南アフリカのお手頃シュナン・ブランなんですが、作り手がボッシェンダル(Boschendal)とあります。昔ここのカベソーを試して、なかなか美味しかったのを覚えています。きっと値段に関わらず美味しいはずだと踏んでゲットしてみました。楽しみ、楽しみ。
ボッシェンダル(Boschendal)は創立1685年といいますから、300年以上の歴史があります。最初のオーナー、Jean le Longさんが宗教迫害でフランスから逃れてきて、オランダ東インド会社から喜望峰の土地をもらったのが始まりだそうです。当時の農地権利証書が1685年の日付なので間違いないそうです。当時オランダ東インド会社からもらった土地につけた名前が、Boschendal。オランダ語ではBossen-daal(=森と谷)だそうで、実際森のある山間にあるようです。
2005年からはTall HorseブランドでおなじみのDGB社(Douglas Green Bellingham)の所有になっていて、同社の看板ブランドになっています。
公式ページは写真もふんだんに使っていい感じですが、今日のワインが載ってません。
今日のワインの2015が賞を獲りましたなんて記事はあるんですがラインアップに載っていません。仕方がないのでインポーターの情報に頼ります。
・シュナン・ブラン 95%
・ヴィオニエ 5%
ロワールと違って南アフリカはよくシュナン・ブランにブレンドをしますね。南アフリカではシュナン・ブランをスティーン(Steen)というシノニムで呼ぶらしいですが、スティーンと表示してあるワインにまだ出会ったことがありません(笑)。
さあ、ボッシェンダルを訪問。ホテル・レストランもあって敷地は広大です。
この写真はセラードアのあるワイナリー本体と思われるところ。庭園のあるホテルやレストランは歩いて15分ほど離れています。
住所はフランシュフック(Franschhoek)なんですがパール(Paarl)との境界線にあります。
このフランシュフック(Franschhoek)の正確な地図で確認してやっとわかりますが、確かに道を隔ててパールになるところのこっち側(フランシュフック)にありますね。
パールとフランシュフックのキワキワにあるものですから、いつもの W.O. Western Cape の Google Map にボッシェンダルの所在を書き込もうとしましたが、うまくフランシュホックのエリアに入らないことが分かりました。つまり、今まで使っていた自作地図の境界線がいかにいい加減だったかとういうことです(笑)。
仕方がないので、これを機会に境界線が正確な新型地図を導入しました! どうです!
う~ん、元ネタの地図をインポーズしただけなので少し見にくいですかね(笑)。
重ねる前の地図はこんな感じです。見やすいですが、やはり空撮で見たいんですよね。
この地図は、SAWIS(SA Wine Industry Information and Systems)のサイトに最新で正確な地図がありまして、そこから拝借しています。
SAWIS(SA Wine Industry Information and Systems)のサイトの地図は、「Geographical Units」という大括りの南アフリカ全図から始まり、南アフリカの原産地呼称制度「W.O.(Wine of Origin)」が詳しくわかるような一連の地図が揃っています。
W.O. Western Cape は、いくつかの「Region(地域)」に分かれます。
「Coastal Region」と「Cape South Coast」は合わせて「Cape Coast」と呼ばれます。これは Overarching Region といって複数のリージョンにまたがるリージョンです。また、「Coastal Region」には「Cape West Coast」というサブリージョンがあるのがわかります。
(この地図のPDF版はここにあります。)
「Region」はさらに「District(地区)」に分類されます。
ここでお馴染みのステレンボッシュやパールなどが出てきます。これらはディストリクトということですね。今日の地図はこれをGoogle Mapに重ねています。
(この地図のPDF版はここにあります。)
「District」の下のレイヤーには「Ward(区画)」と呼ばれるエリアがあります。
ウォードはその域内産(100%)のワインなら、単独で W.O. が名乗れます。前に飲んだアタラクシアのシャルドネが、W.O.(Wine of Origin)ヘメル・アン・アールド・リッジ(Hemel-en-Aarde Ridge)とウォードを表示していました。
(この地図のPDF版はここにあります。)
「W.O. Western Cape」の「Region - District - Ward」の関係を表にまとめたのが以下になります。ディストリクト(District)に属さないウォード(Ward)も結構ありますね。
この情報は Wines of South Africa (WOSA) のサイトにあるPDFから拝借したもので、一応これが公式で最新の情報のようですね。変更点の例としては、Constantia が単独の District ではなくなり、Cape Town の中に含まれてしまったり、Cape Point(Cape Peninsula)が2017年に廃止されて、Cape Town と一体化したりしています。また、Tygerberg というのも同じく2017年に廃止されています。南アフリカに限らず、ワイン産地は生き物ですね。最新情報はどんどん変わっていきます。チェックを怠らないようにしないといけません(笑)。
ラベル平面化画像。
「The Pavillion in the Boschendal gardens」とあります。ボッシェンダルの庭園の中にこのイラストのようなパヴィリオン(キオスク)があるんでしょうか。ストビューで探しましたが見当たりませんでしたが。
インポーター三国ワインの裏ラベルはビチッと全面に貼ってあって下のオリジナルラベルが見えません。剥がすのもうまくいきませんでした。なんとか書いてある内容は救出しました。
