以前、チョコレート・ムースなるIGPペイ・ドックのカベルネ・ソーヴィニヨンを試しましたが、今日のこれはそれのヴィオニエ・バージョンになります。その名も「ホワイト・チョコレート・ムース」。同じくカルディで売っていたものです。前回も思いましたが、この名前と味に因果関係はなさそうです。(笑)

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作り手は…表ラベルに「Les Producteurs Réunis à F34360 Cébazan」とあります。これはカベソー・バージョンと同じですね。前回も見た例の Union Caves Coopératives de Cébazan というワイン生産協同組合でしょう。

カルディのHPでは例によって情報ほとんどなし。

・ヴィオニエ 100%
くらいしかわかりません。しかし、表ラベルに「Vieilles Vignes」と「Oak Aged」の表記が堂々と書いてあります。何年からがヴィエイユ・ヴィーニュか不確かですし、オーク「樽」と書いてあるわけではないので、そこそこ古い木からのブドウにオークチップを漬けたやつって感じかもしれません。

例の協同組合にもう一度行っておきます。
Moose01
サン・シニアン(Saint-Chinian)の近くのセバザン(Cébazan)という町にあります。結構モダンで規模も大きそう。AOC Saint-Chinian、AOC Minervois、そしてIGP Pays d'Ocを主力にやってるそうです。テイスティングもできる直売所もあるようです。

ラングドックの地図上に白い四角で場所を示しています。AOCサン・シニアンのところ。
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今日のヴィオニエがサン・シニアン産であっても、AOCサン・シニアンの白はグルナッシュ・ブランが主体(30%以上)なので、ヴィオニエ100%ですと必然的にIGPペイ・ドックという扱いになります。

ヴィオニエはフランス・北部ローヌのコンドリューの村が原産。今でこそかなり人気の高いヴィオニエですが、1990年代になって世界中で栽培されるようになるまでは絶滅危惧種(笑)でした。
Viognier
世界中に広まったヴィオニエですが、その昔の1968年は14haまで生産量も落ち絶滅寸前だったといいます。1985年頃でも32haしかなく、ほぼローヌのみでフランス外に出ていない品種でした。その後、評論家に注目され人気が高まり、1990年代になって世界中で栽培されるようになったそうです。
フランス以外では、アメリカとオーストラリアがかなり多いですね。その他は、アルゼンチン、チリに南アってところでしょうか。フランス国内は2018年のデータで6,740haもの栽培面積があり、さすが本国、世界でダントツ(世界の54%)のヴィオニエ生産国です。なるほど、ラングドックからも今日のようなこんなワインが出てくるわけです。


エチケット平面化画像。
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名前が長い分、実はカベソー・バージョンより横長。


さあ、抜栓。
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無印~。コルクもこれだけ。DIAM1なだけマシだと思われ。

Alc.13.5%。(pH:4.57、Brix:7.0)
蜜のようなゴールドイエロー。
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洋梨、花梨、黄桃。
辛口アタック。
味わって、クールな白い花の印象が出てきました。
南仏ですが、新世界の華やかな感じではなく、
落ち着いたまとまりがあって好感が持てます。
ミネラリ―とういうか、喉越しと余韻の苦味系の味わいもいいですね。
ヴィオニエらしさがはっきりあって楽しいです。グー。


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White Chocolate Moose
Viognier 2019
WWWポイント 79点



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