さて、昨日のロバート・モンダヴィのジンファンデルと飲み比べるのが、
イタリアのプリミティーヴォです。名前と育ちは違いますが同じ品種。
運命の再会、そして対決です。
(実はこの2本、いつものごとく同時抜栓しています。)

このプリミティーヴォ100%ワインはプーリア州で作られていますが、
いわゆるイタリアをブーツの形になぞらえた時のかかとの部分です。
DOCはラベルのごとく「Primitivo di Manduria」になります。
いろんな解説によると、プリミティーヴォとジンファンデルは、
同じ品種ながら作られるワインのタイプは全く違うとのこと。
ほんまかいな?ということで早速テイスティングです。


PuriaP


昨日のロバ・モンと比べると色味は同じくらい濃いです。
香りは違います。
カシスからのブラックベリーかと思いきやスパイス感まで出てきます。
すぐに樽香に気づきます。
ずーっと果実味が続くロバ・モンとは確かにぜんぜん違う予感。
口当たりは…甘い。ロバ・モンと同じ感じです。
タンニンしっかり存在、酸味は少なし。
うん、これはやはりジンファンデルです。妙にうれしい。
Alc.14%ですからボディー・凝縮感もしっかり出ています。
ごくわずかに微炭酸のような舌触りが気になりました。

結論、ふたつは同じ味の同じ品種です。(笑)
ワインとしての優劣をつけると、
ロバ・モンのほうが若干爽やか感あって飲みやすく、
ついついグラスが進みます。

ワイナリー(Poggio Le Volpi)公式サイト


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Poggio Le Volpi / Primitivo di Manduria 2015
RRWポイント 85点