ワイナリーのコメントやURLが隠れていました。三国ワインさん、反省してください。
さあ、スクリュー回転。
ネックにはお馴染みSAWIS(South African Wine Industry Information and Service)のシールサーチの情報につながるコードが貼られています。
ボッシェンダル(Boschendal)は創立1685年といいますから、300年以上の歴史があります。最初のオーナー、Jean le Longさんが宗教迫害でフランスから逃れてきて、オランダ東インド会社から喜望峰の土地をもらったのが始まりだそうです。当時の農地権利証書が1685年の日付なので間違いないそうです。当時オランダ東インド会社からもらった土地につけた名前が、Boschendal。オランダ語ではBossen-daal(=森と谷)だそうで、実際森のある山間にあるようです。
2005年からはTall HorseブランドでおなじみのDGB社(Douglas Green Bellingham)の所有になっていて、同社の看板ブランドになっています。
公式ページは写真もふんだんに使っていい感じですが、今日のワインが載ってません。
今日のワインの2015が賞を獲りましたなんて記事はあるんですがラインアップに載っていません。仕方がないのでインポーターの情報に頼ります。
・シュナン・ブラン 95%
・ヴィオニエ 5%
ロワールと違って南アフリカはよくシュナン・ブランにブレンドをしますね。南アフリカではシュナン・ブランをスティーン(Steen)というシノニムで呼ぶらしいですが、スティーンと表示してあるワインにまだ出会ったことがありません(笑)。
さあ、ボッシェンダルを訪問。ホテル・レストランもあって敷地は広大です。
この写真はセラードアのあるワイナリー本体と思われるところ。庭園のあるホテルやレストランは歩いて15分ほど離れています。
住所はフランシュフック(Franschhoek)なんですがパール(Paarl)との境界線にあります。
このフランシュフック(Franschhoek)の正確な地図で確認してやっとわかりますが、確かに道を隔ててパールになるところのこっち側(フランシュフック)にありますね。
パールとフランシュフックのキワキワにあるものですから、いつもの W.O. Western Cape の Google Map にボッシェンダルの所在を書き込もうとしましたが、うまくフランシュホックのエリアに入らないことが分かりました。つまり、今まで使っていた自作地図の境界線がいかにいい加減だったかとういうことです(笑)。
仕方がないので、これを機会に境界線が正確な新型地図を導入しました! どうです!
う~ん、元ネタの地図をインポーズしただけなので少し見にくいですかね(笑)。
重ねる前の地図はこんな感じです。見やすいですが、やはり空撮で見たいんですよね。
この地図は、SAWIS(SA Wine Industry Information and Systems)のサイトに最新で正確な地図がありまして、そこから拝借しています。
SAWIS(SA Wine Industry Information and Systems)のサイトの地図は、「Geographical Units」という大括りの南アフリカ全図から始まり、南アフリカの原産地呼称制度「W.O.(Wine of Origin)」が詳しくわかるような一連の地図が揃っています。
「Geographical Units」では、お馴染み「Western Cape」の位置づけがわかりますね。
(この地図のPDF版はここにあります。)W.O. Western Cape は、いくつかの「Region(地域)」に分かれます。
「Coastal Region」と「Cape South Coast」は合わせて「Cape Coast」と呼ばれます。これは Overarching Region といって複数のリージョンにまたがるリージョンです。また、「Coastal Region」には「Cape West Coast」というサブリージョンがあるのがわかります。
(この地図のPDF版はここにあります。)
「Region」はさらに「District(地区)」に分類されます。
ここでお馴染みのステレンボッシュやパールなどが出てきます。これらはディストリクトということですね。今日の地図はこれをGoogle Mapに重ねています。
(この地図のPDF版はここにあります。)
「District」の下のレイヤーには「Ward(区画)」と呼ばれるエリアがあります。
ウォードはその域内産(100%)のワインなら、単独で W.O. が名乗れます。前に飲んだアタラクシアのシャルドネが、W.O.(Wine of Origin)ヘメル・アン・アールド・リッジ(Hemel-en-Aarde Ridge)とウォードを表示していました。
(この地図のPDF版はここにあります。)
「W.O. Western Cape」の「Region - District - Ward」の関係を表にまとめたのが以下になります。ディストリクト(District)に属さないウォード(Ward)も結構ありますね。
Region | Subregion | District | Ward |
Cape South | - | Cape Agulhas | Elim |
Coast | Elgin | - | |
Lower Duivenhoks River | - | ||
Overberg | Elandskloof/Kaaimansgat | ||
Greyton | |||
Klein River | |||
Theewater | |||
Plettenberg Bay | - | ||
Swellendam | Buffeljags | ||
Malgas | |||
Stormsvlei | |||
Walker Bay | Bot River | ||
Hemel-en-Aarde Ridge | |||
Hemel-en-Aarde Valley | |||
Sunday’s Glen | |||
