドは若干ですがメルローがカベソーを逆転してしまっています。普通はファーストと同じくカベフラもブレンドされているんですが、2011年はそれもなしですね。
樽熟はたぶん新樽率40%のバリックで12ヶ月と思われます。
ちなみに、パーカーおじさんは今日のワインに87点をつけています。微妙ですね…。


シャトー訪問。ポイヤックはよく行ってますから(Google Mapで)もうお馴染みです。
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シャトー道路(県道D2号線)を隔てて斜め向かいが兄弟シャトーのピション・ロングヴィル・バロン。すぐ右隣がシャトー・ラトゥールの入り口です。

公式インスタグラムは写真ばかりで大した情報はないのですが、よくよく見るとシャトー所有畑の地図が載ってました。画像は6分割だったのでつなぎ合わせるのに難儀しましたがこれです。
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ジロンド川の方面にはほとんどなく(シャトー・ラトゥールなんでしょうね。)、やはり元は一つのシャトーということで、シャトー・ピション・バロンの背後に広がっています。

例によって、これをGoogle Map上に重ねてみます。やはり臨場感が違います。(笑)
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あれれ? 一部、サン・ジュリアンにはみ出てますよ。いいのかな?

地図には十字架のついた小屋のイラストがあったので探してみました。
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ありました。これですね。ちょうどこの小屋より向こうがポイヤックです。手前側も所有畑ですが、行政区分ではサン・ジュリアンになります。しかし、きれいな畑です。遠くにシャトーも見えます。

最後にいつもの地図でポイヤックの格付けシャトーをおさらいしておきましょう。
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ポイヤックは名だたる第1級が3つもあります。第2級は元シャトー・ピション・ロングヴィルの2つですね。ところが第3級がゼロで、第4級がデュアール・ミロンのみ。あとは第5級が12もあります。どれが3級か4級かとかで混乱しないので、ポイヤックは割と覚えやすいかもしれません。まとめておきます。上の地図で位置関係も確認しましょう。

<第1級>
・Ch. Lafite-Rothschild(ラフィット・ロートシルト)
・Ch. Mouton Rothschild(ムートン・ロートシルト)
・Ch. Latour(ラトゥール)
<第2級>
・Ch. Pichon-Longueville-Baron(ピション・ロングヴィル・バロン)
Ch. Pichon-Longueville-Comtesse-de-Lalande(ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)
<第3級>なし
<第4級>
・Ch. Duhart-Milon(デュアール・ミロン・ロートシルト)
<第5級>
・Ch. d’Armailhac(ダルマイヤック)
・Ch. Clerc-Milon(クレール・ミロン)
・Ch. Batailley(バタイエ)
・Ch. Haut-Batailley(オー・バタイエ)
・Ch. Haut-Bages-Libéral(オー・バージュ・リベラル)
・Ch. Croizet-Bages(クロワゼ・バージュ)
・Ch. Lynch-Bages(ランシュ・バージュ)
・Ch. Lynch-Moussas(ランシュ・ムーサ)
・Ch. Grand-Puy-Ducasse(グラン・ピュイ・デュカス)
・Ch. Grand-Puy-Lacoste(グラン・ピュイ・ラコスト)
・Ch. Pédesclaux(ペデスクロー)
・Ch. Pontet-Canet(ポンテ・カネ)
合計18シャトーです。


エチケット平面化画像。
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エチケットからはわかりませんが、シャトーは2007年に買収され、現在はあのシャンパーニュのルイ・ロデレール社長、フレデリック・ルゾーさんの所有になっています。


さあ、抜栓。
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キャップシールも銀!

コルク平面化。
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専用デザイン&横ミレジム。さすがです。

Alc.13%。(pH:4.60、Brix:7.3)
濃いガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー。
スギの樽香、黒鉛。
辛口アタック。
割と生き生きした酸は健在です。
そのせいか厚みは弱く感じます。
複雑味や繊細なテクスチャーはあるんですけどね。
弱いというより、上品という形容がいいかもしれません。
酸のおかげでしょうか、若干早めに余韻は退散。

十分おいしいんですが、重厚なポイヤックを期待すると少々肩透かしかも。
メルロー多めと無関係ではないと思うので、このシャトーの個性でしょうね。


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Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande
Réserve de la Comtesse 2011
Pauillac
RRWポイント 91点