ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC(Rosso Piceno Superiore DOC)。マルケ州のモンテプルチアーノ主体の赤のDOCです。アブルッツォ州モリーゼ州のモンテプルチアーノはよく飲んでますが(サイゼリアのワインがモリーゼのモンテプルチアーノです。笑)、マルケ州のものは初めてなので楽しみですね。ここはサンジョヴェーゼをブレンドするようです。

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作り手は、ロッソ・ピチェーノ DOC の中心地であるアスコリ・ピチェーノ(Ascoli Piceno)にある1984年創業の家族経営の「ヴェレノージ」です。パーカーおじさんやヒュー・ジョンソンさんも記事で触れ高評価をしている生産者のようです。
ヴェレノージ(Velenosi)はオーナー家の苗字なんですが、Veleno はイタリア語で「毒」の意味で、形容詞が Velenoso(有毒な)であり、「ヴェレノージ」は結局「有毒な人たち」という意味になってしまいます。(笑)

公式ページはトップページが全面動画で圧倒されます。少々使いにくいですが情報は十分。

ここの畑は一部アブルッツォ州にもまたがっており、多様なワインを作っているようです。
・モンテプルチアーノ 70%
・サンジョヴェーゼ 30%
というのが今日のワインのセパージュです。Rosso Piceno DOC の規定では、モンテプルチアーノは35~85%となっており、100%にはできません。また、サンジョヴェーゼは15~50%と、必ず15%は混ぜないといけないことになってます。
熟成は、新樽を使う上級キュヴェの1年落ちのバリックで18ヶ月間です。上級キュヴェとは、ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC(Rosso Piceno Superiore DOC)の「Roggio del Filare」とオッフィダ DOCG(Offida DOCG)の「Ludi」というワインです。

モンテプルチアーノについて若干触れておきます。当然イタリア原産。
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よく混同するのが、Vino Nobile di Montepulciano DOCG ですが、これはトスカーナのDOCGで、まさに Montepulciano という町(トスカーナ州シエナ県)のDOCGです。しかし、このDOCGはサンジョヴェーゼ(=Prugnolo Gentile)で作らないといけません。モンテプルチアーノ種はこの町の名前から来てるんですが、おかしな関係ですね。
ところで、ヴェレノージの公式ページにあった、自社で使ってるブドウ品種の解説ページがなかなかすごいです。白6品種、黒6品種、計12品種について独自の解説をしています。是非ご覧あれ。


作り手訪問。アスコリ・ピチェーノ(Ascoli Piceno)の市街のすぐ東側ですね。
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ブレッチャローロ(Brecciarolo)という地区で、今日のワインの名前になっています。きっとこの周辺の畑からなんでしょうね。

さあ、マルケ州をGoogle Mapで俯瞰して、今日の作り手の位置関係を見ましょう。
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アスコリ・ピチェーノの町は州の南端で、アブルッツォ州との州境も近いです。Rosso Piceno DOC の範囲も示していますが州の大半をカバーするかなりの広範囲です。ただし、今日のワインの Superiore(Rosso Piceno Superiore DOC)はサブゾーンになり、アスコリ・ピチェーノの町周辺のみ(地図にも示してます)となります。また、スペリオーレを名乗るには最低1年間の熟成が必要になります。今日のワインは18ヶ月なので軽々クリアしてますね。
ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC(Rosso Piceno Superiore DOC)の範囲なんですが、ほぼオッフィダ DOCG(Offida DOCG)と重なってます。オッフィダ DOCG は、モンテプルチアーノ主体(85%以上)の赤と、パッセリーナ(Passerina)、ペコリーノ(Pecorino)の白から成るDOCGで、同じようなDOC/DOCGが同一地域にあるという、イタリアらしいカオスを見せていますね。(笑)
ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ DOC は1968年からの歴史あるDOCですが、オッフィダ DOCG は2001年にDOCが出来、2011年にDOCGに昇格しています。なんか抜かされちゃった感がありますね。ちなみに今日の作り手は両方のワインをラインアップしています。かしこい?
おまけで言うと、オッフィダ DOCG が出来たとき、元々のオッフィダ DOC にあったスパークリングと甘口白は、テッレ・ディ・オッフィダ DOC(Terre di Offida DOC)に名称変更になってDOCのまま残っています。 

実は、アスコリ・ピチェーノの町は歴史地区の美しい町並みで有名な観光地です。
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このポポロ広場が特に有名で、世界一美しいと言われるヴェネチアのサンマルコ広場ともよく比較されるそうです。行ってみたいですね~。そしてそこでロッソ・ピチェーノのワインをいただく…。


ラベル平面化画像。
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ウサギがいていい感じです。が、公式ページを見るとウサギがいない新しいデザインに変わってるようです。残念です。


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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3回も繰り返しているこのイラスト、なんでしょうね? ポポロ広場?
コルクはDIAM5を採用ですね。

Alc.13.5%。(pH:4.58、Brix:8.0)
 濃いガーネット。
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カシス、プラム、チェリー。
辛口アタック。
かすかな酸は、平坦な風味に複雑味を与えています。
が、やっぱり奥行きは弱い感じがしますね。
モンテプルチアーノの個性という気もしますし、
しかし、ただのモンテプルチアーノのよりは上にも感じます。

サンジョヴェーゼも効いているかもしれませんね。
バランスはよく、楽しめるいいモンテプルチアーノということで。


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Velenosi
Rosso Piceno Superiore DOC
Brecciarolo 2017
RRWポイント 89点