Springfontein Rim | |||
Stanford Foothills | |||
Upper Hemel-en-Aarde Valley | |||
- | Herbertsdale | ||
Napier | |||
Still Bay East | |||
Coastal | - | Cape Town | Constantia |
Region | Durbanville | ||
Hout Bay | |||
Philadelphia | |||
Cape West Coast | Darling | Groenekloof | |
- | Franschhoek / Franschhoek Valley | - | |
Cape West Coast | Lutzville Valley | Koekenaap | |
- | Paarl | Agter-Paarl | |
Simonsberg-Paarl | |||
Voor-Paardeberg | |||
Stellenbosch | Banghoek | ||
Bottelary | |||
Devon Valley | |||
Jonkershoek Valley | |||
Papegaaiberg | |||
Polkadraai Hills | |||
Simonsberg-Stellenbosch | |||
Vlottenburg | |||
Swartland | Malmesbury | ||
Paardeberg/Perdeberg | |||
Paardeberg South | |||
Piket-Bo-Berg | |||
Porseleinberg | |||
Riebeekberg | |||
Riebeeksrivier | |||
Cape West Coast | St Helena Bay | ||
- | Tulbagh | - | |
Wellington | Blouvlei | ||
Bovlei | |||
Groenberg | |||
Limietberg | |||
Mid-Berg River | |||
Cape West Coast | - | Bamboes Bay | |
Lamberts Bay | |||
Breede River | - | Breedekloof | Goudini |
Valley | Slanghoek | ||
Robertson | Agterkliphoogte | ||
Ashton | |||
Boesmansrivier | |||
Bonnievale | |||
Eilandia | |||
Goedemoed | |||
Goree | |||
Goudmyn | |||
Hoopsrivier | |||
Klaasvoogds | |||
Le Chasseur | |||
McGregor | |||
Vinkrivier | |||
Zandrivier | |||
Worcester | Hex River Valley | ||
Nuy | |||
Scherpenheuvel | |||
Stettyn | |||
Klein Karoo | - | Calitzdorp | Groenfontein |
Langeberg-Garcia | - | ||
- | Cango Valley | ||
Koo Plateau | |||
Montagu | |||
Outeniqua | |||
Tradouw | |||
Tradouw Highlands | |||
Upper Langkloof | |||
Olifants River | - | Citrusdal Mountain | Piekenierskloof |
Citrusdal Valley | - | ||
- | Spruitdrift | ||
Vredendal | |||
- | - | Ceres Plateau | Ceres |
Prince Albert | Kweekvallei | ||
Prince Albert Valley | |||
Swartberg | |||
- | Nieuwoudtville | ||
Cederberg | |||
Leipoldtville-Sandveld |
ラベル平面化画像。
「The Pavillion in the Boschendal gardens」とあります。ボッシェンダルの庭園の中にこのイラストのようなパヴィリオン(キオスク)があるんでしょうか。ストビューで探しましたが見当たりませんでしたが。
インポーター三国ワインの裏ラベルはビチッと全面に貼ってあって下のオリジナルラベルが見えません。剥がすのもうまくいきませんでした。なんとか書いてある内容は救出しました。
ワイナリーのコメントやURLが隠れていました。三国ワインさん、反省してください。
さあ、スクリュー回転。
ネックにはお馴染みSAWIS(South African Wine Industry Information and Service)のシールサーチの情報につながるコードが貼られています。
Alc.13%。
薄いレモンイエロー。
パイン。トロピカルフルーツバスケット。
うっすらと甘みたたえる辛口アタック。
抑えめの柑橘系とかすかな苦味が織りなす、
複雑な味わいが感じられます。
全体を通して程よい酸味がうまくバッキングして、
美味しゅういただけました。
やはりいい作り手だったようです。
やはりいい作り手だったようです。
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Boschendal
The Pavillion
Chenin Blanc 2021
W.O. Western Cape
The Pavillion
Chenin Blanc 2021
W.O. Western Cape
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